喜劇王チャールズ、チャップリンが没して40年。
日本を訪れたのは1932年。犬養毅首相に会う予定が延期になり
氏は相撲見物に。まさしく、その日5.15事件が起きたのです。
首相は将校達の凶弾に倒れたのです。「独裁者」の映画には現代の私達に
刺さる言葉があります。「貪欲が人間の魂を毒して世界中に憎しみの
バリケードを築いてしまつた」「世の中のスピードは早くなつたが
私達は自分の穴に閉じこもる様になった」
独裁、戦争、機械化の時代を痛烈に皮肉りながら、其れでも最後まで
愛を求めたーーーーーー。喜劇王チャップリンの姿勢の光は永遠に
輝いていく事でしよう。