時の流れに許されて重い口から一言一言と。ハワイの日系人たちの
涙と地獄の歴史。そのドキュメントに心が止まりました。複雑な環境の中
アメリカの為に生きるしかない道。442部隊日系人部隊。
その部隊が森の中に孤立し、ドイツ兵に包囲されたテキサス部隊の救出に
駆りだされました。その戦いは死を意味しました。
前に歩けば狙撃される。でも進まねばならない。日本人魂の”バンザイ突撃”
自分の目の前の敵を倒す。選べまい理不尽な戦い。
其処は、今”バンザイヒル”と呼ばれています。数少ない生き残った高齢の人達は
「敵といっても友達の友達の友達なんだよ」と。殺されるから殺した。
しかしその敵の顔はあどけない少年の顔。「お母さんー!」といって死んでいった
青年の声と共に生きてきた。
多くの死の教訓をどう受け止めたら良いのでしょう。
”人間性”だけで潤う社会の実現は夢物語なのでしょうか。