老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

脱原発・大行動

2013-03-10 22:15:00 | 原発
福島第一原発事故から間もなく2年。厚顔の美少年さんからは、世界の原発反対運動の紹介がありましたが、3月9日から11日にかけて、日本でも各地で集会・デモが開催されています。

私は、9日に明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」と今日(10日)日比谷野外音楽堂~国会周辺で行われた「原発ゼロ☆大行動」に参加しました。

昨日は、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん、広瀬隆さん等が中心の集会で、参加者の年齢層もやや高目。総じて大人しい雰囲気で、隣の国立競技場から聞こえてくるサッカーのサポーターの声援に負けそうな感がありました。

しかしその一方で、「孫の命は俺が守る」と書いたゼッケンをつけたお爺さんや、「政治の使命は国民の暮らしを保障すること」と手書きしたプラカードを掲げる若い女性など、一人ひとりの思いがこめられた、手作り感いっぱい、真心のこもった集まりでした。

集会の最後に福島から京都に避難している若い母親の「私達がいま一番恐れているのは皆さんが福島のことを忘れることです」という言葉からは、置き去りにされようとしている福島の人たちの悲痛な思いが伝わってきました。

今朝の東京新聞によれば、この日の参加者は1万5千人(主催者発表)とのことです。

+++

今日は、金曜日の官邸前デモを主催している「首都圏反原発連合」主催の集会&デモ。昨日とは打って変わって、若いエネルギーが弾けるような集いとなりました。

日比谷野外音楽堂は人が溢れ、入れなかった人たちが公園内の通路でデモ開始を待っている状態です。2時に集会が終ってデモの出発地点に人々が流れ出すと、出口付近で鼓笛隊が演奏をはじめ、若い人たちがそれに合わせて手拍子を打ち、こぶしを上げて「再稼動反対」と声を上げます。何とも元気の良いこと!私も次第に気持ちが弾んできます。

横5列に並んで、250人ブロックに区切ってのデモのため、出口付近で随分待たされました。今回は総じて年齢層も若く、子供連れも見かけます。ようやく出発した時には、煙霧の影響で気温がグッと下がり、寒さが身に染みましたが、「原発いらない」「再稼働反対」と声を上げて、なんとか持ち堪えました。

日比谷~霞ヶ関~官邸前~永田町のデモの間には、合唱隊やチンドン屋グループの応援があったり、経産省前テントのおじさんからキャンディの差し入れがあったりと、和気藹々とした楽しい時が流れました。

今の時点で参加人数は発表されていないようですが、デモ隊のいくつものブロックが霞ヶ関・国会周辺を行き交う様は圧巻で、相当な数の参加があったのではないかと思います。

ということで、「原発事故は終っていない」「原発はいらない」という熱い思いは、多くの人の中で変わらずに生き続けていることを実感し、勇気と希望を感じた昨日・今日の「大行動」でした。

「護憲+BBS」「脱原発の実現に向けて」より
笹井明子

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各国の原発反対運動盛り上がる

2013-03-10 22:10:53 | 原発
日本では毎週金曜日夕刻から行われている首相官邸付近でのデモが下火に成ってきていると報じられていますが、最近海外では原発反対運動が活発に盛り上がって来ているようです。下記にNHKニュースより転載します。

台湾で原発の建設反対のデモ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130309/k10013079011000.html

仏 パリで反原発の「人間の鎖」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013084791000.html

独 原発の即時停止求めるデモ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013084681000.html

原発 世界各地の今の動向は
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013084301000.html

「護憲+BBS」「脱原発の実現に向けて」より
厚顔の美少年
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新聞も気付いた対原発ミサイル攻撃

2013-03-09 20:44:22 | 安全・外交
下記の抜粋は3月8日の朝日新聞社説「テロとミサイル攻撃―脱原発こそ最良の防御だ」に記載された内容である。

http://www.asahi.com/paper/editorial20130308.html#Edit1

『「ミサイルで日本の原発を攻撃すれば、広島型原爆の320倍の爆発が起こる」。北朝鮮の朝鮮労働党幹部がこう講演したと、韓国のネットメディアが昨秋、報じた。 真偽は定かではない。だが現実に日本海沿岸のものを含めて多くの原発が、北朝鮮の中距離弾道ミサイルの射程内に入る。 』

