新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ、ハチ

2020-03-07 20:48:46 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第159弾


昨日、マンションの廊下で見つけた虫の続きです。



最初はユスリカの♂ですが・・・。







廊下の手摺りの縁を歩いているハチを見つけました。どうやらハバチの仲間みたいです。横からしか写真が撮れないので、ちょっと横に移して斜め横から撮りました。一瞬じっとしたので、その隙に撮った写真に翅脈が写っていました。これから次のような検索手順でハバチ科マルハバチ亜科までは達しました。

①触角は複眼下縁よりは上、頭盾の上の顔面より生じる
②触角の形状は様々だが、第3節は4節以降と同等の太さで、特に発達することはない
③触角は通常糸状かコンボ羽状
④触角は通常糸状
⑤前胸背板は短く、中央部で狭くなる
⑥頭盾は頭部と明らかに分離される
⑦中胸背板は分割されない
⑧メスの産卵管鞘は後方に伸長しない;オスの腹部末端に後方に伸びる突起はない ハバチ科

⑨前翅の基脈と肘脈は亜前縁脈上のほぼ一点で接する。離れる場合、その間隔は第1肘横脈よりも短い
⑩前翅肘脈基部は直線状か、わずかに曲線となる程度
⑪前翅の径横脈を持ち、前翅第1・2反上脈は別の肘室につながる
⑫前翅の基脈は直線的で第1反上脈とほぼ平行
⑬前翅肛室は不完全で有柄 マルハバチ亜科

これは「大阪府のハバチ・キバチ類」に載っていた検索表からです。⑥、⑦あたりはちょっとはっきりしないのですが、たぶん、ここまでは大丈夫そうです。ここから先の検索表は載っていませんでした。



このハエは何だろう。





これはたぶん、ヤマトオオフンコバエだと思います。フンコバエであることは後脚跗節第1節が太いことで見分けられます。


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