福島第一原発事故から間もなく2年。厚顔の美少年さんからは、世界の原発反対運動の紹介がありましたが、3月9日から11日にかけて、日本でも各地で集会・デモが開催されています。
私は、9日に明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」と今日(10日)日比谷野外音楽堂~国会周辺で行われた「原発ゼロ☆大行動」に参加しました。
昨日は、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん、広瀬隆さん等が中心の集会で、参加者の年齢層もやや高目。総じて大人しい雰囲気で、隣の国立競技場から聞こえてくるサッカーのサポーターの声援に負けそうな感がありました。
しかしその一方で、「孫の命は俺が守る」と書いたゼッケンをつけたお爺さんや、「政治の使命は国民の暮らしを保障すること」と手書きしたプラカードを掲げる若い女性など、一人ひとりの思いがこめられた、手作り感いっぱい、真心のこもった集まりでした。
集会の最後に福島から京都に避難している若い母親の「私達がいま一番恐れているのは皆さんが福島のことを忘れることです」という言葉からは、置き去りにされようとしている福島の人たちの悲痛な思いが伝わってきました。
今朝の東京新聞によれば、この日の参加者は1万5千人(主催者発表)とのことです。
+++
今日は、金曜日の官邸前デモを主催している「首都圏反原発連合」主催の集会&デモ。昨日とは打って変わって、若いエネルギーが弾けるような集いとなりました。
日比谷野外音楽堂は人が溢れ、入れなかった人たちが公園内の通路でデモ開始を待っている状態です。2時に集会が終ってデモの出発地点に人々が流れ出すと、出口付近で鼓笛隊が演奏をはじめ、若い人たちがそれに合わせて手拍子を打ち、こぶしを上げて「再稼動反対」と声を上げます。何とも元気の良いこと!私も次第に気持ちが弾んできます。
横5列に並んで、250人ブロックに区切ってのデモのため、出口付近で随分待たされました。今回は総じて年齢層も若く、子供連れも見かけます。ようやく出発した時には、煙霧の影響で気温がグッと下がり、寒さが身に染みましたが、「原発いらない」「再稼働反対」と声を上げて、なんとか持ち堪えました。
日比谷~霞ヶ関~官邸前~永田町のデモの間には、合唱隊やチンドン屋グループの応援があったり、経産省前テントのおじさんからキャンディの差し入れがあったりと、和気藹々とした楽しい時が流れました。
今の時点で参加人数は発表されていないようですが、デモ隊のいくつものブロックが霞ヶ関・国会周辺を行き交う様は圧巻で、相当な数の参加があったのではないかと思います。
ということで、「原発事故は終っていない」「原発はいらない」という熱い思いは、多くの人の中で変わらずに生き続けていることを実感し、勇気と希望を感じた昨日・今日の「大行動」でした。
「護憲+BBS」「脱原発の実現に向けて」より
笹井明子
私は、9日に明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」と今日(10日)日比谷野外音楽堂~国会周辺で行われた「原発ゼロ☆大行動」に参加しました。
昨日は、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん、広瀬隆さん等が中心の集会で、参加者の年齢層もやや高目。総じて大人しい雰囲気で、隣の国立競技場から聞こえてくるサッカーのサポーターの声援に負けそうな感がありました。
しかしその一方で、「孫の命は俺が守る」と書いたゼッケンをつけたお爺さんや、「政治の使命は国民の暮らしを保障すること」と手書きしたプラカードを掲げる若い女性など、一人ひとりの思いがこめられた、手作り感いっぱい、真心のこもった集まりでした。
集会の最後に福島から京都に避難している若い母親の「私達がいま一番恐れているのは皆さんが福島のことを忘れることです」という言葉からは、置き去りにされようとしている福島の人たちの悲痛な思いが伝わってきました。
今朝の東京新聞によれば、この日の参加者は1万5千人(主催者発表)とのことです。
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今日は、金曜日の官邸前デモを主催している「首都圏反原発連合」主催の集会&デモ。昨日とは打って変わって、若いエネルギーが弾けるような集いとなりました。
日比谷野外音楽堂は人が溢れ、入れなかった人たちが公園内の通路でデモ開始を待っている状態です。2時に集会が終ってデモの出発地点に人々が流れ出すと、出口付近で鼓笛隊が演奏をはじめ、若い人たちがそれに合わせて手拍子を打ち、こぶしを上げて「再稼動反対」と声を上げます。何とも元気の良いこと!私も次第に気持ちが弾んできます。
横5列に並んで、250人ブロックに区切ってのデモのため、出口付近で随分待たされました。今回は総じて年齢層も若く、子供連れも見かけます。ようやく出発した時には、煙霧の影響で気温がグッと下がり、寒さが身に染みましたが、「原発いらない」「再稼働反対」と声を上げて、なんとか持ち堪えました。
日比谷~霞ヶ関~官邸前~永田町のデモの間には、合唱隊やチンドン屋グループの応援があったり、経産省前テントのおじさんからキャンディの差し入れがあったりと、和気藹々とした楽しい時が流れました。
今の時点で参加人数は発表されていないようですが、デモ隊のいくつものブロックが霞ヶ関・国会周辺を行き交う様は圧巻で、相当な数の参加があったのではないかと思います。
ということで、「原発事故は終っていない」「原発はいらない」という熱い思いは、多くの人の中で変わらずに生き続けていることを実感し、勇気と希望を感じた昨日・今日の「大行動」でした。
「護憲+BBS」「脱原発の実現に向けて」より
笹井明子
