NEOの後楽園大会は注目カード目白押しだったが、終わってみれば波乱に満ちていた。そこで、ここで起こったことを掻い摘んでで振り返ってみよう。この日がデビュー戦の石橋葵は、まだ何色もついていない真っさらな新人。顔つきが子供っぽかったが、伸び伸びと育てほしい。さくらえみvs植松寿絵は妙技のオンパレード。10分1本勝負で9分59秒でさくらの勝利、まったく力みのない試合だった。続く栗原あゆみvs華名は正直言って空転。栗原と華名は噛み合わず、二人は別方向を向いていたように感じた。これはプロレス感の違いだから、どうにもならないのかも…10分時間切れは互いに痛み分けみたいな試合だった。ここからどう脱皮するかだ。
野崎渚の復帰戦は、ちょとばかり不甲斐なかったが、京子は怒りの感情を抑え切れずマイクで叱咤。これはポジティブな叱咤で、どこぞのベテラン選手が言い放つ一方的な怒りではない。さすがに京子は器量が大きい。三田英津子の引退ロードでの春山香代子とのシングルでアクシデント発生。三田のトペが春日に突撃したが、両者の頭がぶつかり、三田が流血。いわゆるバッティングみたいな状態でノーコンテストの裁定。レフェリーの好判断だ。三田は呻いていたが、とりあえず異常はなかったという。プロレスでも珍しいシーンに出くわした。
宮崎&風香&真琴とアマンドラでまたまたハプニング？真琴がムーンサルトで中川をフォールすると、レフェリーはカウント・スリーを数えたように見え、リングアナが真琴の勝利をアナウンス。だが、これはミスと判断され試合再開。会場のテンションは落ち、中川が真琴に勝ったものの、よどんだ空気が充満した。確かにカウントが入ったように見えたが、「レフェリーがスリーを叩く瞬間、木村が足を引っ張った」（風香談）というのが正しいかったようだ。
ハイスピードのタイトル戦は米山が夏樹に勝利し、王座を奪取。ヨネちゃんは「ベルトが私に集まってくる！」と言っていた。試合は「この二人はこんなもんじゃない」という声を聞いたが、ここ一番での闘いが評価される。さくらvs植松が裏の読み合いのような展開で、こちらの方がハイスピードだった。このベルトの定義は難しい。
メインは注目の二冠戦。田村欣子vs高橋奈苗の真っ向対決。奈苗は肩を負傷し苦戦の連続。田村がマウントクックなる新技を爆発させ、奈苗は轟沈。これは説得力があった。1発必倒のフィニッシュだ。もはや、この二人には全女の影は無い。全女プロレスなら、こんな大技が出ても、返して返しての我慢比べとなる。肉体を削り合う時代はもう終わったのだ。奈苗、夏樹がと共にタイトルマッチで敗れパッション・レッドは出直しに入る。常勝の絶対王者はこのご時世なかなか誕生出来ない。さてパッション・レッドの巻き返しに注目だ。
野崎渚の復帰戦は、ちょとばかり不甲斐なかったが、京子は怒りの感情を抑え切れずマイクで叱咤。これはポジティブな叱咤で、どこぞのベテラン選手が言い放つ一方的な怒りではない。さすがに京子は器量が大きい。三田英津子の引退ロードでの春山香代子とのシングルでアクシデント発生。三田のトペが春日に突撃したが、両者の頭がぶつかり、三田が流血。いわゆるバッティングみたいな状態でノーコンテストの裁定。レフェリーの好判断だ。三田は呻いていたが、とりあえず異常はなかったという。プロレスでも珍しいシーンに出くわした。
宮崎&風香&真琴とアマンドラでまたまたハプニング？真琴がムーンサルトで中川をフォールすると、レフェリーはカウント・スリーを数えたように見え、リングアナが真琴の勝利をアナウンス。だが、これはミスと判断され試合再開。会場のテンションは落ち、中川が真琴に勝ったものの、よどんだ空気が充満した。確かにカウントが入ったように見えたが、「レフェリーがスリーを叩く瞬間、木村が足を引っ張った」（風香談）というのが正しいかったようだ。
ハイスピードのタイトル戦は米山が夏樹に勝利し、王座を奪取。ヨネちゃんは「ベルトが私に集まってくる！」と言っていた。試合は「この二人はこんなもんじゃない」という声を聞いたが、ここ一番での闘いが評価される。さくらvs植松が裏の読み合いのような展開で、こちらの方がハイスピードだった。このベルトの定義は難しい。
メインは注目の二冠戦。田村欣子vs高橋奈苗の真っ向対決。奈苗は肩を負傷し苦戦の連続。田村がマウントクックなる新技を爆発させ、奈苗は轟沈。これは説得力があった。1発必倒のフィニッシュだ。もはや、この二人には全女の影は無い。全女プロレスなら、こんな大技が出ても、返して返しての我慢比べとなる。肉体を削り合う時代はもう終わったのだ。奈苗、夏樹がと共にタイトルマッチで敗れパッション・レッドは出直しに入る。常勝の絶対王者はこのご時世なかなか誕生出来ない。さてパッション・レッドの巻き返しに注目だ。