上記の危険性については以前から述べてきたことであるが、大手新聞もやっと気がついたようである。原発へのミサイル攻撃を避けるには原発を無くすことがベストである。加えて集団的自衛権を行使しないことである。現状集団的自衛権を行使すれば相手から原発を攻撃される確率は高くなり、危険性が増すことになる。

よって日本の国土の安全のためには原発廃止と集団的自衛権不行使は不可分なものと考えるべきであろう。仮に国内の50数基の原発が攻撃されれば1億2000万人の国民は離島住まいせねばならなくなる。逆方向を進む安倍内閣は、万一の場合、国民にどこに移住せよと言うのだろうか。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
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「憲法を知る」ためのお薦め本

2013-03-09 10:45:14 | 憲法
「護憲+」メンバーが利用しているとあるネットショッピング会社から、一ヶ月ほど前、憲法を知るためのお薦め本の案内メールが届いたとのことです。

メールには『アベノミクスで注目される安倍総理。しかし、もう一方で憲法改正にも強い意欲を示しています。 憲法9条は良く話題に上がりますが「憲法」そのものについては なかなか身近には感じられないかもしれません。 日頃はあまり意識しない「憲法」と私たちの関係を見直してみてはいかがでしょうか。』と書いてありました。
良い目の付け所ですね!この会社の真面目な一面が伺われます。

