8月30日 トルコ政府は1936年の布告によって、少数民族の資産を国庫に没収しましたが、このほどこれを正当な所有者に返却するという“歴史的な”法令に調印しました。
先日、エルドアン首相はトルコに住む少数民族の代表たちとイフタル(ラマザン明けの晩餐)をともにしましたが、この決定は晩餐に先だって、首相から発表され、すでに公報にも掲載されました。
先日、エルドアン首相はトルコに住む少数民族の代表たちとイフタル(ラマザン明けの晩餐)をともにしましたが、この決定は晩餐に先だって、首相から発表され、すでに公報にも掲載されました。

イスタンブールのSurp Pirgic アルメニア病院もアルメニア人団体に返却されます。Hurriyet
学校、教会、商店、家屋、ビル、アパート、共同墓地、工場からナイトクラブまでの資産が、アルメニア人、ギリシア人、シリアク人などの団体に返却されます。
しかし、なにぶんにも歳月がたっているので第三者に売却されてしまった資産もあります。その場合は資産の市場価値の金額が支払われるそうです。金額は財務省が決めます。
この新法令は“革命的な”法令と言われ、少数民族団体の弁護士ケズバン・ハテミ氏も、新しい法令は“平等な市民権”への一歩となるだろうと評価していますが、第三者に売却された資産も正当な所有者に返されるべきだと考える人々には、まだじゅうぶんではないようです。
「ヨーロッパ人権裁判所」も少数民族の味方で、トルコは彼らに賠償を支払うべきだという判決を下しています。
これって、確かに“革命的な”法令と思います。でも、なにしろ76年前のことを調査するのですから大変です。市民間でもめごとが起こらないといいですね。
しかし、なにぶんにも歳月がたっているので第三者に売却されてしまった資産もあります。その場合は資産の市場価値の金額が支払われるそうです。金額は財務省が決めます。
この新法令は“革命的な”法令と言われ、少数民族団体の弁護士ケズバン・ハテミ氏も、新しい法令は“平等な市民権”への一歩となるだろうと評価していますが、第三者に売却された資産も正当な所有者に返されるべきだと考える人々には、まだじゅうぶんではないようです。
「ヨーロッパ人権裁判所」も少数民族の味方で、トルコは彼らに賠償を支払うべきだという判決を下しています。
これって、確かに“革命的な”法令と思います。でも、なにしろ76年前のことを調査するのですから大変です。市民間でもめごとが起こらないといいですね。