2月20日、東京都美術館でエル・グレコ展を見てきました。
到着は11時過ぎだったが、既に20分待ちの表示。以前行ったダ・ヴィンチ展では90分待ちを経験したので、それほどではないが、雑踏の中での絵画鑑賞というのは気がめいるので、比較的空いていると思われる平日を狙っていました。そして、仕事の都合がつくこの日に行くと決めていました。しかし、行ってみると、実は当日はシルバーデーで、65歳以上は無料の日でした。そのせいで混雑していたようです。
さて入場。音声ガイドを借用し、会場をまわりました。
エル・グレコというと、宗教画や祭壇画が主な作品なのですが、まずは、グレコによる肖像画でした。今回の展示は、4つの系統に分けて、エル・グレコの作品を総合的に紹介する狙いがあったようです。
メイン展示は、最後にあった「無原罪のお宿り」という作品。縦3m47cmという大きいもの。聞いた話では、会場の東京都美術館は改修され、そのリニューアルに合わせ企画されたそうです。その改修のひとつには、展示室の天井高を上げることがあり、改修前では、「無原罪のお宿り」は展示できなかったことになります。この作品、ほんとうに見上げるような作品で、描かれている人物も10頭身くらい細長く伸び、まさに天へ昇っていくような錯覚を覚えます。ほかいくつかの作品もそうです。
26年前のエル・グレコ展。圧倒される感銘を受けたことを今でも覚えていますが、この時は今回より展示数こそ少なかったかもしれませんが、大型の作品ばかり展示され、インパクトの強さとしては、以前の方が大きかったように思えます。
それでも、じっくり見ることができた。良かった。良かった・・・。
昨年5月21日の金環日食では、塩尻が金環として見られる北限界線に位置し、金環帯の限界を測ろうとした日食グラスによる観測が行われました。
その成果のひとつとして、塩尻市立丘中学校科学部による観測報告と、2012金環日食日本委員会副委員長として活躍された大西浩次さんによる講演会という2本立てです。
丘中学校科学部による発表は、全校生徒の約8割にあたる約500人の生徒による金環時にリングに見えたかどうかの報告を元に、科学部の皆さんによる独自の検証によって、北限界線の位置を導き出したという発表でした。その結果は、いくつかあった限界線予報のうち、最も確からしいと言われた「相馬‐早水予報」に一致していたものです。倍率1倍による日食グラスを使って、事前講習はあったとは言うものの、天体観測をしたこともない全校生徒のほとんどが参加したデータを使っての研究は、まさに”素晴らしい”の一言でした。
大西先生の講演は、昨年の金環日食でどこまで正確な太陽直径が求められたか、全国の観測、特に北限界線が通った、神戸ー京都ー塩尻ー上田ー南相馬の観測成果について言及されていました。また今年の2大彗星のお話しも・・・。
終了後、塩尻星の会主催による懇親会が、大西先生と丘中学校科学部特別顧問の宮下和久先生を交えて行われ、今回の日食観測の成果をさらに広げようと話に花が咲きました。
○大西先生の講演会
○終了後、丘中学校科学部の皆さんを激励する大西先生
○懇親会の様子
その成果のひとつとして、塩尻市立丘中学校科学部による観測報告と、2012金環日食日本委員会副委員長として活躍された大西浩次さんによる講演会という2本立てです。
丘中学校科学部による発表は、全校生徒の約8割にあたる約500人の生徒による金環時にリングに見えたかどうかの報告を元に、科学部の皆さんによる独自の検証によって、北限界線の位置を導き出したという発表でした。その結果は、いくつかあった限界線予報のうち、最も確からしいと言われた「相馬‐早水予報」に一致していたものです。倍率1倍による日食グラスを使って、事前講習はあったとは言うものの、天体観測をしたこともない全校生徒のほとんどが参加したデータを使っての研究は、まさに”素晴らしい”の一言でした。
大西先生の講演は、昨年の金環日食でどこまで正確な太陽直径が求められたか、全国の観測、特に北限界線が通った、神戸ー京都ー塩尻ー上田ー南相馬の観測成果について言及されていました。また今年の2大彗星のお話しも・・・。
終了後、塩尻星の会主催による懇親会が、大西先生と丘中学校科学部特別顧問の宮下和久先生を交えて行われ、今回の日食観測の成果をさらに広げようと話に花が咲きました。
○大西先生の講演会
○終了後、丘中学校科学部の皆さんを激励する大西先生
○懇親会の様子