お薦め本は以下5冊。私はこの中の2冊しか読んだ記憶がありませんが、それ以外の本も憲法を自分に引き付けて理解するのに役立ちそうで、是非一度読んでみたいと思います。(「⇒」以下のコメントはネットショッピング会社のコメントです。)

~~~

▼伊藤真/中高生のための憲法教室(岩波ジュニア新書)
⇒改憲論議の高まりのなか、教育基本法が改正され国民投票法も成立。その流れに危機感をおぼえた著者が、明日の主権者として未来を生きる若者たちに、日本国憲法のもつ力と価値をあますところなく伝えるとともに、自立した市民としていかに 生きるかを説く。
 雑誌『世界』連載中から大好評だったコラムをまとめた一冊。

▼憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言(岩波ブックレット657)
⇒いま、<憲法9条>を変えようという意見が出てきています!戦後60年に問います。「9条」は本当に変えていいのでしょうか?18人が語る、不戦・平和・憲法9条への熱い思い。
 憲法を変えるかどうか、とくに「戦わないこと」を明記している9条を
 どうするのか-。9条の理念・低力・そして可能性とは。

▼高橋和之/世界憲法集(岩波文庫)
⇒世界各国の現行憲法から、歴史と性格を異にする代表的な九カ国を選び、国ごとに解説をつけて収載。第二版では、大改正の行われたフランスの他、ドイツ、スイス、ロシアの改正を反映。
 他に、アメリカ、カナダ、韓国、中国、日本を収録。現代国家のありかたを知る最良の手引き。

▼渋谷秀樹/憲法への招待(岩波新書)
⇒「憲法は私たちが守らなくてはならないものか」「首相の靖国神社参拝はなぜいけないか」など、二四の問いに答えながら、日本国憲法の思想と骨格を平明に解説。私たちと憲法の関係を知るのに最適な、市民のための憲法入門。

▼長谷部恭男/憲法とは何か(岩波新書)
⇒憲法は何のためにあるのか。立憲主義とはどういう考えなのか。憲法はわれわれに明るい未来を保障するどころか、ときに人々の生活や生命をも左右する「危険」な存在になりうる。
 憲法にまつわる様々な誤解や幻想を指摘しながら、その本質についての冷静な考察をうながす「憲法再入門」。

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「護憲+BBS」「憲法を考える」より
笹井明子
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NHKTV「関西熱視線~自己責任”が残したもの~イラク人質事件 家族の9年~」

2013-03-09 09:15:29 | マスコミ報道
NHKの「関西熱視線」は毎週金曜日夜7時半から主に関西地方での出来事を取り上げた関西地方向けのドキュメンタリー番組と思って見ているが、3月8日の番組は、9年前のイラク戦争の時にイラク国内でボランティア活動をしていた日本の数人の若者グループ(女性含む)がイラク軍に拉致され、解放されて帰国してからの苦難に満ちた一男性(当時高校生)の9年間の生活を描いた番組で、全国放送向けと思われる内容だったので紹介しておきたい。内容は概略次のようなものである(転載)。

  ~自己責任”が残したもの~イラク人質事件 家族の9年~
いじめや不登校の経験がある子どもを支援するNPOの代表、今井紀明さん。
実は9年前に起きたイラク人質事件で武装勢力に拘束された3人の内の一人だ。
当時“自己責任だ”と批判を受け、その後も誹謗中傷され続けたことで人間不信や対人恐怖症に陥った。
その影響は家族にまでおよび、深い溝を生んだ。
9年たった今、改めて当時の事実と向き合い、家族の絆を取り戻そうとする今井さん一家。
重い十字架を背負った家族の歳月を追う。」

http://www.nhk.or.jp/osaka/program/nessisen/

上記サイトを見ると、放送予定が3月15日となっており全国放送の予定があるのかどうか、その意味が分からない。

余談はさておいて、8日の番組をみて9年前のことが改めて思い出された。番組にも出てくるが、当時自民党政権や閣僚からはイラクでボランティア活動をしていて拉致された若者達を「自己責任」と責め立て、その結果「自己責任」が当然というような社会的風評が立ち、ネット上でも燃え上がった事を憶えて居られる方もあろう。

本当にこれを自己責任と言うのであれば、今回アルジェリアのプラント工事現場で人質にされ殺害された日揮の社員は「会社責任と自己責任」と言うことになろう。ところが今回自民党からはそのような声は全く出なかった。これが正常な見方だと思うが、この違いは一体なんであろうか。

さらに番組では、当時日本政府が「若者達の自己責任」と評したことをフランスの新聞が批判していたことや、当時イラクに大量破壊兵器があると国連で証言していた米国のパウエル国務長官までもが、日本の若者のボランティア活動を讃え、日本政府の「自己責任」論に疑問を呈している映像も紹介されており、そのことには初耳で驚かされた。

しかし当時そのような海外の日本政府批判を取材していながら、NHKはニュースとして報じたのであろうか。その時NHKがそのような批判を取り上げていたならば自民党政権も自制しただろうし、被害者が帰国後社会の批判に晒される程度も少なく、拉致被害者もその家族も9年間も苦悩せずに済んだのではないかと思う。メディアが正義、正論を主張しない結果でもあろう。

