今井さんが永眠した。だいぶ容態が悪いことは先週の土曜日にお見舞いに行った映像ディレクターの古武さんから聞いていたので、私自身覚悟を決めていた。私にとっては先日、病院で会ったのが最期となってしまった。信じたくないけれど、現実なのだから受け止めなくてはならない。両国大会でコールをしてもらったのが、我々にとって運命だったのだろう。やっぱり今井さんには女子プロレスのリングが似合っていた。一生懸命生きている人ほど、早く逝っていまうものだ。全女時代、給料が遅配していたから家族のために午前4時から、豆腐屋で働いていたと言っていた。それでも大らかな性格なので、アバウトな私とは話が弾んだものだ。全女のビッグマッチでは、独特の前口上で場内を盛り上げてくれたのは懐かしいこと。全女の創業者だった松永4兄弟のうち、3人がすでに死去しており、もう全女を語れる人間も少なくなってきた。今井さんは現場、私は事務所と分かれていたがあの数々のビッグマッチは我々にとって最高の作品だった。両国大会の打ち上げにも来てくれて、本当に楽しい時間を過ごせたのは今となってはかけがいのない思い出となってしまった。もう1度でいいから一緒に仕事がしたかった。「女子プロレスのためにも毎年、両国でやってください。その時はまた協力したい・・・」こんな今井さんの言葉を私は真摯に受け止めたい。悲しすぎるし、寂しすぎるけど今井さんが愛した女子プロレスを頑張って繋げていきたい。今井さん今までありがとう!安らかに心置きなく休んでください。写真は両国の打ち上げに際に、「元・全女で撮ろう!」と言って撮影した1枚。ゆずポンも入っているのが何とも言えないなあ・・・合掌。
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