晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

介護百人一首

2014-02-28 21:39:54 | Weblog
 新しいカメラを購入し、使い方に慣れるにはかなり時間も必要でしょうが、やっと日常を取り戻したような気がしています。

 ブログを休んだ数日もやはり夜はPCタイムです。馴染みのブログを拝見したりいろんなサイトを巡ります。
なかでも好きなテレビ番組≪介護百人一首≫は見逃すことが多いのでとても便利なPC生活です。
 介護の日々を三十一文字の短歌に詠んだ作品集をじっくり読みながら、うんうん、あった・あったと姑との暮らした日を思い出しました。

 【 コツコツと杖を叩いて夜半(よわ)に呼ぶ「用事はなあに」「顔、見たかった」】
  我が家の姑もそうでした、「お母さん~お母さん」と嫁を呼び「顔が見たかった・・・」そんな胸キュンも有りました。

 【 広告のおすしをつまむ夫(つま)を見て今夜は決めたおすしに決めた 】
  美味しそうな折込広告が好きで、ついつまんでしまう・・・あったよあったよ。おまんじゅう大好き婆さん。 

 【 そうだった今日は義母(はは)はショートの日ほっと息つき二度寝する夜 】
  ショートの日、介護者は少し気が緩みました。二度寝も昼寝も三度寝も大目に見てもらわねば…。
 
 【 介護する親のあるはしあわせと一人となりし友はつぶやく 】
  実感です。今はそんなことを言う側となりました。

 【 苦労ねと言われるけれど母が居て話せる笑える元気貰(もら)える 】
 【 「認知症は神のプレゼント」看護師の言葉身に沁み母につき添ふ 】
  介護は折れたり萎れたり…そんなことも有ったっけ、長い人生の道のりに介護は神のプレゼント。納得!納得!

 そこで短歌も知らぬ私ですが、介護は少しは知ってます。三十一文字指折り数えてみましたよ。
  【 「死にとうない」言葉残して姑(はは)逝き介護の日々は我が家の宝 】
 高齢になると「早くお迎えが…」そんなことを口にする人もいますが、姑が「死にとうない」と言ってくれたのが家族にとっては嬉しい言葉でした。認知症ではあったけどその気持ちは本物と信じてます。

  < 長い夜 思い起こすは 介護の日 >