実は耳の裏のできものの他に、数年前から胸の谷間付近にもできものができた。
できものというよりしこり?
同じ頃、左肩にも同じようなしこりを見つけ、自分の中で、胸にできたのと同じだから
胸のしこりは乳がんとかじゃないはず・・・と自分に言い聞かせて気付かないふり
若い頃はちょっと変!!と思うとすぐに病院で検査をしなければ落ち着かなかったけど、
年齢増加と共に、恐くて行けなくなって来た。
気付かないふりをしてても、何かあるとやっぱり気になる。
20代後半、30代前半に乳がんの検査をしたっきり。
ピンクリボンのマークを見る度、ちょっと怯えてた。
そんなある日、左肩のしこりから、白い物体が・・・。
しこりの周りから指で押してみると、白い物体がニョロニョロと出てくる。
しかもかなり出てくる。真っ白い物体。たぶん脂肪・・・。
肩のしこりも胸のしこりも真ん中辺が青白い。
だから胸のしこりも結局、脂肪の塊のはず。
だけど、胸のしこりを押してみる気にはどうしてもなれない。
そのまま1年以上、ほったらかしにしてきた。
耳の裏のできもので通院してた時、乳腺科があるのを知った。
耳の裏のできものが何でもなくホッとしたと同時に今度は胸のしこりが
気になってきた。
電光掲示板に乳腺科の医師の名前が出てる。
どうしてだか、医師の名前を見ただけで、勝手に女医だと思い込んだ私は、
乳腺科に予約を入れた。
きちんと確認もせず、結局、乳腺科の先生は男性・・・。
体はおばさんでも心はまだ20代
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・・・恥ずかしい・・・。
だけど、そんなこと言ってる場合ではなく、先生が触診した後、すぐに
マンモグラフィーと超音波検査。
結果はその後すぐに出るけど、同じ検査をする女性が次から次へと。
マンモグラフィーとかの検査は受けられる時間が決まっているようなので
先生は次から次へと診察しては、検査に回すので、早い時間に診察を受けた
私は、診察する人が終わるまで待ってなくてはならなく、随分待たされた。
結果、しこりはたぶん、ふんりゅうでしばらく様子をみて大丈夫とのこと。
とらなくてもいいと言われたけど、心配の種は残したくないので、できれば
とりたいと言うと、先生が、そりより!!と言いながらマンモグラフィーで
石灰化が見られる。こっちの方が問題。石灰化した部分が悪性であることも
あるから、2、3ヶ月後に又検査するように勧められた。
マンモトーム生検という検査のパンフレットを渡され、その検査をすれば
悪性なのか良性なのか調べられると説明された。
何年もほったらかしにしてきて、やっとの思いで診察したのに、こんな中途
半端な結果で、しかも、又2、3ヵ月後に検査するなんて・・・絶対イヤだ。
その場でマンモトーム生検の検査を受ける予約をした。
診察室を出て、予約の説明を看護師さんから受けてると、私の後にマンモグを
受けた人たちが検査の結果が何ともなかったと、喜んでいる姿が見えた。
マンモトーム検査まで余りやる人がいないのか?検査はマンモトームの機械の
メーカーの人も立会い。
看護師さんが2人、先生が1人、メーカーの人が1人、レントゲン技師1人。
こんな大勢で検査するのね・・・
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男性は3人・・・
明るいライトの中、上半身裸で怯える・・・おばさん・・・
向こうは仕事。こっちは患者。体はおばさんだけど心は20代。
あっと言う間に終わるのかな?と思ってたら、途中、機械の電源が落ちたりして
なんだかんだと30分。
やっと終わった!!と思ったら、出血を抑えるため、先生が患部(乳房)を手で
圧迫・・・これが2、30分・・・辛い(痛いとかじゃなく)
その後、看護師さんが患部を圧迫するためのさらしのような布(病院で買わされた)
を巻いてくれて、これでやっと終わり。
やっと終わった!!やっと服が着れる!!立ち上がって見ると・・・
両胸は布で巻かれているけど、何故だか、両乳首だけ、その巻かれた布から出ている。
わざわざ乳首だけ出してくれている・・・何故?
検査中も手で圧迫されている時も、布で巻かれている時も、ずっと目を閉じてた。
体はおばさんでも心は20代で恥ずかしかったから!!
その後ヨロヨロしながら着替え、酷く気持ちが落ち込んだ。
検査が恐かったとか痛かったとか不安だったとかじゃなくて、とにかく恥ずかしかった。
結果は普通は2週間後くらいだけど、年末年始があるから、年明け6日に予約。
だけど、4日になって電話があり、まだ結果が出てないので13日にと言われた。
そして又10日に電話があり、良性なのか悪性なのか判断が難しい状態のようなので
もう少し時間が掛ると言うことで27日に又しても予約変更・・・
もう、その電話を貰った時、がんを覚悟・・・と言いながら、あれこれやっぱり考えた。
一番は次男のこと。やっぱりまだまだ自律&自立ができてないから
とにかくどんな結果であれ、それは私にとってどちらでも学び。
冷静に受け取れるように心がけようと思った。
予約時間は3時。時計は見てなかったけど、殆ど待たされることなく、名前を呼ばれた。
診察室に入って行くと、まず長い間待たせてしまったことを謝ってくれた。
その後、マンモトームの映像の説明をしながら、良性だったこと、これからは1年に1度
検査すれば良いこと、しこりはそのままで、大きくなったり変化があれば診察すること。
冷静に受け取るつもりだったけど、良かった!!今日はもう覚悟してきました!!と
言うと先生は笑ってた。
結果は耳の裏のできものも乳房の石灰化も悪性の病気ではなかった。
だけど結果が出るまでは先生方は安心できるものではないとも言われていた。
良性、悪性の判断は難しいそうだから、こういうことは良くあることなのかもしれない。
だけど、こういう流れを良くあることと受け取るのではなく、きっといろんな深い意味も
あるのではないかと思った。
私は良い、悪いを表面だけ見て判断してしまうところがあり、深くまで見ることをしない。
そんな私へのメッセージもあったのかもしれない。