茨城県小美玉市非核平和都市宣言記念講演会
『今、私たちが知っておかなければならない「核・原子力の真実」』
講師 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
と言う講演会を数日前に知り、少し迷ったけど行って来ました。
ちょっと迷ったのは小美玉市ってどこ?
茨城県民になってまだ半年で右も左もわからない状態。
だけど、ドライブした時、小美玉市っていう標識を見た記憶はある。
調べてみると我が家から車で1時間半・・・
日曜だから旦那に運転してもらおうっと。
次男には前もって小出先生の講演会に行くからねと言っておいた。
会場は市の施設でとっても立派で綺麗な建物。
会場前に着くと、何の催しなのか知った旦那はUターン
旦那には強制する気はないから、どうぞどうぞ、車の中で待ってて下さい。
講演は2時間くらい掛るけどね。
会場内は400人ほど?(小出先生が400人くらいと言ってた)
結構、おじさんおばさん・・・5、60代の人が一番多かったように思う。
小さい子供のいる2、30代の人が多いのかな?と勝手に思ってたから
ちょっと意外だった。
まずは市長さんのお話から。
1.世界の人々との交流を深め、世界平和の実現に努めます。
1.戦争の悲惨さを語り伝え、核兵器の廃絶を目指します。
1.水と緑に彩られたふるさとを守り、美しい地球を未来に遺します。
福島原発事故に伴う放射性物質の放出による健康への影響などに関して長期に渡り
検証していなかければならないと考えており、このため、多方面から情報を入手し
慎重に対応することはもとより積極的に情報を提供していきたい。
本日の講演会は、このような思いと小美玉市非核平和都市宣言の周知を目的に開催。
私たちは枯渇性エネルギー依存をやめ再生可能エネルギーの導入を積極的に推進。
世界に向って平和を希求する心と核兵器の廃絶を訴え続け、人類の恒久平和実現の
ために努力していかなければならない。
↑もっと丁寧な言葉でパンフレットには書かれており、こんなようなお話だったはず
それにしても、こんな素敵な宣言ができる市長さん、素敵ですね
小出先生の講演は質疑応答も入れて2時間以上。
質問される方がたくさんいて、予定時間内には終わらず延長の又延長。
TVで拝見するのと変わらず、優しくて丁寧。
講演の内容はX線の発見から人類初の原爆実験、広島・長崎の原爆、東海村の臨界事故、
一番恐ろしい放射線はセシウム137、遺伝情報がズタズタにされてしまうこと。
X線撮影はできる限りしない方が良いこと。
被曝ですぐに死ぬことはなくても、がんや白血病に。
被曝のリスクは低線量に至るまで直線的に存在し続け、しきい値(これまでは安全だと
いうこと)はない。
東電や政府の発表した放射量は過小評価。実際はもっと多い。
人々が普通の生活をする場所は放射線管理区域以上に汚染されている。
終わりに近づくにつれ、「東電に責任がある」と小出先生の口から何度も出てきた。
原子力に携わってきてどれほど危険なものなのか、40年以上も廃止を訴えてきて、
だからこそ、福島原発事故が無念なのだろうと思った。
小出先生にしても、武田邦彦先生にしても、心から子どもたちのことを心配している。
子どもたちのことを本当に思っているから、汚染されている場所で作られた物を食べても
大丈夫だなんて、無責任なことは決して言わない。食べないように言っている。
最後にパンフレットに書かれている小出先生の言葉
残念ながら福島第一原子力発電所の事故は起きてしまいました。
すでに広島原爆はまき散らした放射性物質の数百発分の放射線物質が大気中や海に
まき散らされ、東日本だけではなく、世界中に汚染を広げています。
私たちは、放射能で汚れた世界で生きるしかありません。
こんな途方もない世界にしてしまったことに責任がある大人として、私たちは今後の
世界をどのように生きていけばいいのでしょうか?
