ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

戦争→プロレス

2010年08月15日 12時18分28秒 | ROSSY's EYE
  今日は戦後65回目の終戦記念日。太平洋戦争は遥か昔の出来事だ。私は戦後12年が経った昭和32年生まれだが、子供の頃には街角に義足の元軍人がいたし、小学校時代は先生が普通に戦争の体験談などを話していた。だから、子供心に「戦争がまた起きるのか?」、「召集されやしないか?」なんて心配もした。「戦争を知らない子供たち」という歌もあったが、今では実感がまったくない。
 敗戦国の日本で、その国民感情を手の平に乗せて大成功したのが力道山だった。アメリカからやって来た大きな外国人レスラーを、得意の空手チョップでバッタバッタと倒したのだから、見ている側は爽快感に溢れたのだろう。日本人がアメリカ人に勝つということで、敗戦ショックを力道山が満たしてくれたのである。これが日本におけるプロレスの成り立ちだったわけだ。それからプロレスも約60年が経って、とてつもなく進化していった。おそらく80年代から90年代は間違いなく、日本が世界最大のプロレス大国にのし上がったと思う。
 仮に戦争が無くて力道山が存在したら、また違ったプロレスの始まりになったのだろうか…?だから戦争は日本のプロレス誕生に多大な影響をもたらした。終戦記念日に哀悼の念を祈ろうじゃありませんか。

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