夕方18時、ある人からの電話を待って、会社そばの公園でぼーっとしていたら、
公園の入り口の門がしめられ、鍵をかけられてしまった。
まさに立ち去ろうとしている鍵を持ったおばさんの背中に「出してください!」と叫び、
予想外のことに面食らったおばさんが、ウロウロ無駄な動きをしているなか、
ジッと待ってなんとか出してもらった。
そのご近所さんらしいおばさんに、「この公園は6時までよ。私が帰っちゃう前でよかったわね」と
なぜか非常に恩着せがましく言われたが、ヘラヘラとしておいた。
十分見渡せる、ブランコがあるだけの小さな公園なんだから、
中に人がいないかどうか、確かめてから閉めようよ。と言いそうになったが、グッとこらえた。
大人だ。わたし。
そうこうしてても、
結局電話が掛かってこないので、場所を移動しながら、その相手に電話をしてみた。
先日登録した人材バンクの電話面談だったはず。
掛けてみると、電話口のお兄さんが、「すぐ担当から掛けさせます」とのこと。
数分後に電話を掛けてきたのは、中国人だった。
どうやら、すっかり忘れていたことに動揺しているらしく、日本語があやしい。
電話早々、私の中国語のレベルを聞かれた段階で、
「中国語にしましょう」と明るく言って、中国語に切り替えた。
初めて話す相手なのに、しかも携帯電話という電波のあまりよくない状況で、
ついでに、私は最近、あまり中国語を話していないのに、
中国語にしよう、とみずから言ってしまうほどの日本語だったわけだ。
まあ、中国人なので、中国語に切り替えたとたん、言いにくいこともはっきり言ってくれる。
「最近は、日本が不況なので、
中国に留学した後、そのまま卒業して就職してしまう日本人が多く、
そういう人にはたくさん仕事があるのだけれど、
あなたのような年齢の人で、ただ中国語が話せるというだけでは、
見つけるのはかなり困難です」と。
日本語で書くと、ビックリするくらいストレートだけれど、
中国語で話しているときには、このくらいのほうが、かえって落ち着く。
私も「そうだよね~」と言いつつ、向こうの物価や、お給料の相場の話を聞いた。
というか、「お給料はどのくらいをご希望ですか?」をやたら聞いてくるので、
「普通どのくらいなの?」と逆に聞くと、結局ネットで調べられる知識の羅列になって、
お互いに話に困った。
きっと今日、電話口で話した彼女は、
「日本にいる中国人留学生がそのまま日本企業に就職するには」の相談を専門としてるのだろう。
来月、上海に行く予定、向こうの様子を見て来る、と言ったら、
じゃあ、現地のスタッフを紹介します。こちらには、あまり向こうの情報がないのでと、
急に声が明るくなった。
そうか。彼女も困っていたんだな。
ということで、学んだ。
もう歳なので、これまでの仕事のつながりとか、私の性格とか、
とりあえず、私というものをまったく知らない人と再就職の話をするのは、かなり厳しい。
若ければ、未来に投資するわけだから、まだいろいろと方法があるけれど、
私の場合は即戦力です、と言いたいわけだから、そういうものなのだろう。
初対面の人と、そういう話をするからには、それなりの時間も必要だ。
今日、話をした相手は、カウンセラーなのか、中国で働くこと希望だから中国人ということで、
白羽の矢が立ったかわいそうな人なのかはわからないけれど、
私よりも若いお嬢さんを、あまり困らせてもいけないな。
公園の入り口の門がしめられ、鍵をかけられてしまった。
まさに立ち去ろうとしている鍵を持ったおばさんの背中に「出してください!」と叫び、
予想外のことに面食らったおばさんが、ウロウロ無駄な動きをしているなか、
ジッと待ってなんとか出してもらった。
そのご近所さんらしいおばさんに、「この公園は6時までよ。私が帰っちゃう前でよかったわね」と
なぜか非常に恩着せがましく言われたが、ヘラヘラとしておいた。
十分見渡せる、ブランコがあるだけの小さな公園なんだから、
中に人がいないかどうか、確かめてから閉めようよ。と言いそうになったが、グッとこらえた。
大人だ。わたし。
そうこうしてても、
結局電話が掛かってこないので、場所を移動しながら、その相手に電話をしてみた。
先日登録した人材バンクの電話面談だったはず。
掛けてみると、電話口のお兄さんが、「すぐ担当から掛けさせます」とのこと。
数分後に電話を掛けてきたのは、中国人だった。
どうやら、すっかり忘れていたことに動揺しているらしく、日本語があやしい。
電話早々、私の中国語のレベルを聞かれた段階で、
「中国語にしましょう」と明るく言って、中国語に切り替えた。
初めて話す相手なのに、しかも携帯電話という電波のあまりよくない状況で、
ついでに、私は最近、あまり中国語を話していないのに、
中国語にしよう、とみずから言ってしまうほどの日本語だったわけだ。
まあ、中国人なので、中国語に切り替えたとたん、言いにくいこともはっきり言ってくれる。
「最近は、日本が不況なので、
中国に留学した後、そのまま卒業して就職してしまう日本人が多く、
そういう人にはたくさん仕事があるのだけれど、
あなたのような年齢の人で、ただ中国語が話せるというだけでは、
見つけるのはかなり困難です」と。
日本語で書くと、ビックリするくらいストレートだけれど、
中国語で話しているときには、このくらいのほうが、かえって落ち着く。
私も「そうだよね~」と言いつつ、向こうの物価や、お給料の相場の話を聞いた。
というか、「お給料はどのくらいをご希望ですか?」をやたら聞いてくるので、
「普通どのくらいなの?」と逆に聞くと、結局ネットで調べられる知識の羅列になって、
お互いに話に困った。
きっと今日、電話口で話した彼女は、
「日本にいる中国人留学生がそのまま日本企業に就職するには」の相談を専門としてるのだろう。
来月、上海に行く予定、向こうの様子を見て来る、と言ったら、
じゃあ、現地のスタッフを紹介します。こちらには、あまり向こうの情報がないのでと、
急に声が明るくなった。
そうか。彼女も困っていたんだな。
ということで、学んだ。
もう歳なので、これまでの仕事のつながりとか、私の性格とか、
とりあえず、私というものをまったく知らない人と再就職の話をするのは、かなり厳しい。
若ければ、未来に投資するわけだから、まだいろいろと方法があるけれど、
私の場合は即戦力です、と言いたいわけだから、そういうものなのだろう。
初対面の人と、そういう話をするからには、それなりの時間も必要だ。
今日、話をした相手は、カウンセラーなのか、中国で働くこと希望だから中国人ということで、
白羽の矢が立ったかわいそうな人なのかはわからないけれど、
私よりも若いお嬢さんを、あまり困らせてもいけないな。