スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

怒りん坊の娘に・・・

2011-02-28 09:44:08 | 子供達

我が家の三番目の長女(小1)Sは、とっても怒りん坊。

 

家の中でも突出して気性が激しい。

 

朝、起きるときも、次男より先に起こさないと朝からぷりぷり怒って口もきかない。

 

着ている服が「前後ろ逆だよ」と、教えただけなのに「わかってる!」と、ぷりぷり。

 

「髪の毛とかした?」と聞くと、「いいの!」とぷりぷり。

 

学校から帰ってから、宿題し始めると、

 

「この問題面倒くさい!なんでこんな簡単なことやんなきゃけないの?」と、ぷりぷり。

 

ちょっと分からない問題があって、「お母さん、これどういう事?」

 

と聞くので教えようとすると、「いやあ!そんなこと分かってる!この問題おかしい!」

 

と、全く人の話を聞こうとせず、教えたこちらが怒られる始末。

 

そんなことは日常茶飯事なのですが・・・

 

その都度、

 

「怒ってばっかりいると、幸せに逃げられちゃうよ」

 

「もっと人が嬉しくなるような言葉を口にしようよ」

 

と、言ってはいるのですが、いっこうに変わらない。

 

おばあちゃんなんかは一番の被害者。

 

いつも娘に怒られているので、

 

娘から逃げようとするおばあちゃん。

 

でも、逃げるとさらに怒り出す娘・・・。



昨日も、お菓子を作ろうと、私が台所で準備していると、

 

上機嫌で手伝う!とやってきた娘。

 

「じゃあ、混ぜてもらおうかな。でも、練らないように、

 

底からひっくり返しながら手早くそっと混ぜるんだよ。

 

ちょっとコツがあるからまず見てて。」

 

と言って、ねりねり生地を練り混ぜ始めた娘の手からゴムべらを取ったところで、

 

「出来るのに!もういい!」と言って怒りだし、二階に行ってしまった娘。

 

この子はもうむっ

 

心を落ち着け、お菓子をオーブンに入れて焼き始めたところで、

 

娘の所へ。

 

娘はふてくされて漫画本を読んでいました。

 

「ちょっとおいで。」と娘と向き合い、諭しました。



「怒りながらお料理すると、怒った『気』が入っちゃうんだよ。

 

料理は、食べてくれる人が美味しいって言ってくれる顔を想像しながら、作るものなんだよ。」

 

「食べた相手が、健康で、幸せになるように、想いを込めて作る物なんだよ。」

 

「美味しいお料理を作りたかったら、

 

まず人の話をちゃんと聞くことと、怒らないことが大事なんだよ。」

 

「お兄ちゃんが、『お母さんの料理、本当にうまい。お母さんの子どもで良かった』

 

って言ってくれるでしょ?そう言われれば嬉しいから、

 

今度はどんな美味しい物を食べてもらおうかなって、思うでしょ?」

 

「人を悪く言ってたり、文句ばっかり言ってたり、

 

怒ってばっかりで、人のせいにばっかりしてると、

 

悪~い『気』のもくもくがどんどんお家の中に出来てくるんだよ。

 

そうすれば、お家の中に、他の悪い『気』が集まってくるんだよ。

 

悪口ばっかり言っている人には、悪口ばっかり言うお友達しか集まらないんだよ。

 

反対に、『ありがとう』『こんなことしてくれて嬉しいな』みたいに、

 

人を嬉しくさせるような言葉を話してると、

 

きらきらした光が集まってくるんだよ。

 

お家がきらきらした光でいっぱいになったらいいと思わない?

 

お友達や先生もほめて、嬉しくなるようなこと言って、

 

お友達や先生がきらきらした光で包まれたらいいと思わない?

 

言葉には『言霊』っていって、魂があるんだよ。

 

悪い言葉ばっかり出すような人には、悪い魔王みたいなのがついてきちゃうし、

 

いい言葉を出す人にはいい守護霊様や天使様がついて、守ってくれるんだよ。

 

人が嬉しくなるような言葉を使おうよ。

 

Sの事が大好きだから、Sには幸せになってもらいたい。

 

お母さんは幸せになる方法を知ってるよ。

 

だから、教えてるんだよ・・・。」



等々・・・。

 

長々とお説教というか、諭したというか、

 

泣きながら聞いている娘に話をしました。



ここで話したことが、心のどこかに止まってくれたらいいな。

 

母の想いは伝わったかしら?




夜、寝る前に、玄関の方で何かががたりと、音を立てて落ちた音がして、

 

すかさず私が、「ほら、わるいものが寄って来ちゃったんじゃない?」

 

というと、さすがに娘も怖くなったようで・・・。

 

「でも、霊とかって、本当は怖い物じゃないんだよ。

 

死んだおじいちゃんは、Sのことを守ってくれてるし、

 

仏壇でなむなむするとき、守ってくれてありがとうって言ってたら、

 

いつでも守ってくれるんだよ。

 

おじいちゃんだけじゃなく、守護霊様や、天使様みたいなのも、

 

ちゃんと守ってくれるんだよ。」と、フォローする私。




そして、翌朝・・・。

 

にこにこ「おはよう!」と、起きてきた娘。

 

「おかあさん、いつもお料理頑張ってくれてありがとう」

 

「おばあちゃん。言いたいことがあったら言った方がいいよ。

 

いやなことばっかり考えてためてると、悪い魔王みたいなのがくっついてくるよ。

 

おばあちゃん、ためてそうだからさ。」

 

と、おばあちゃんに話し出した娘。

 

さらに、いつもはいくら言っても仏壇のお水を下げない娘が、

 

自分からすすんで下げてきて、

 

ご飯とお水とお茶をあげました。

 

なんだか、嘘のような変わりよう!アップ

 

怖がらせたつもりはないんだけど、

 

どうも、そっちの話が心にとまったようで・・・。

 

まあ、でも、この変化はとても嬉しいラブラブ

 

今朝は、食卓も和やかに、

 

とてもいい朝でした。



今日もいい日に感謝です!音譜