2010の暮れに行ったイタリアの旅行記です。
今回はサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂@ローマです。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
勝利の聖母の教会と名付けられた、
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂。
これまでアップしてきた聖堂には全てイタリア語で
「バシリカ(basilica)」と着きましたが、
この聖堂は「キエーザ(chiesa)」と着いているので、
聖堂ではなく、教会堂と表記してみました。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
外見は、前回アップしたソプラ・ミネルヴァ程地味ではありませんが、
それほどインパクトのある外見ではありません。
しかし堂内は、バロックど真ん中の、
グニャグニャゴツゴツのゴテゴテです。
昼間は外光が差し込んで、堂内がよく見える様ですが、
訪れたのが夜だったため、殆ど真っ暗です。
しかし、壁面の彫像はお布施を入れると、
数分の間、天光にみたてた電気が点灯するので、
よく見る事ができたのは幸いです。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
ベルニーニ作『テレジアの法悦』
ここにもまたベルニーニです。
天使の矢に射貫かれて苦痛と恍惚の混在した表情のテレサが、
当時、不謹慎だと物議をかもしたそうです。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
現代から見ると不謹慎かどうかはわかりませんが、
首を後ろに落とした、半開きの口元と目元の表情は、
確かに「法悦」に至った表情だと思います。
この表情を見て思い出したのは、
ラ・スペコラ博物館の『解剖されたヴィーナス』です。
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解剖されたヴィーナス@ラ・スペコラ博物館(画像はクリックで拡大します)
以前の記事では、表情がわかるショットをアップしませんでしたが、
これでおわかりになると思います。
首を後ろに落とし、半開きの口元と眼差し。
まさにテレジアと同じ表情ですが、
しかし解剖されたヴィーナスの眼差しは、
法悦ではなく、空虚かもしれませんね。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
『テレーザの法悦』反対側の壁面にある、
ドメニコ・グッディ作『ヨゼフの夢』
ヨゼフとはキリストの父親、というよりはマリアの旦那。
マリアの懐妊を処女懐胎と信じられず、
浮気をしたんではないかと悩む光景だそうです。
暗い堂内では、『テレーザの法悦』と同じ様な印象でしたが、
こうして画像で改めて見ると、
確かに表情の造り込みが甘かったり、体の動きが固かったりします。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
そして『聖ヨゼフの夢』に下に、
映画『天使と悪魔』で燃えてしまう、
首に傷跡にある像が横たわっています。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
アルフォンソ・バルジィッコ作『聖シモン・ストックに肩衣を渡す聖母』
上記の他にも堂内には沢山の彫像があります。
こちらの彫像は、そのストーリーなど全然わかりませんが、
聖母の顔立ちがとても印象的だったので1枚。
画像では伝わりませんが、実際に見ると、
ベルニーニに負けず劣らず<ありがたい>印象を受けます。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
出入口の上には大きなパイプオルガンが設置されていました。
この過剰にゴテゴテした装飾はまさにバロック。
◆
聖ペトロの墓を祀ったサン・ピエトロ大聖堂、
フラ・アンジェリコ等の聖人が眠るソプラ・ミネルヴァ聖堂、
そしてこのデッラ・ヴィットーリアと、
どの聖堂にも濃密な死の匂いが漂っていました。
今回はサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂@ローマです。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
勝利の聖母の教会と名付けられた、
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂。
これまでアップしてきた聖堂には全てイタリア語で
「バシリカ(basilica)」と着きましたが、
この聖堂は「キエーザ(chiesa)」と着いているので、
聖堂ではなく、教会堂と表記してみました。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
外見は、前回アップしたソプラ・ミネルヴァ程地味ではありませんが、
それほどインパクトのある外見ではありません。
しかし堂内は、バロックど真ん中の、
グニャグニャゴツゴツのゴテゴテです。
昼間は外光が差し込んで、堂内がよく見える様ですが、
訪れたのが夜だったため、殆ど真っ暗です。
しかし、壁面の彫像はお布施を入れると、
数分の間、天光にみたてた電気が点灯するので、
よく見る事ができたのは幸いです。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
ベルニーニ作『テレジアの法悦』
ここにもまたベルニーニです。
天使の矢に射貫かれて苦痛と恍惚の混在した表情のテレサが、
当時、不謹慎だと物議をかもしたそうです。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
現代から見ると不謹慎かどうかはわかりませんが、
首を後ろに落とした、半開きの口元と目元の表情は、
確かに「法悦」に至った表情だと思います。
この表情を見て思い出したのは、
ラ・スペコラ博物館の『解剖されたヴィーナス』です。
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解剖されたヴィーナス@ラ・スペコラ博物館(画像はクリックで拡大します)
以前の記事では、表情がわかるショットをアップしませんでしたが、
これでおわかりになると思います。
首を後ろに落とし、半開きの口元と眼差し。
まさにテレジアと同じ表情ですが、
しかし解剖されたヴィーナスの眼差しは、
法悦ではなく、空虚かもしれませんね。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
『テレーザの法悦』反対側の壁面にある、
ドメニコ・グッディ作『ヨゼフの夢』
ヨゼフとはキリストの父親、というよりはマリアの旦那。
マリアの懐妊を処女懐胎と信じられず、
浮気をしたんではないかと悩む光景だそうです。
暗い堂内では、『テレーザの法悦』と同じ様な印象でしたが、
こうして画像で改めて見ると、
確かに表情の造り込みが甘かったり、体の動きが固かったりします。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
そして『聖ヨゼフの夢』に下に、
映画『天使と悪魔』で燃えてしまう、
首に傷跡にある像が横たわっています。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
アルフォンソ・バルジィッコ作『聖シモン・ストックに肩衣を渡す聖母』
上記の他にも堂内には沢山の彫像があります。
こちらの彫像は、そのストーリーなど全然わかりませんが、
聖母の顔立ちがとても印象的だったので1枚。
画像では伝わりませんが、実際に見ると、
ベルニーニに負けず劣らず<ありがたい>印象を受けます。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂(画像はクリックで拡大します)
出入口の上には大きなパイプオルガンが設置されていました。
この過剰にゴテゴテした装飾はまさにバロック。
◆
聖ペトロの墓を祀ったサン・ピエトロ大聖堂、
フラ・アンジェリコ等の聖人が眠るソプラ・ミネルヴァ聖堂、
そしてこのデッラ・ヴィットーリアと、
どの聖堂にも濃密な死の匂いが漂っていました。
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