BECOME THE ONE!! ~COACH Mr.RYO~

2000年からシドニーでコーチをスタート。夢はもちろんオリンピック!

天国から・・・地獄?

2008-04-01 13:18:29 | Weblog
今までに無い成功を遂げたAUSのオリンピック選考会。8個の世界記録を産むというすばらしい結果を残し、あとは本番の更なる成功を・・・

と思っていた矢先の、悲しいニュースです。

男子200mBFでコモンウェルス+オーストラリアレコード(その数日後にニュージーランドの選手にコモンウェルスレコードを塗り替えられましたが)で優勝し、北京五輪行きを決定させていた、Nick D’Arcy(ニック・ダーシィー)が、選考会の夜にシドニーのナイトクラブで喧嘩騒動を起こしてしまいしまいました。

これはオーストラリア全土で大きく取り上げられており、警察の調査を受けて事情を聞いているところです。

状況によっては、彼がオリンピックを辞退?するかもしれませんが・・・

それだけでは済まない、なんとも後味の悪い結果になってしまった気がします。

ハケットもキャプテンとしてコメントしていますが、一人のそういった行動がオーストラリア選手すべての印象を悪くしてしまう恐れがあることを心配しております。

オリンピック代表を祝うために友達と飲むのは全然構わないと思います。しかし、”国の代表”としての責任と態度を、同時に認識するべきではなかったかと思います。

オリンピックとはそれくらい”大きなもの”。人の人生を変えてしまうくらい”影響力”のある大会なのだと改めて気づかされましたね。

彼の今後についてはまだ未定ですが、本人が”責任”を感じ、自分なりの決断をせざるを得ないかもしれませんね。

更に悲しいことに、その騒動の中には、もう一人、元コモンウェルスチャンピオンのSimon Cowley(サイモン・コウリー)もいたそうです。


4年前は、Ian Thorpeの失格をめぐって大きなニュースになりましたが、結果的に彼は400mでアテネで金メダルをとることができました。

しかし、今回のこのニュースはどうでしょう?
彼はそのまま出場するのか?それとも辞退するのか?


どっちにしても国民(いやっ世界中が?)全員が注目するところです。