14年ぶり再読。
14年前は「面白くないなぁ」という感想だったが、
14年ぶりに読むと、意外と楽しめた。
と言うのも、先日読んだ「八月の御所グラウンド」があまりにもつまらなかったので、今まで読んできた万城目学の作品の中で"微妙"だったものと比較したかった。
この微妙だったプリンセス・トヨトミ、良く作りこんでいる。深い。そこまで面白くはないけど、気合いの入れ方が半端ない。大阪国、豊臣の末裔を守るという設定、登場人物の名前、鹿男あをによしに出ていた南場先生の登場、これだけあの手この手を使って直木賞が獲れない、にもかかわらず小遣い稼ぎと思わせる程度の八月の御所グラウンドが直木賞とはこれ如何に。
とりあえずここまでの万城目学の作品の世界観が好きなので、近々「鴨川ホルモー」と「ホルモー六景」を読みたいと思う。
そういえば鈴木保奈美の「あの本、読みました?」の次回ゲストは万城目学です。
忘れないよう、もう予約録画済です。
彼は面白い作家さんです。
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