老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

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9月3日のコロナ関連記事

2021-09-04 10:32:33 | 社会問題
○シンガポール:専門家会議の提言(60才以上と免疫不全者向けに三回目のワクチン接種)をもとに、Kung保健相が抗体免疫の弱体化する前にブースター接種を開始すると発表。最終接種日から6~9カ月経過した60才以上の人へ投与ということで、今月初めから順々に行うことになるという。
○EUとAstraZeneca:ワクチン配送の件での論争に終止符。残余のワクチンの配送問題とブラッセルへの提訴問題に決着を見た。この決着のもとAstraZenecaは6000万回分を今月末までに、7500万回分を年末までに、6500万回分を2022年3月までに配送する事を約束している。
○EU:欧州医薬品庁(European Medicines Agency)の安全性委員会はデンマークで報告された17才の男子がPfizer-BioNTechワクチン接種後に稀に起こる炎症反応(Multisystem Inflammatory Syndrome:MIS多系統炎症性症候群)を示した件を調査中という。
 委員会は併せてJ&Jによる血管内血液凝固の件も調査すると言う。この後者の件は以前に同定された稀に起こる副反応とは明確に異なる問題という事を付け加えている。
○英国:政府から独立したワクチンの諮問機関が12才から15才を対象にするワクチン接種を全員に行う事を勧めないと勧告している。ワクチン接種による便益が非常に小さいということが理由であるという。
 ワクチン接種と免疫化問題の共同委員会(The Joint Committee On Vaccination&Immunization:JCVI)は、多くの国が若者への接種を始めている状況下、この問題を重視し始めている。
 JCVIの勧告をもとにEngland・Scotland・Wales・Northern Irelandの医療担当者は、政府の最終決断が為される前に更に情報を提供していくという。委員会は純粋に健康面の影響に焦点を当てているが、若者への接種の是非をより広い立場から考えてほしいと言っている。例えば子供への教育上の配慮の問題があると言う。
○ホーチミン市:ロックダウンで市民を家に留める政策をとっている市が、9月15日から経済の活性化を目指すことを検討しているという。ゼロコロナ戦略からウイルスと共生戦略への転換といえる。900万市民の町に段階的に規制制限の緩和を行いたいという。市民へのワクチン接種は年内に完了を目指している。
○英国:昨年の大会を中止していたCOP26会議をGlasgowで10月31日から11月12日までの予定で進めている英国が、ワクチンを大会参加者へ送っているという。来週中に届くように第1回目の分を、自国での接種が困難な大会参加者向けに送っていると言う。大会予定日までには第二回目接種も終えられるよう考えて進めている。
○パキスタン:Sindh州新規感染者1121人、死者12人。検査数19468人。陽性率5.8%。
○米国:アフリカ向けにCOVAXプログラム経由でワクチンを出荷。25万回分のModernaをコンゴ民主共和国へ。65.7万回分のModernaをウガンダへ。30.2万回分のJ&Jをギニアへ。そして3.51万回分のPfizer-BioNTechをセイシェルへ。
○トルコ:パキスタンからのワクチン接種済みの旅行者の隔離制限を撤廃。
○南ア:南アの保健大臣のPhaahla氏は、科学者らが5月に発見された変異株C.1.2が現段階では脅威になっていないと判断している、と発表。
○中国:世界のその他の国(The Rest Of The World:ROW)へ10億回分のワクチンを供給する予定という。習主席は8月に、今年中に20億回分のワクチンを供与すると声明していた。
○インド:政府は自国のBiologicalE社に対して子供と成人を対象にしたワクチンの中期の臨床試験を行うことを許可している。
○アイダホ:今週厳しいコロナのスリーポイントシュートがアイダホを襲った。緊急対応室利用者数・入院者数・ICU患者数の3つの数値が最高となるコロナのスリーポイントシュート。
 医療専門家は、保守色の強い州では9月の中旬ごろまでに毎週3万人の新規感染者を記録することになるだろうと言う。病院のベッド数の極度の不足と病院職員の不足、および国内最低レベルのワクチン接種率等を考えると、アイダホの医療提供者は絶望感を高めている。そして危機的医療基準に従う準備を進めている。この危機的医療基準は最も生存確率の高い患者に乏しい限られた医療資源を集中して与えていくということを意味する。
