晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

今日は何の日

2015-04-07 20:12:49 | Weblog
 菩提寺の桜の様子が日々変わっていくのがわが家からも見えています。
参道は桜のジュータンを敷き詰めたようです。

 今朝もNHKラジオが<今日は何の日>を放送しています。
4月7日戦艦大和沈没の日です。
 地方紙の朝刊のコラムも≪散る桜 残る桜も 散る桜≫倉敷にゆかりの禅僧・良寛の句を添え沈没から70年のこの日が記されていました。
 出撃した兵士がしきりに口にしたのがこの句だったのだとか・・・。
猛攻撃を受け撃沈する前日、手のすいた乗組員は甲板に集合し、故郷の方角に合掌や黙礼をしてお別れをした。「遠慮はいらん、大いに泣け」と上官の言葉があったと・・・
 乗組員だった八杉康夫さんの証言の紙面に胸が締め付けられる思いでした。
この中に叔父がいたのです。

 毎年、叔父の命日の知らせは護国神社から届きます。
昨年は我々夫婦は70年の節目とこの叔父の永代祭祀をお願いしました。やはり墓地にもお参りしなければと菩提寺の門に着くとまさに散る桜で埋め尽くされています。
    
 フクロウ寺とも呼ばれる菩提寺、お迎えフクロウに荷物を預け大急ぎでカメラ・カメラ!。
 墓地までの急な坂道には色鮮やかなツツジや椿が咲いています。
 菩提寺本堂の屋根部分まで来るとなぜか振り返り我が家の位置を見ています。70年前の景色はどうだったのか想像もつきません。
 叔父の墓前には懐かしい故郷を想わせる青い麦の穂、わが家の遅咲き水仙などを束ねてきました。そうそう、きっとこの叔父さんもお好きではなかろうかとワンカップ日本酒をさあどうぞ!。
お陰様で平和な我が家でございます。

  < 散る花に 心は更に 空虚なる >