今回の番組は遅まきながら、NHKが罪滅ぼしとして制作した番組のようにも思えた次第である。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
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東京新聞 犠牲の灯り

2013-03-08 17:55:43 | 原発
子を連れて
西へ西へと逃げてゆく
愚かな母と言うならば言え

3月8日東京新聞朝刊 犠牲の灯り「飯館 女達の哀歌」番外編に、歌人の俵万智さんの歌が掲載されました。俵さんは、福島原発故直後、当時7歳の長男を連れ二千キロ離れた沖縄の石垣島に避難したのだそうです。

私はこの歌を読んで、最近涙腺がゆるくなってきたせいか目頭が熱くなりました。幼い子どもを抱きかかえ、或いはわが子の手を引いて、不安と焦燥に追い立てられるように西へ西へと避難して行く母。そのシルエットと重なるように、東京大空襲の中を幼い子どもの手を引いて逃げ惑う母の姿が浮かびます。首相官邸に金曜日夕方、わが子のために「原発はいらない」と集う母達の姿が浮かびます。

追い打ちをかけるように、俵さんのツイッターには「避難出来る人はいいですね」「いっそ帰って来ないで」というような言葉が並んだそうです。逃げたくても逃げられない人達や、不安を感じながら政府の「直ちに影響ない」と言う言葉にも安心出来ない人達の焦燥を私は感じました。

「避難している人と、とどまっている人の対立図式にとらえてほしくはない」と俵さんは述べています。「子どもの命が大切という気持ちが愚かだというのなら、じゃ愚かじゃないものって何?」という問いかけに、「この国を動かしている」と思い込んでいる人達は何と答えるのでしょうか?

「競争に勝とうと負けようと【あなたが生きていれば、それでいいんだよ】という子供のありのままを受け入れる優しさ、それは原発とか経済効率とかは逆のものです。」という俵さんの言葉が深く印象に残りました。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
パンドラ
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「一票格差」「IOC評価委員」「主権回復の日」・・・

2013-03-07 21:08:20 | 社会問題
結果は原因があってのものと承知して、この齢まで歳月を重ねてきたと思いつつ、そもこの「原因のもとの元」は一体何であるかに思いを巡らせば、結局それは「人間以外の何物でもない」ということに行き着き、救いようもない暗鬱に支配される。そして、かく書く自分も含め「人の頭の中身・思考回路」なるものは、他者の推し量り得るものにはあらずと思えば、これまた限りなく暗然。

何の関連もないようなことを書き連ねる。しかし、やはりその根っこは「人間」につながり、回帰する。

昨夕のTV画面での速報から始まって、今朝の新聞には「一票の格差は違憲状態・高裁判決」の文字が躍る。恭しきお告げが下されたかの風情である。前にも書いたが、「習いたての割り算」よろしき体たらくでの提訴と、それを受けての判決。

訴因不十分で「提訴棄却」の選択肢も有り得るかとも思えるこの訴訟の土俵に、まんまと乗せられ続けて、もはや引くに引けまいが「習いたての割り算」の世界から抜け出す「才覚」は持ち合わせなかったものなのか。「権利の上に眠る者は保護されない」は、不変の法理であろう。

これを前提にすれば、代議する者の選別は、「投票権を行使した者」に委ねられており、これはどのように解釈を巡らそうとも、「権利の上に眠った者」からの受託・行使分を包含しているとするのは「無理」とすべきである。

そも、この提訴は、人口集中地域から起こされる。2票を超える格差というのは心苦しいからと、その地域居住者が提訴に及ぶなどは、考えも付くまい。だが、その投票行動の内情はさておいて、一般的に「権利行使者」の割合は、選挙権取得人口の少ない地域では多く、多いところでは少ない。
 
今の議論は、有権者人口に対する定数の設定に限定されて行われているため、投票が終ってからの「一票の格差」は無視され続けてきた。実際に計算したわけではないが、こういう視点で再評価すれば、違った「格差」が明らかになることでしょう。
 
抜本的には「各都道府県1選挙区。基本定数各1とし、以下は全国横並びでの得票順」とすればよいのではないでしょうか。これで「一票の格差解消」は、間違いなしでしょう。「政権交代容易」とか「小規模政党への配慮」とかの「思惑排除」が、何より肝要です。

+++

IOCの「評価委員」なる者がお越しになって、大騒ぎ。評価のポイントは、なんと「おもてなし」だそうな。彼らへのそれが「ポイント」になる訳ではあるまいが、「実感」がなければ「評価」もあるまい。取り巻かれて尊大ぶる者・取り巻いて媚を売る者、何れも醜いの一語。スポーツ・友好の五つの輪が泣いている。

なぜ五大陸持ち回り・各大陸内では開催希望都市による抽選と出来ないのか。手を挙げるからにはそれなりの覚悟があってのこと。評価委員様の出番自体、不用であろう。
 
