手袋は右と左が揃ってこそ役に立つものです。相対する存在が互いを
意味あるものにするのです。これは、人生においても一つの真理と思います。
ある哲学者の言葉。「人間の決定的な宗教経験は〝禍と福””絶望と期待””破壊と新生”
の力が共存する所にこそ生ずる」と。
成功ばかりで失敗が無い、安楽だけで悩みが無い-----そんな人生は有りません。
ですから、苦悩ばかり、災いばかりという人もいないのです。
この試練があったからこそこの幸せがある---総てに意味があるのです。
苦しい事、辛い事が有っても前に歩きましょう。それが、生きる事です。
それが右と左の手袋なのです。