新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 甲虫

2019-06-06 20:37:35 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第32弾


昨日の続きで、6月5日にマンションの廊下で見た虫です。今日は甲虫を紹介します。







この手のハムシは以前、名前調べにだいぶ苦しんだことがあります。初め、Pagria属だとしていたのですが、南雅之さんに教えていただき、実はサクラサルハムシ Cleoporus variabilisの色変わりであることが分かりました(こちらを参照してください)。たぶん、このハムシもサクラサルハムシではないかと思っています。



これははアオカミキリモドキ



そして、ウバタマコメツキ





これは前脛節が湾曲しているのでユミアシゴミムシダマシ属 Promethisの仲間みたいです。「日本産ゴミムシダマシ大図鑑」によると、この仲間で本州産はセスジ、ヒメ、オオ、サト、オニの5種です。このうち、セスジとヒメは上翅に深い条溝があるので除外できます。



オニは触角が短く、前胸背板基縁に届かないというので測ってみました。触角の長さが1に対して前胸背板基縁までの距離が0.95で、触角は長いのでどうやらオニではなさそうです。次にオオは触角6節が球桿状なのに対し、サトはあまり横に広がらないので、たぶん、これはサトユミアシゴミムシダマシ Promethis valgipesのようです。



さらに、中脛節内縁に山型の突起があるのはサトの♂の特徴です。おそらく、サトでよいのでしょう。


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