新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ目ほか

2020-12-27 20:57:25 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第342弾


今日もネタ探しに、マンションの廊下を歩いてみました。虫は20種ほど。ほとんどがハエ目です。冬になるとどうもハエばかりになってしまいますね。





チョウバエの仲間です。色が薄いのではっきりしないのですが、模様はホシチョウバエに似ています。「日本昆虫目録第8巻」によると、Tineariaはホシチョウバエ属という和名になっていて、2種が登録されています。そのうち、1種は八重山産で、残りはホシチョウバエです。たぶん、ホシチョウバエでよいのではと思いました。



これはナミネアブラキモグリバエ。今頃、マンションにはいっぱいいます。このハエについては以前調べたことがあります。その時の記録はこちらこちら





小さなユスリカはいっぱいいるので、そのうちの2匹を写してみました。共に、前脛節が跗節第1節より長いので、エリユスリカ亜科♀のようです。



これはマドチャタテ科Peripsocus属。



色が抜けたような感じですが、たぶん、キゴシハナアブ





最後はタマバエ。こういう脚の長い種は以前調べたことがあるLestremiinae亜科Lestremiini族かもしれません。

雑談)来月、今より狭い家に移るので、この2,3か月ずっと断捨離を続けてきました。20数年ほど前からマンションに集まってきた虫を採集しては標本にしていたのですが、蛾だけでドイツ箱28箱、そのほかの虫が10数箱もあり、どうしても処分しないといけないなと覚悟をしていたら、本日、知り合いの方にすべて引き取っていただきました。長年集めてきた虫だったのですが、やむを得ないと思っていたので、大変助かりました。この場で感謝の気持ちを述べたいと思います。しばらくばたばたしてブログの更新がなかなかできないかもしれませんが、引っ越してからも細々と続けたいと思っていますので、よろしくお願いします。


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