ある農業研究家の栽培したトマトの糖度は、市販の物より2~3倍と高い。
ブドウ並みの19度になったそうです。その秘密は「スパルタ農法」
水と肥料を極力少なくし、トマトを”甘やかさない”-----その結果吸収効率が上がり
トマとに美味しさが凝縮する。満たされ過ぎるのは、うまく育たないという事。
これは植物も人間も同じかもしれません。
作家の吉川英治氏は、ある裕福な青年に語った。「君は不幸だ。早くから
美しい物を見過ぎ美味しい物を食べ過ぎている。こんな不幸なことはない。
喜びを喜びとして感じる感受性が薄れていくという事は青年として気の毒な事だ」と。
”恵まれ過ぎは不幸”これは一つの真理です。
青年とは、苦労と共に飛躍するものと思います。