トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

エルドアン大統領とアリエフ大統領がテクノフェストを訪れた

2023年04月30日 | 国内
4月30日 トルコのエルドアン大統領とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領が、4月29日、イスタンブル・アタテュルク空港で開催された「テクノフェスト2023」を訪れました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、トルコの未来を担う若者の役割の重要性を力説しました。「私はここで、明日の宇宙飛行士、発明家、パイロット、エンジニア、物理学者たちに会いました」とエルドアン大統領は言い、アリエフ大統領は「トルコはわれわれの地域の平和、安定、安全を保証する国です」と言いました。

今年で7回目、トルコでは6回目になるテクノフェストには、テクノロジー・ファンが終結しました。科学技術への意識を高めることによって、科学技術の分野で訓練されたトルコの人材を増やすのを目標としているこのフェスティバルには、さまざまの分野な競合企業が参加しました。

5日間のフェスティバルでは、技術、科学、航空飛行ショウ、授賞式、展示会、サミット、研究会イベントなどのプログラムが行われました。

イスタンブルのフェスティバルは5月1日で終わり、8月30日から9月3日、首都アンカラの第11空軍基地でフェスティバルが行われます。

エルドアン大統領はトルコ初の宇宙飛行士を紹介した
エルドアン大統領は、国際宇宙ステーションに14日間滞在する、トルコ初の宇宙飛行士アルペル・ゲゼラヴジュさんと、彼の代替要員トゥナ・ジハンギル・アタセヴェルさんを紹介しました。

ゲゼラヴジュさんはトルコ空軍司令部のパイロットで、アタセヴェルさんはロケトサン(トルコ主要な武器・防衛企業)の宇宙発射システムで働くエンジニアです。


歴史的正教会が、修復後、公開された

中央アナトリア・ネヴシェヒル県にある、174年昔の「処女マリア教会」が、文化観光省によって綿密な修復が行われ、公開されました。

 Hurriyet

1849年に建てられたこの教会は、1924年まで地域のギリシア正教徒の祈りの場になっていましたが、1950年から1983年は刑務所として使われていました。刑務所として使うために、2階も造られましたが、1983年以後は放置されていました。

40年間の空白の後、教会は文化観光省の修復プロジェクトによって、ツーリストにも公開されるようになりました。

教会の開所式には、文化観光省のナディル・アルパスラン副大臣も出席し、教会の傷んでいた部分は3年間の作業で修復されたと語りました。

「この教会はわが国の重要な文化資産です。残念ながら、1950年以後は誤った使い方をされていましたが、傷つけられた部分には適切な修復が行われました」とアルパスラン副文化相は言いました。この教会は後期オスマン時代の傑作のひとつです。全国の文化的歴史的遺産の保護活動も行われています」

「文化観光省は未来の世代のために、細心の注意を払って文化資産の保護に当たっています」と、アルパスラン文化観光相は言いました。

インジ・セゼル・ベジェル・ネヴシェヒル県知事は、「トルコにはさまざまな宗教、信仰、祈りの場の歴史があります。ネヴシェヒルは何百年も、さまざまな文化を育んできました。ここには先祖から受け継がれた歴史的建造物が多く、観光推進の可能性もあります」と言いました。「トルコはまた、近年流行してきた宗教観光ツアーの目的地にもなっています」


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休日を自然公園で過ごす人が増えた

2023年04月29日 | 国内
4月29日 3日間のラマザン明けの祭に、休日を自然の懐で過ごそうと、130万人の人々が、「自然保護・国立公園局(DKMP)」が管理する自然保護地域を訪れました。

 Hurriyet

農林省の発表によると、DKMPの管理下にある647の自然保護地域に保護活動と投資が行われた結果、人々の自然保護地域への関心が高まってきたそうです。

3日間の休日中、1,333,718人の人々が自然保護地域を訪れました。人々が最も多く訪れたのは、西部ムーラ県の「マルマリス国立公園」で、322,320人が訪れています。