ついでだが、高校球児の憧れ・甲子園。勝ったチームが讃えられ、校歌が流れ校旗が翻る。勝者絶対である。だが小生は夢見る。出場校全校の校旗を入場行進に合わせて掲揚し、敗れたチームの校歌を奏でて降下させる。各校の校歌は全て甲子園の空に流れるのだ。そこには、健闘を讃えあうスポーツマンシップ以外の何物でもない空気が、心地よく流れるのです(蛇足中の蛇足です)。

+++

「主権回復の日」新設だという。「主権」はなぜ回復されなければならなかったのか。主権を投げ出さなければならなくなる愚行開始の日。この日を、反省のための「記念日」とする発想は絶無でしょう。自虐的という言葉を添えて「五月三日」も無くそうという「思考回路」。

どのようにしてこれを「芽生え・成長」させ続けて来れたのか。「人は環境の動物」という。右を見ても、左を見ても、このような「回路涵養適地」の広がる「美しい国」は「すぐそこに」、なのでしょうか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山
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「自民党の新憲法草案を読み読く」(3/3東京新聞)

2013-03-05 23:11:32 | 憲法
東京新聞は3月3日付朝刊で弁護士の伊藤真氏の「自民党改憲草案を読み読く」という記事を載せています。その中で伊藤氏は、「自民党の改憲草案は、国民主権を弱める恐れがある」と警告しています。

現行憲法一条の「天皇は日本国の象徴であり」のくだりは、草案では「天皇は日本国の元首であり」と改められているそうです。
元首? 「象徴」と「元首」の違いって何だろう?「元首」ってどんな権限を有しているのだろう。今の日本の天皇が「象徴」である事で何か私達の暮らしに不都合なことがあるでしょうか?

皇太子が結婚した。内親王が生まれた。東日本大震災で被災地を回り、被災した方々に想いを馳せて皇居でも不便を耐えておられる。何時もニコニコ手を振っておられる優しい皇室の方々をあえて「元首」にする必要が今あるのでしょうか?

今の憲法の理念である「立憲主義」とは、憲法で国家権力を縛る事なのだそうです。それが改憲草案では「国民の権利を後退させ、義務を拡大さる条項に変わろうとしている」と言っています。

一度皆さまも、自民党の「新憲法草案」お手にとってじっくり御覧になったら如何でしょうか。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
パンドラ
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民主党、日銀総裁人事やいかに

2013-03-05 22:57:59 | 国会
今日(5日)の参議院代表質問での、民主党輿石参議員会長の日銀総裁人事に関する質問は歯切れが悪く、黒田氏容認やむなしのような雰囲気であった、昨日民主党細野幹事長は、「落ち着いて答弁しており、安定感がある人だという印象を受けた」と述べ、また別の民主党幹部は「空白は作れないので反対できない」と明言したと、朝日新聞は報じている。

全く「貧すれば鈍す」というか、政権をとる前の野党民主党の舌鋒鋭い姿はなく、野党らしからぬ野党に成り下がった感じである。今回の日銀総裁人事を飲むのであれば、少なくとももう少し策を練るべきである。

例えば、安倍首相も、最終的にアベノミクスで物価だけが上がり、社員の給与アップに繋がらないことや、そのタイムラグを気にかけて、社員の給与アップを異例な形で経団連に要請して、連合会長のお株を奪った形である。そして、それに呼応した企業も散見されるが、まだ大きな流れには成っていない。

そこでそれを逆手に取り、春の定期昇給と夏のボーナスアップを安倍首相と経団連会長とが確約する事を日銀総裁人事承認の条件にすることを自民党と安倍首相に申し入れたらどうだろうか。巷間大企業は小泉内閣時代の非正規社員制度の導入で社員の給与を低く押さえ、貯めた内部留保は200兆円に達していると言われる。

仮に安倍首相と経団連が民主党の要求を拒否すれば、提案された日銀総裁案に反対票を投じるだけである。そうなればアベノミクスで上昇した株価はどうなるか、アベノミクスの崩壊につながりかねないことは彼らも分かっていよう。暴騰している株価は今や安倍政権のアキレス腱でもあり、拒否もできまい。一方このようにため込んだ内部留保を吐き出させ、社員への配分を要求する民主党の日銀総裁をめぐる条件闘争は正義に叶い、成功しても失敗しても国民の納得は得られるはずである。

また黒田日銀総裁候補も昨日、「デフレ脱却のためには何でもやる」と国会(国民の前)で啖呵を切ったのであるから、民主党の条件闘争には納得せざるを得まい。とにかく冒頭の民主党幹部の無策で情けない発言は、これまで民主党に票を投じた有権者には耐えられない内容である。

「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年
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さまよう核のごみ 処分にも分別・腑分けにも問題

2013-03-04 17:14:43 | 原発
地元の西日本新聞朝刊のトップを、特集記事『さまよう核のごみ』が、2日、3日と飾っている。連載になるとも、いつまで続くとも断りはないようだったが。この際、徒然に一言申し上げたい。

