長野県生涯学習推進センターの天体観測講座「春のスターウォッチング」が行われました。ここ5年以上続いている市民向けの講座です。5月15日から17日のうち晴れた日に行う、時間は19時から20時30分のうち、参加者の都合の良い時間に来て自由に見てもらうという位置づけで行われており、申込制をとっています。
実施かどうかの天候判断は昼ごろ主催者が行っています。初日の15日ですが、天気予報では晴れのち曇りの予報で、夜曇る見込みでしたが、昼間の雲ひとつない好天で、15日の実施決定となったようです。
この施設には、西村製作所製の50センチカセグレン式反射望遠鏡が備え付けられており、備品としてビクセン製8センチフローライト屈性望遠鏡が数台あります。これらの機材を使って行われました。
申込者70名ほどあったそうで、当日の都合により60名ほどの参加者がありました。
さて、この講座の運営サポーターとして参加しました。冒頭早めの到着でしたので、申込者が来る前に、西の空低くなった木星を、50センチで見せてもらいました。低空にも関わらず、気流の状態が良かったせいか、まだ明るい空をバックに落ち着いた木星像が見られました。
申込者が来始めると、テラスに用意した8センチ屈折、今夜は3台用意されましたが、まずは南西に見えている月齢5の月を導入し見ていただきました。薄暮は暮れるにつれ、南東に土星も見えるようになり、土星の観望。さすが土星の姿には、大きな歓声があがりました。望遠鏡の観察の合間、センターの専門主事さんから星座の解説もありました。
その後時折雲が出て、月も土星も観察を中断する時間もありましたが、多くの皆さんに、春の夜空を堪能していただいたようです。
何人かの方、携帯やデジカメで接眼レンズごしにカメラを向け、撮影もされていました。土星は小さく写り難しかったようです。月は露出設定が難しいようです。なかなか見た印象のまま写せないですね。