夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

ep178 高度に政治的決着

2008-10-01 22:08:37 | 親父のため息

私とカミサンは、何から何まで趣味が反対。
まったく話が合わない。
性格もほとんど反対。
ただ1つ、「よく似ている」と思うことがある。

それは、

「白黒ハッキリさせないと気がすまないこと。」

若い頃は、この性格が災いして、些細なことでも≪どちらか家を出て行かなくてはならない状態≫になるまで、喧嘩をすることが続きました。
元々が些細な理由で始まる喧嘩なので、出て行かなければ、後は大したことにはならないのですが、とにかくお互いに【意地っ張り】なので、とことん喧嘩してしまうんです。

つい最近もこんなことがありました。

中1の息子のコータ。今日は、いつもより早く登校しなければいけないらしい。。。
カミサンが中学まで送ってあげると言います。
約束の出発は7時。コータは7時5分になってもテレテレしています。
ウチから学校なら7時10分に家を出て歩いても、間に合うはずなんです。

通勤途中のクルマの中から、カミサンに電話します。

「おい、2番目のコータを大事にするのはとっても大切なことだと思うけど、【大事にする】のと、【甘やかす】のとは、全然違うと思うよ。」
そういうと、
「いや、そんなことないよ。途中までしか送ってないし。」

いやいや、俺から言わせたら、≪途中までならいい≫なんて問題じゃないし。
≪途中までならいい≫っていう理屈も全然わからんし。

・・・と、朝から険悪なムード。
この日は、カミサンは夜飲み会。

カミサンは、私の飲み会の日は、「先に寝ておきます。」とメールして早々と寝てしまう。・・・今日は険悪なムードもあったし、お返しにサッサと寝てしまおう。。。。と思っていた。

・・・しかし、結局は、カミサンが帰ってくるのをバス停で待っててあげた。

朝の話は、しなかった。

コンビニでビールを2つ買って帰った。

勝ちも負けもつけず、どちらがどうという白黒の決着もつけず、ただ、笑いながらビールを飲んだ。

白黒をはっきりつけない。私たち夫婦にとっては、【高度な政治的決着】を試みた日。