☆西日本新聞(3月2日) トップ記事: 『さまよう核のごみ』
   『原子力エリート 核のごみ関心なかった 「ここまでてこずるとは」』
>核のごみには行き場がない。そのことを真剣に考え始めた男がいる。…金氏顕(68)は、語りかけた。「原発賛成、反対は別にして、何とかしないといけない」。「原子力村」と呼ばれることには抵抗がある。

原子力ムラの住人には、その自覚がないと、先ず気づく。抵抗がある、というのも、その故であろう。そもそも、原発推進派は、『原発賛成、反対は別にして』などと言い逃れすべきではない。責任の一半はある原発推進側にいるか、いたのだから。原発の罪過も潔く背負わないと。「罪」と「いい目」とを合わせて負うべきものであろう、責任とは。無論、永田町というムラの住人、権力者にも、その責めはある。同じような言い草を言うところが、狡猾なのか、善意乃至滑稽なのかとは思うが、政治屋である以上、狡猾と見ねばなるまい。

更に、科学者或いは技術者となれば、トイレのないマンションと揶揄されるような醜態を演じてはなるまい。結果・成果を見通さずして、評価しないで、原子力なるものを手慰みして良いかどうか、入口で考えるべきではなかったか。『ここまでてこずるとは』、なんて言えた義理ではない。

☆西日本新聞 トップ記事: 『さまよう核のごみ』
   『フィンランド 安全規制 高い独立性  処分場、原発稼働の前提』
> …最初の原発稼働は、1977年。6年後の83年には2020年を処分開始の目標に設定した。原発とごみ処分をごく自然にセットと考え、今もほぼ計画通りに進んでいる。
>“トイレなきマンション”と批判され続けても、50基を超える商業炉が建設された日本とは対照的だ。
>対照的なのは、それだけではない。最終処分場計画を安全面から「支障ない」と評価した政府の原子力規制機関、原子力安全センター(STUK=ストック)の独立性が高い。…「原発関連規制の最終決定は私がする。政治に左右されない」STUKの所長、テロ・ヴァルヨランタはきっぱりと言った。
>「原発を推進する雇用経済省との人事交流はないのか」と問うと、苦笑しながら「やったことがありません」。

如何にも、責任ある態度なのだから、何とも言いようもないが、進んで、請い、経験を学ばせてもらうようでなければなるまい。ただ、ここでは、純粋に商業ペースで進められ、成功されているようであるが、日本の場合とは、まるで違う。

そもそも、核の平和利用???なるものが、自主的なものだったのかどうか? 核武装の準備のためなどという異物混入はなかったのか、或いは今ないのかどうか? どうして地域独占且つ利益保証を国家が約束したのか、電力会社なる、金のなる木を政官業(癒着)でつくったのか??? 情報公開してもらわないといけない。今では、3者に、学も入れないといけないのか?とも。

天下り、人事交流、電力会社の互助会ぶり、金のなる木に群がる、ぶら下がる、そういう業界等の有様もいただけない。日本には、権力ムラが、あれこれあるのではないか?原子力ムラと特定され、後ろ指さされるのが、偶偶不愉快の素になっただけでは。一般に、将来の行く末まで、確かに見通して進む、性向があるのかないのか、訝しく思われる今日この頃。

しかも、いただけないのが、手柄は我先にであるが、失敗は、戦争であれ、原発事故であれ、国家破綻であれ、国民や消費者に平気でツケを回すことが、営々と続けられていること。主権者よ、目覚めよ、といいたい。

◎ 御参考 ◎
 http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/67d7a7e7b52f3c17a00ddf262c938eab
 JUNSKY blog 2013: 『核のゴミ 関心無かった』 原子力エリート (西日本新聞 3/2)

 https://twitter.com/koren_a/status/307788965153492992/photo/1 
 原子力エリート【核のごみ関心なかった】ここまでてこずるとは - Twitter

 http://www2.rwmc.or.jp/pub/hlwkj201102ed-4.1fi.pdf#search='%E5%87%A6%E5%88%86%E5%A0%B4%E3%80%81%E5%8E%9F%E7%99%BA%E7%A8%BC%E5%83%8D%E3%81%AE%E5%89%8D%E6%8F%90+%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89'
 フィンランドの地層処分の状況 - 諸外国での高レベル放射性廃棄物処分
 >1. 処分方針
  フィンランドでは、オルキルオトの地下約400mの結晶質岩中に使用済燃料を直接処分する計画です。キャニスタは銅製容器と鋳鉄製容器の2 重構造になっており、キャニスタの寿命は10 万年以上と考えられています。
 ●使用済燃料を地層中に処分  ●処分形態  ●処分場の概要(処分概念) ●最終処分地はオルキルオトに決定  使用済燃料の処分を計画しているオルキルオトの深度約400m周辺の岩盤は、主にミグマタイト質片麻岩等の約18~19億年前の結晶質岩です。

「護憲+コラム」より
蔵龍隠士
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