黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

十条逍遙 界隈

2006-09-02 01:31:01 | ・軍都十条逍遙


東京の北部、北区と板橋区の区界一帯にあった、
広大な敷地の陸軍時代の遺構の見学記です。

昨日の記事で第二造兵廠は終わりなので、
今日は少し界隈の話をしようと思います。

ちょっと前にアップした、
敷地内に弾道検査管がある研究所のすぐ向かいには、
程よい木々が植樹されたこじんまりとした公園がありますが、
入り口のプレートを見てビックリです。→Mapion



右横書きの公園名に「昭和十二年開園」の文字。
園内はおそらく開園当時とは形を変えていると思いますが、
改装時にプレートを変えなかったのは、
おそらくこの公園が個人の寄贈公園だからかと思います。
別の場所にある由来記には、
カタカナ併用の、同じく右横書き文字が刻まれています。

ところで横書き文字が右横書きから左横書きに変わるのはいつなのか、
いつも疑問に思っていましたが、
ちょっと調べてみると、
やはり大きな契機は戦後の英語の流入によるようです。
ただ戦前も左横書きは既に用いられ、逆に戦後も右横書きは健在で、
きわめてゆっくりとした変化をしてきたようです。


何度か十条へ行くたびに、
東京レトロのユウジさんに教わった讃岐うどんの「すみた」や、
オープロジェクトのメンバーの友人に教わった、所謂一般食堂など、
いろいろな店で食事をしましたが、
十条駅の西口に広がる「十条商店街」の中にある、
「天将」というレトロな店が気になったので入ってみました。→Mapion



入口の横に並ぶ大量の鑞見本が、
西東京では体験出来なくなった昭和を感じさせてくれます。
注文したのはチキンライス。



完璧です!
てんこもりにしてメロン型をぬいてるので、へりがはみ出してます。
グリンピース6個。
中にはちゃんとチキンが入っていました。

平日の昼でしたが、店内にいたお客さんの殆どは、
緑茶ハイで出来上がっていました。

また商店街では、天然氷をつかったかき氷が食べられる、
だるまや」も忘れられません。
 
◆軍都 十条逍遙◆
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