12年ぶり再読。
前回、5点中5点だとしたら、今回も3.5点と高得点。
B29搭乗員を処刑した戦争犯罪人の物語。
戦勝国なら勲章に英雄扱いだったろうに、敗戦国のために戦争犯罪人にされ、
逃亡を繰り返さざるを得ない状況に追い込まれた男の話し。
逃亡先では最終的には迷惑がられ何度も居を移す。
ようやく辿り着いた安住の住処では困惑するほどの好意を受ける。
逃げるのに疲れ果て捕まる。
結果的に綻びになったのは、家族愛なんだと泣けてくる。
最後は戦争犠牲者という言葉で締めくくられるのが切ない。
また何度か読みたい作品だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます