難しいことはわかりませんが。

いろんなことを食い散らかしてるかもしれません。

最後の伊賀者 / 司馬遼太郎

2024年01月19日 16時09分12秒 | 
9年ぶり4度目の読了。(2024年1月15日~18日)

これも「梟の城」と同じく司馬先生36~37歳くらいのころの作品。
七つの短編集で、三つが忍者、二つが絵師。
服部半蔵の家督を継いだ息子に対し嫌がらせを続ける「最後の伊賀者」なんかは面白かった。
「男女合歓の極致こそ極楽、というのが法義の根本で・・・」という真言宗立川流の話しも興味深かった。
絵師では与謝蕪村の弟子になった呉春の話しなんか面白かったし、もう一つ、蘆雪の話しも前の呉春と被ってて面白い。
私は呉春や蘆雪を知らないが、変換すると出てくるくらいだから有名なのだろう。
最後の「けろり道頓」は道頓堀ができた経緯。

どれも面白かったけど、残しておくほどではないので処分します。


これまでに処分したのは68冊
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1、最後の伊賀者1、

残す作品71冊
果心居士の幻術1、梟の城1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、新選組血風録1


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
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梟の城 / 司馬遼太郎

2024年01月10日 10時31分33秒 | 
9年ぶり4度目の読了。(2024年1月2日~9日)

1958年~1959年に新聞で連載された作品なので、司馬遼太郎35歳。
面白かった、他人に勧めるほどではないが面白かった。
30代でこれほどの作品が書けるとは、ちょっと他の作家とは次元が違うかな。

さて、梟の城。伊賀忍者が秀吉暗殺を企む話し。
主人公の葛籠重蔵にライバルに風間五平、その婚約者の木さる、重蔵と通ずる甲賀の小萩、重蔵の郎党黒阿弥、重蔵に立ちはだかる甲賀の摩利洞玄、主な登場人物はこんな感じ。

意外と話が破綻しているような箇所があったり、無駄だなって思う個所があったり、それはないだろうって箇所があったり、そういった個人的に分析できる、まだ若い司馬作品だった。

結末がなかなか味があって良い。この結末だけであと2回は読める。
司馬作品では珍しいこと。

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白洲次郎 占領を背負った男 / 北康利

2023年12月28日 20時26分41秒 | 
2009年にNHKで放送されたドラマの原作。
当時ドラマが面白く、原作を図書館で借りて読んだらこちらも面白かったので購入。
前回2014年に読了。今回は9年半ぶり。
9年も経つと感受性が変わったせいかそれほど面白くなかった。なぜか我儘な部分が目立つ。

「占領を背負った男」と勇んだタイトルだが、ページ数でいうとそれほどGHQとの辛みは少ない。
それでも彼がいてくれたおかげでGHQに舐められることが減ったと感謝する。
憲法についてはどちらがいいかわからない。結果的にいまでも当時の憲法を使用しているのだから、彼らの(松本案)が使われずに良かったのかもしれない、なんて思ったりもする。

「葬式無用、戒名不要」という白洲正子が次郎に書かせた遺言がなぜか心に残る。

小説と言うよりも伝記に近い。
著者の白洲次郎への憧れと言うか愛が爆発した本でした。


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読書 2023年 総評

2023年12月24日 11時39分45秒 | 
今日(12/24)の読売新聞朝刊、
24~25面に「本 よみうり堂」といのがあり、そこで読書委員が選ぶ「2023年の3冊」というのがある。

20人の読書委員が60冊、よみうり堂店主が3冊で計63冊載っている。
が、どれもこれも難しそうで全く読む気がしない。
頑張って読んだとしても理解できないだろう。
例えば牧野邦昭氏が選んだ「ガバナンス貨幣論 理論・歴史・制度設計」などがある。
宮部みゆき氏が選んだ「葬送のフリーレン」などはマンガだろうか?比較的一般市民寄りだが、それでも興味ない。

