黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

こたつ布団をコインランドリーで洗った件

2024-11-01 18:31:02 | 生活

急に朝晩寒くなってきた。私は冷え性だから我慢せずにコタツを出した。

出した、と言っても、台は一年中出てるから、したことはこたつ布団をかぶせただけである。そのこたつ布団は、猫が吐いたりしてずいぶん汚れたから、自分ちで洗おうと思って洗濯ネットに詰めて洗濯機に詰め込んだのだが、

大きすぎて、洗濯機のスイッチを入れてもびくとも回らない。しかたなく、コインランドリーに持って行った。地元のコインランドリーに行くのは初めてである。最初に一番近い店に行ったのだが、コインを入れなければならないのに両替機が動いてない。ここはだめだ、まともに営業してないと思って、次に近いところに行った。ほら、ここなら両替機が動いてる。やっぱりさっきの店はダメだったんだ、と思ったら、この店も両替機が動いてなくてやむなく飲みたくないジュースを自販機で買ってコインを用意したという記事がネットに載っていた。あらま、じゃ、一軒目がダメなわけじゃなかったのか。コインランドリーに行くには小銭を用意していかなければならないのだな、と一つ勉強した。

そんなこんなで今シーズンのこたつの初陣である。早速猫が入って来た。私の脚の両側に分かれてたたずむのが彼らの定位置である。

それでも、まだ真冬じゃないから、ときどき猫がコタツから出て縁(へり)で寝る。

こうやって、寝てれば「ういやつ」なのだが、私が食事を始めていい匂いがすると、とたんに物色を始める。

「ういやつ」が一転して「困ったやつ」になる。だが、肉球を触らせてくれると、

再び「ういやつ」になる。因みに、この日、猫の物色の対象となったのはほうれん草の玉子炒めと鶏の唐揚げであった。

守りを固め、猫の強奪を許さなかった。そういう意味では、毎日が戦争である。

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そのうそほんと?

2024-11-01 09:36:14 | 法律

吾輩は嘘つきである。名前はまだない。ほら、嘘をついた。黒式部という名前がある。そのうそほんと?

疑問。「そのうそほんと?」とは、「まっこと嘘」ということか、嘘の嘘でホントはホント、ということか、どっちだろう。

嘘と言えば、ウィーンに旅行に行ったとき、街角に政治家の名前と「Er lügt」(彼は嘘つき)と書いた立て看板があった。政治家が嘘つきであることは、洋の東西を問わないらしい。ただ、言ったときはホントにそう思っていたが後に考えが変わったのだったら厳密には「嘘」とは言わない。だから、総理候補が「すぐには解散しない」と言ってて総理になった途端に解散したりとか、新婚さんが「一生愛します」と言ってすぐに離婚したとしても、それは心変わりであって嘘ではないかもしれない。

それでも、すぐに解散したことはやはりウケが悪かったようで、今回の総選挙で与党が惨敗したわけだが、かりに、自民党と国民民主党と立憲民主党が大連立を組んだ場合(組まないだろうけど)、その場合の方程式は次のとおりである。
三党の大連立=(自由+国民+立憲)×民主党
この式で明らかなように、三党とも形容詞をとると民主党である(自由民主党は普段自民党と呼ばれてるから見落としがちな事実である)。ってことは、三党とも民主主義を旨としているわけだが、形容詞の違いは実際の各党の性質を表しているだろうか?検討してみよう。

自民党が「自由」を冠している点は、保守政党であることと符合する。人権を擁護する近代憲法にも今昔があり、近代憲法が登場した頃(昔)、人権の中心は領主からの「自由」であった。保守政党は、「昔」を大事にする政党であるから、「昔」において最重要の価値であった「自由」を党名に掲げるのは理にかなっているのである。だが、自由自由と言ってる間に貧富の差が拡大した(貧乏になる自由)。その較差を是正するために社会政策で社会を変えよう、と言うのが「今」であり、革新政党の主義主張である。

これに対し、「国民」と「立憲」については、本来、三党とも「国民主権」と「立憲主義」に立脚しているであろうから、それぞれ国民民主党と立憲民主党の専売特許のように思われるのは他党にとっては歯がゆいことかもしれない……え?そんなこと気にしない?あっ、そうかもね。

因みに、「立憲主義」とは、人権擁護の憲法が最上位にあってそれに反する法律等は無効になる、という原理である。前朝ドラで、刑法の中の尊属殺重罰規定を最高裁判所が違憲無効としたのは、憲法の平等原則に反したからである。

なお、民法では、嘘(心裡留保)は、原則として有効である。例えば、買う気がないのに「これ、買います」と言ったら、原則として売買は有効に成立し、後から買う気がなかったと言って覆すことはできない。ただし、同じ民法でも、婚姻等の身分行為となると話は別で、そこで重要なのは「真意」である。婚姻届を出しても、婚姻の真意がなければ当該婚姻は無効である。

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