ダニー&ブッチャー・リンチ…欧州の流血王と言われたダニー・リンチは、自ら血だるまになるアブドーラ・ザ・ブッチャーのような存在だった。昭和50年1月の再来日では弟のブッチャーを帯同。兄弟で流血戦を繰り広げた。
ジェリー&ニック・コザック…試合巧者のテクニシャンだったのが、ジェリーとニックのコザック兄弟だ。全日本プロレスの初期に来日し、ファンクスの本拠地であるテキサス州アマリロで活躍。若手選手の師範代のような立場だった。
ベニー&ビリー・マクガイヤ…世界最重量を誇ったマクガイヤ兄弟は、ヤマハのミニ・バイクに乗って入場し、当時は大いに話題を呼んだ。昭和49年1月に来日した時は神宮絵画館前でデモンストレーションを行い、大田区体育館では猪木とハンディキャップマッチを敢行した。