個人的には2023年は39冊の本を読んだ。
ほぼ司馬遼太郎で、彼の本の整理がようやく終わった。


来年は36冊を目標に、再び司馬遼太郎の断捨離、それ以外の本の断捨離を進めていこうと思う。
それと過去に読んで面白かった小説の再読。
あとは新聞などに載ったおススメの作品。


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クライマーズ・ハイ/横山秀夫

2023年12月15日 00時11分08秒 | 
2014年以来9年ぶりの再読です。所有している本です。
何度読んでも素晴らしいと感じました。

いよいよ主人公の悠木よりも年上になってしまいましたので、感じ方にも変化があったようです。具体的にはわかりませんが。

群馬県にある架空の新聞社「北関東新聞」を舞台に、日航機墜落事故の報道のあり方を地方紙vs全国紙や社内の局の熱量などを絡めた大作です。
全権デスクに指名された主人公の悠木が上司や部下との間での奮闘を描いていて、著者が群馬県の上毛新聞に勤めていた際の事故なので、新聞社内でのできごとがよりリアルです。
それだけでなく、新聞のできる前から家庭に配られるまでの流れもわかります。

ドラマ化や映画化もされました。
悠木役は映画の堤真一よりもドラマの佐藤浩市の方がよかった記憶なんですが、このドラマの再放送が一向にないのは残念です。(NHK)

作品の中で悠木は送られてきた原稿の無駄を思いっきり削る場面がありましたが、
映画では原作の無駄な場面を思いっきり削っているので見やすいです。

私はあまり賢くないので、今回で読むのは3度目ですが、ようやく本当の面白さに気付いたような気がします。
死ぬまでにあと2~3回は読むでしょう。また何か新しい気づきが現れるかもしれません。





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赤いダイヤ / 梶山季之

2023年12月02日 04時15分22秒 | 
非常に面白かったと記憶していたので、11年ぶりに再読。
やっぱり面白かった。

主人公の木塚慶太が入水自殺し損ね、森玄一郎と出会うまでは読みづらくなかなか進まない。
木塚が借金取りに怯えながらも都内に舞い戻ったあたりからジェットコースター的に話が進む。
最後はこの世界と別れるのが辛くなるくらい。上下巻だが、中があって欲しいくらいこの世界にハマる。

森の小豆相場でのスリリングな勝負や、その仲間たち、やり方の汚い相手方、
木塚の商才に翻弄される井戸美子。
いろんな角度から話が進むので飽きることがない。
特に絶世の美女、井戸の間抜けぶりはいい箸休めになっている。
こう言っては何だが、お高く留まった美女が落ちてゆく様は見ていて気持ちいい。

ネタバレしないよう書くが、最後の井戸の裏切りに気付かないまま終わる木塚の井戸に対する妄信はこの本の緊張と緩和の緩和であろう。


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鹿男あおによし/万城目学

2023年11月14日 09時42分52秒 | 
「鹿男あおによし」読了

関東某所にある大学の研究室で働いていた28歳の青年が、神経衰弱というレッテルを張られ、体よく奈良の女子高へ追いやられる。
奈良へでは突然鹿に話しかけられ物語はそこから始まる。

地下には大鯰がいて、頭を鹿島大明神がおさえ尻尾を奈良京都大阪でおさえてるって。
その奈良京都大阪は鹿と狐と鼠が鎮めに儀式を60年ごとに行う。なぜかって、緩むから。
こんな荒唐無稽な物語。

ドラマ化されたが、そのドラマが私のドラマ人生で一番のドラマ。
原作とドラマの大きな違い。
主人公の同僚の藤原君が男性から女性(綾瀬はるか)に変わった。これだけでただのファンタジーではなくロマンスも加わったので大成功。この藤原に大きな役目を担わせて奥行が広がったようだ。