私の願いは2つです。
1つは原子力を選択したことに責任のない子どもたちを被曝から守ること、
そして、農業、酪農業、漁業など1次産業を崩壊から守ることです。
小 出 裕 章
『今、私たちが知っておかなければならない「核・原子力の真実」』
講師 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
と言う講演会を数日前に知り、少し迷ったけど行って来ました。
ちょっと迷ったのは小美玉市ってどこ?
茨城県民になってまだ半年で右も左もわからない状態。
だけど、ドライブした時、小美玉市っていう標識を見た記憶はある。
調べてみると我が家から車で1時間半・・・
日曜だから旦那に運転してもらおうっと。
次男には前もって小出先生の講演会に行くからねと言っておいた。
会場は市の施設でとっても立派で綺麗な建物。
会場前に着くと、何の催しなのか知った旦那はUターン
旦那には強制する気はないから、どうぞどうぞ、車の中で待ってて下さい。
講演は2時間くらい掛るけどね。
会場内は400人ほど?(小出先生が400人くらいと言ってた)
結構、おじさんおばさん・・・5、60代の人が一番多かったように思う。
小さい子供のいる2、30代の人が多いのかな?と勝手に思ってたから
ちょっと意外だった。
まずは市長さんのお話から。
1.世界の人々との交流を深め、世界平和の実現に努めます。
1.戦争の悲惨さを語り伝え、核兵器の廃絶を目指します。
1.水と緑に彩られたふるさとを守り、美しい地球を未来に遺します。
福島原発事故に伴う放射性物質の放出による健康への影響などに関して長期に渡り
検証していなかければならないと考えており、このため、多方面から情報を入手し
慎重に対応することはもとより積極的に情報を提供していきたい。
本日の講演会は、このような思いと小美玉市非核平和都市宣言の周知を目的に開催。
私たちは枯渇性エネルギー依存をやめ再生可能エネルギーの導入を積極的に推進。
世界に向って平和を希求する心と核兵器の廃絶を訴え続け、人類の恒久平和実現の
ために努力していかなければならない。
↑もっと丁寧な言葉でパンフレットには書かれており、こんなようなお話だったはず
それにしても、こんな素敵な宣言ができる市長さん、素敵ですね
小出先生の講演は質疑応答も入れて2時間以上。
質問される方がたくさんいて、予定時間内には終わらず延長の又延長。
TVで拝見するのと変わらず、優しくて丁寧。
講演の内容はX線の発見から人類初の原爆実験、広島・長崎の原爆、東海村の臨界事故、
一番恐ろしい放射線はセシウム137、遺伝情報がズタズタにされてしまうこと。
X線撮影はできる限りしない方が良いこと。
被曝ですぐに死ぬことはなくても、がんや白血病に。
被曝のリスクは低線量に至るまで直線的に存在し続け、しきい値(これまでは安全だと
いうこと)はない。
東電や政府の発表した放射量は過小評価。実際はもっと多い。
人々が普通の生活をする場所は放射線管理区域以上に汚染されている。
終わりに近づくにつれ、「東電に責任がある」と小出先生の口から何度も出てきた。
原子力に携わってきてどれほど危険なものなのか、40年以上も廃止を訴えてきて、
だからこそ、福島原発事故が無念なのだろうと思った。
小出先生にしても、武田邦彦先生にしても、心から子どもたちのことを心配している。
子どもたちのことを本当に思っているから、汚染されている場所で作られた物を食べても
大丈夫だなんて、無責任なことは決して言わない。食べないように言っている。
最後にパンフレットに書かれている小出先生の言葉
残念ながら福島第一原子力発電所の事故は起きてしまいました。
すでに広島原爆はまき散らした放射性物質の数百発分の放射線物質が大気中や海に
まき散らされ、東日本だけではなく、世界中に汚染を広げています。
私たちは、放射能で汚れた世界で生きるしかありません。
こんな途方もない世界にしてしまったことに責任がある大人として、私たちは今後の
世界をどのように生きていけばいいのでしょうか?
私の願いは2つです。
1つは原子力を選択したことに責任のない子どもたちを被曝から守ること、
そして、農業、酪農業、漁業など1次産業を崩壊から守ることです。
小 出 裕 章