新給油法：世論と憲法無視の再議決

ついに自民党は衆議院で２／３以上の賛成で新給油法を再決議した。

１１月中旬の毎日新聞の世論調査では、給油法に反対は５０％を占め、衆議院での再議決には５７％が反対している。直近の調査が出れば更に反対が多くなっているはずである。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071218k0000m010117000c.html

この世論調査の結果は、国民の半数が給油はテロ防止に実効はないと見ている証拠である。今後の実質的な給油目的は、アフガンより米軍のイラク作戦の兵站であろう。クウェートに駐留している航空自衛隊と全く同様ではないかと思われる。イラクは未だ米軍が戦闘中であり、そこで戦っている米軍への海外での自衛隊による支援は明らかに憲法違反である。

それと万一のイランとの戦争にも備えたものであろう。その証拠に、今回の新法はホルムズ海峡を越えたペルシャ湾内での給油を堂々と認めている。新法の実態は、テロ防止作戦に名を借りた日米軍事戦略の実戦訓練、と見た方が分かりやすい。

「護憲＋ＢＢＳ」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年