新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 カメムシ、ハチなど

2020-04-08 20:48:42 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第180弾


4月3日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。今日は見た順に載せていきます。



最初はナガメです。





こちらはセイヨウミツバチ。今頃はよくこんな感じで動けないミツバチを見かけます。



これはアカホソアリモドキ。最近、よく見かけます。





セイヨウミツバチがまたいました。



今回は翅がよく見えるので、次の文献を参照にして翅脈に名前をつけてみました。

H. Goulet and J. Huber,"Hymenoptera of the world: an identification guide to families", Research Branch, Agriculture Canada Publication (1993).(ここからダウンロードできます)



これはガロアノミゾウムシ



これはハバチの仲間。これも翅脈と触角を調べてみました。



「絵解きで調べる昆虫」の検索表を見ると、①M脈とRs+M脈が一点で交わる、②2r横脈が存在する、③M脈と1m-cu横脈がほぼ平行、④1m-cu横脈と2m-cu脈が別の肘室につながる、⑤肛室が不完全で有柄、⑥触角は9節。これらの条件からハバチ科マルハバチ亜科であることが分かります。ここから先は検索表がありません。





これはアカハネムシ



これはハナバチの仲間で、たぶん、ヒメハナバチ科だと思うのですが、よくは分かりません。



また、ナガメがいました。





こちらはホソアカバコキノコムシダマシ



最後が問題です。触角からタマバエらしいことが分かりますが、そこからが難関です。MNDの翅脈の図を見ると、Contarinia属に似ている感じです。ただ、この属はCecidomyiinae亜科のCecidomyiidi上族に含まれていますが、MNDの検索表を追いかけていくと触角の鞭節の数が合いません。検索表通りに追いかけていくと、Lasiopteridi上族のOligotrophini族になってしまい、そこで迷子です。なかなか難しいですね。


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