1971年2月に初来日し、大旋風を巻き起こしたミル・マスカラスが8月のシリーズに早くも2度目の来日。外国人エースはザ・スポイラー、それにブルー・インファーノスとマスクマンが実に4人も揃ったのだ。今、思うと子供の動員を意識した参戦メンバーでもあった。特別参加はフリッツ・ファン・エリック。
私はシリーズ中の9月2日、地元の千葉公園体育館に一行が来たので観戦した。中学2年生の時でプロレス観戦は5回目。その年の7月に初めて後楽園ホールにまで足を延ばしたばかり。千葉大会ではNETテレビ(現テレビ朝日)用のTV中継があり、アントニオ猪木vsスポイラーのシングルマッチが組まれたのだ。初心者マークの時代はリングサイドの入場券を購入。試合の日まで毎日、その入場券を眺めていた。その後、頻繁に会場に行くようになると一番安い券で凌いでいた。
パンフの表紙はマスクマン4人のマスクのアップ。これは少年心をくすぐったのだ。