原作とドラマ、比べると原作は野暮ったく感じるが、細かい部分のユーモアは癖になる。
排泄と生殖のくだりを鹿が主人公に説くあたりや、松尾芭蕉の句をもってくるあたりはドラマでは省かれたが良かった。
剣道の試合は著者も語るようにドラマ・映像が勝る。
最後のリチャード(児玉清)を追い詰めるあたりや堀田イトとの別れのシーンもドラマが勝った。

ただ、原作がなければドラマは誕生しなかったのが事実だし、原作を愛してくれたスタッフのおかげでより良いものが完成したと思う。


私はこの原作本だけでなくDVDとサントラCDも持っている。
それだけこの作品を気に入っている。
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佐賀のがばいばあちゃん 読了

2023年10月25日 19時53分30秒 | 
佐賀のがばいばあちゃん 島田洋七

著者が小学から中学卒業するまでの8年間を、
明るい貧乏である祖母と佐賀で暮したときの話し。

2014年以来数回目。
面白くって1日で読み終えられるんだけど、
もうそろそろ処分してもいいかな。


なんせ私の妻が、がばいばあちゃんと同じ年になっていた!


本人にその話をしたら、固まっていた。
もう一つ驚いたのが、関連本が山のように出ている。島田洋七さんの商魂たるや。



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司馬遼太郎、読み終わりました。

2023年10月14日 14時16分14秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年1月12日から断捨離してまして、
2023年10月13日にようやく終わりました。
8年9カ月かかりました。

所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていったんですけど、
残ったのは72冊でした。67冊を捨てたことになります。

バカバカしいかもしれませんが、残った72冊を来年から読み直し、断捨離していきます。
そうは言っても最初に読んだ本は8年9カ月前ですから。

139冊8年9カ月かかりましたが、
72冊を読み終えるにはどれほどの月日を要するのでしょう。
楽しみです。




これまでに処分したのは67冊
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1

残す作品72冊
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、新選組血風録1


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
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新選組血風録 司馬遼太郎

2023年10月13日 20時30分45秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年から断捨離してます。
所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていくことにしました。

今回読んだのは「新選組血風録」、これは残します。
2010年に読んで以来です13年ぶりです。

15編からなる新選組にまつわる短編集です。
面白い作品が多かったですし、貴重な話しも多かったと思います。
逆にどうでもいい話も多かったです。
主要人物にまつわる話や、刀にまつわる話が幾つか出てきましたが、やはりその辺は面白いですね。
捨てるか悩んだんですが、「燃えよ剣」とセットで持っておくのもいいかなと残すことにしました。



これまでに処分したのは67冊
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1

残す作品72冊
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、新選組血風録1


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
コメント

人斬り以蔵 司馬遼太郎

2023年10月02日 11時06分48秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年から断捨離してます。
所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていくことにしました。

今回読んだのは「人斬り以蔵」、これは捨てます。
2010年に読んで以来です13年ぶりです。

8編からなる短編集です。
面白い作品が多かったですが、重要な作品ではなかったように思います。
そして内2編(鬼謀の人と人斬り以蔵)は前回読んだ「王城の護衛者」にも入ってた作品です。

戦国時代から古田織部、塙団右衛門、後藤又兵衛、
幕末から所郁太郎(メッタ切りにされた井上聞多を治した男)、某2藩のはなし。



これまでに処分したのは
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1

残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
コメント

王城の護衛者 司馬遼太郎

2023年09月26日 12時42分40秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年から断捨離してます。
所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていくことにしました。

今回読んだのは「王城の護衛者」、これは残します。
2010年に読んで以来です13年ぶりです。

5編からなる短編集です。
1,王城の護衛者
2,加茂の水
3,鬼謀の人
4,英雄児
5,人斬り以蔵

1は会津藩主、松平容保の話し。
2は岩倉具視と錦旗を作った玉松操の話し。
3は長州藩士、大村益次郎の話し。
4は長岡藩士、河井継之助の話し。
5は土佐藩士、岡田以蔵の話し。