 【中等症状までは自助で自宅で隔離生活を強いられ、症状が急変して救急車を呼ぶことも出来ずに亡くなる人も多いと想像します。また救急車を呼ぶことが出来ても入院先が見つからずたらい回しにされているといいます。
 正にここに紹介の危機的医療基準が既に適用されているのが日本の現在地と思います。患者の全員に安心安全を保証できずに、実態としては命の選別が既に起こっているのでしょう。
 誰が何ゆえに危機的医療基準が適用されるまでに医療体制の整備と充実を放置してきたかを考えてみましょう。1年以上も準備する期間はあったのです。コロナパンデミックを甘く見ずに最悪の事態を想定していれば準備期間はたっぷりあったのです。オリンピックにかまけて市民国民の安全安心を蔑ろに放置してきたのは菅氏であり小池氏です。また菅氏の身近で意見も言えた筈の自民と公明の両党の議員らです。使える時間と資金とを無駄にしてきたのは彼らなのです。命の選別まで起こる状況を想像出来ずに放置してきた彼らなのです。
 我々市民はオリンピック開催のだいぶ前から中止・延期を訴え続けてきました。市民は先見性を持って提言はしてきていたのです。延期や中止の世論の高まりを無視し、そして命の選別の事態まで放置してきた彼らに対して、市民は本気で怒りましょう。そして近づく選挙で市民の怒りをぶつけましょう。】
○タイ:プラスチックごみはふんだんに有る。一方コロナから個人を防護する衣服類は不足している。タイではこのプラスチックごみをコロナ感染のリスクに直面している人の防護服へと変えている。数百万のプラボトルを回収し細断し糸に変え布にし最終的にPPE(Personal Protective Equipment:個人防護具)にする。病院で使用されたり遺体を取り扱う寺院で使われる。
 “個人防護器具が手に入らないことが何度もあった。例え金が充分あったとしてもだ。買えないのだ”とChakdaeng寺院の僧侶のDhammalangkaroさんは言う。“でも今はプラボトルから作っている。そうごみが今や有用品だ”とも言う。
 【タイはとても面白い国のようだ。市民の活力ある智恵が具体化されやすい土壌があるようだ。タイの世の中の活気と健全さを感じさせる話でしょう。
 一方日本は鬱積し沈滞感閉塞感が覆っています。とうとう白旗を上げた菅氏。自身の能力の見極めさえ出来ない悲しい末路を見せつけています。しかし沈滞感閉塞感の因となる自公に乗っ取られている状況に変わりはありません。閉塞感沈滞感にサヨナラを言うためには少なくとも自公に匹敵する野党を育てる必要があります。変えられます。選挙の権利さえ行使すれば。】
○グアム:コロナ感染が拡大していることでグアムは休暇を楽しみながらワクチン接種を、というコンセプトの旅行ツアーを停止している。
○パキスタン:ここ24時間の死者数57人を加えてパキスタンの累計死者数が26035人となる。新規感染者数は3787人。陽性率は6.33%。
○フィリピン:12才から17才の年齢層へのModernaワクチンを緊急時限定で使用承認。
○ニュージーランド:新規感染者が28人。ここ最近の数日と比して大きく低下している。当局は感染の連鎖をたち切りつつあると言っている。木曜が49人でその前日が75人。
○オーストラリア:デルタ株が国の規制緩和のスケジュールを不透明にしている。連邦政府は各州政府や各地域を説得して国家の定める規制緩和の計画に従うよう希望している。連邦政府と各州リーダーからなるナショナルキャビネットが金曜日に召集され、7月31日に合意した目標(ワクチン接種率が当時の36%から70から80%の到達した後にそれぞれの境界線封鎖を解除すると言うプラン)のプランを遅らせることになると言う。
 Queensland首相のPalaszczuk氏は、木曜に境界線封鎖解除はQueensland州の感染拡大の引き金を引くことになるだろうと警告し、州内の全ての子供に接種を済ませるまではより厳格な規制制限を提案するとしている。
 一方財務大臣のBirmingham氏は、Palaszczuk氏の見方は事実に基づく冷静な判断とは言えず悲観的な面に焦点を当てていると言っており認識の不一致がありそうである。
 最大都市のシドニーとメルボルンそして首都のキャンベラは第3波の流行の瀬戸際にあり、人口2584万人の半数以上の人をロックダウンへと追いやっている。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

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