朝ドラから撤退したので、テレビはあさイチが始まって、朝ドラ受けが終わった頃つける。すると、生活のお役立ち情報をやっていて、鍋底に茹でた麺がくっつかないようにするためには牛乳を入れるといい、と言っていた。ふーん、だけど、それって、単に鍋底に麺がくっつく場合の話でしょ?鍋底のフッ素加工が剥がれて色が変わっちゃってて、「くっつく」じゃなくて「こびりつく」場合は無理でしょ?よし、牛乳を入れてもびったりこびりついた写真を載っけてアップしよう、タイトルは「こびりついたらダメ」にしよう、と思って毎朝こびりつかせているラーメンで実験。あらま!ホントに全然くっつかない!
負けた(勝ち負けではない)。兜を脱いで降参(だから負けたわけではない)。いや、感動モノでありました(目論見ははずれたけれど)。
でも、困った。すっかり新しい鍋をポチるつもりでいたのにポチれなくなっちまったじゃないか。買い物は心のオアシス、それを奪われた私。でも、これは一昨日の放送だったんだけど、昨日のアサイチの「台所物語」で、飲食店を閉めた夫婦が「今は二人分だけでいいから小型の炊飯器で十分」と言っていた。私が購入について誰かに背中を押してもらいたかったミニクッカーだ。こっちをポチろう。
この「台所物語」は毎回なかなかに感動モノで、今回も鈴木アナが号泣したと言うが「号泣」は違うと思う。私の用語例では「号泣」は「オイメー、オイメー」と言って声を出して泣くことである(鈴木アナはいつも声を押し殺して泣く)。だが、私の注目ポイントは人とずれる。例えば、今回の飲食店を閉店した夫婦の話では、閉店しても元の厨房でご飯が作れるということは店舗は自己所有だったんだな、賃料がかからない分経営は安定するよな、そう言えば某会の行き帰りに前を通るビストロ(私は一時、ここの出入り禁止だった)を覗くといつもガラガラなんだけど、多分、店舗が自己所有だからやっていけるんだろうなという感想を持ったし(泣くどころではない)、また、他の「台所物語」では、料理中の食材が床に落ちたのを犬が食べていて「掃除係」と呼ばれていたが、人間用に味付けされたモノは犬猫には毒(腎臓に負担を与える)だから大丈夫なのか?と心配したが、そのくらいおおらかな方が人間にも犬猫にも良いのかもしれない、私などは、猫が変なモノを食べたらいけないと神経をすり減らしているが、もっと呑気に構えていた方がわが家は幸福なのかもしれない、などと考えさせられたものである。
朝ドラは撤退されたのですね。
朝の15分を無駄にする訳にはいきませんものね。
「東京近郊崖旅」が大好きですのでまた上梓されますのを楽しみにしています。あれは出版に値すると思います