幕末を視点を変えてみると、どの藩もどの士も信念に突き動かされていることを実感する。
ただ、大村益次郎は「花神」、河井継之助は「峠」、岡田以蔵は「竜馬がゆく」で十分かもしれないし、書ききれなかった逸話をここに載せてるのかもしれないし。






これまでに処分したのは
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6

残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
コメント

竜馬がゆく 司馬遼太郎

2023年09月16日 13時30分53秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年から断捨離してます。
所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていくことにしました。

今回読んだのは「竜馬がゆく」、これは残します。
2010年に読んで以来です13年ぶりです。

もっている本がボロボロだったから捨てるつもりで読んだのだけど、やはり最高の作品でした。
この読後感はどう書き表せばいいか、まだ興奮している。

今回は竜馬に対し、末っ子の甘えん坊的なわがままに嫌悪する場面がいくつもあった。
が、彼が成した偉業の数々は私の嫌悪感などふっ飛ばされる。甘えん坊ならではの自由な発想が彼をそうさせたのだろうと、末っ子嫌いの私が末っ子を認めてしまいそうだ。
全8巻もあるのに、もう一度最初から読み始めたい。
途中、どうしても通らなければならない他藩の動きや竜馬以外の人物、長々と書かれているが、逆にこの作品の功績は、この作品を読むと幕末の流れが一挙にわかるということ。この作品から気になった藩や人物を深堀していけばより面白く感じるだろう。
私が今回気になったのは西郷隆盛と後藤象二郎。


この作品の最後に司馬さんはこう書いていて締めくくっている。
「天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、
その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。」





これまでに処分したのは
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6

残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
コメント

燃えよ剣 司馬遼太郎

2023年06月12日 08時37分21秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年から断捨離してます。
所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていくことにしました。

今回読んだのは「燃えよ剣」、これは残します。
2010年に読んで以来です13年ぶりです。

もっている本はボロボロだし、それほど新選組って好きじゃないし、捨てるつもりで読んだんだけど、これがやっぱり面白かった。
上下2冊でまとまってたのも良かった。

誰かが司馬さんは女性が書けないって言ってたけど、確かに土方歳三とお雪のくだりは司馬さんの文章か?ってほど酷かったな。
それと土方歳三ってほかで見るともっと陰険なのに、司馬さんのだと意外とサバサバしていて好感度悪くない。ある意味職人気質だし。
女性に人気がある理由がわからなかったが、13年ぶりに読んでようやく納得できました。


これまでに処分したのは
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6

残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
コメント

峠 司馬遼太郎

2023年04月03日 11時42分56秒 | 
お世話になった司馬遼太郎の本を2015年から断捨離してます。
所有している139冊ある本を全部読んで、面白くないものは捨てていくことにしました。

今回読んだのは「峠」、これは残します。
2010年夏に読んで以来です13年ぶりです。13年も経つと人のモノの見方とはこうも変わるのかと教えられた作品です。

13年前はそれこそ長岡藩の河井継之助とはなんて凄い人物なんだ!って単純に司馬先生に乗せられてましたが、今回はそうではありませんでした。
なんて我が強いんだ、という、その我が藩を潰し武士だけでなく農民まで殺し、殺さずも財産を失わせたという事態を招いた、私が農民だったらと考えると批判しか湧きません。実際、河井継之助は自分の方針に背くもの凄い顔で睨みつけ黙らせる、それが通じない場合は蟄居閉門にし武士として殺してしまってます。
ただの駄々っ子にしか映りませんでした。駄々っ子が権力を握り藩をおもちゃにしたような、山田方谷が河井継之助に長岡藩は小さすぎると評しましたが、本当に能力があるのであれば小さい藩でのやりようというのがありそうなものです。

本来なら捨てたいとこですが、3度目に読んだときどう心の変化が起きるか面白いので残してみます。吉原の女郎名鑑に丸やらバツをつけてたくだりは面白かったですし。



これまでに処分したのは
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6

残す作品
果心居士の幻術1、梟の城1、最後の伊賀者1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
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