北西部コジャエリ県の「オルマニヤ自然公園」を訪れた人は248,127人、南東部ガジアンテプの「ブルチ自然公園」を訪れた人は123,500人でした。

とくにコロナ・パンデミック後は、世界の人々と同様、トルコ人も自然とアウトドア・ライフを求めています。今年の1月~3月、8,471,066人の人々がDKMPの管理下にある自然保護地域を訪れました。保護地域では、人々は、日帰りでも、長期滞在でも、自然に囲まれて快適に休日を過ごすことができます。


「皇子たちの島々」の交通は女性たちが管理する

イスタンブルの沖合に浮かぶ「皇子たちの島々」では、馬車に代わって電気自動車が使われるようになりましたが、その車は女性ドライバーが運転することになりました。

 Hurriyet

「皇子たちの島々」では交通手段として馬車が使われ、観光客にも人気でしたが、馬の病気が発生して多くの馬が殺され、また、馬の酷使に対する動物愛護家たちの反対もあって、2020年、イスタンブル市は馬車にかわる電気自動車を導入しました。

ビュユクアダ、へイベリアダ、ブルガスアダ、クナリアダの諸島で使われている電気自動車の多くは、女性ドライバーが運転しています。

ヤプラク・ダーさんとヒラル・ゲミジオールさんは、島を訪れる人が増える夏の間、島々の車の管理を行っています。ビュユクアダの公共交通の管理者であるダーさんと、ヘイベリアダの公共交通の管理者のゲミジオールさんは、30台の車両の準備、メンテナンス、修理と、30人のドライバーの調整に責任を負っています。


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トルコ市民がスーダンから帰国しはじめた

2023年04月28日 | 国内
4月28日 スーダンからエチオピア経由で避難した684人のトルコ市民が、イスタンブルに到着しました。

 Hurriyet

スーダン軍とRSF軍の衝突は2週間目に入っています。トルコ市民たちは約24時間の厳しい旅をして、スーダンの首都カルツームからエチオピアのゴンダル市に運ばれ、ゴンダルから空路で、エチオピアの首都アディス・アババに着きました。

189人の市民を乗せてアディス・アババを飛び立った最初の避難機は、4月26日、イスタンブル空港に到着しました。301人を乗せた2番目の飛行機も到着し、スーダンから帰国した市民の数は684人になりました。

スーダンにいるトルコ市民を、エチオピア経由でトルコに避難させる政府の努力はつづいています。空港で記者団に感想を 尋ねられ たトルコ人たちは、異口同音に「めちゃくちゃ怖かった」と答えました。

「避難はとても困難でした。故国に帰れた私たちは幸せです。スーダンは厳しい状態にあります。首都は完全に包囲されています。衝突は猛烈な勢いでつづいています。私たちは自衛のために家にこもっていました」と、25年間暮らしたカルツームから避難してきたアブデュルレザク・シャヒンさんは語りました。

最初の飛行機で避難してきたナジ・アクギュンさんは、スーダンで家具の商売をしていたが、衝突が始まったので、すべてを置いて逃げざるを得なかったと言いました。

「厳しい状況です。すべての国が同時に自国民を避難させようとしています。私たちは最初の便でトルコに帰れましたが、職場は衝突中に略奪されました」と、カルツームで貿易をしていたシュクリュ・タパルさんは言いました。

多くの国々が大使館員や市民たちを、陸路、空路、海路で、スーダンから避難させようと必死になっています。スーダンでは軍とRSFの衝突で、何百人もが死亡し、水、食料、医薬品、燃料が急激に不足しています。


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アンザック(ANZAC)の兵士たちがチャナッカレの曙の式典に列席

2023年04月26日 | 国際
4月27日 チャナッカレの戦い108周年を記念して、ガリポリ半島のアンザック湾で、伝統的な曙の式典が行われ、多くの人々が参列して、戦死したオーストラリアとニュージーランドの兵士たちを哀悼しました。

 Hurriyet

2000人のオーストラリア人とニュージーランド人が、1915年の戦いで命を落とした祖先を記念するために、トルコ北西部のチャナッカレにやってきました。寝袋や毛布にくるまった参加者たちは、式典の会場にセットされた巨大スクリーンに映し出されるドキュメンタリーや映画を見ながら、夜明けを待ちました。

午前5時にプログラムが始まり、オーストラリアのマット・キーオ退役軍人担当相とニュージーランドのアンドリュー・リトル国防相がスピーチしました。その後、トルコ軍を代表して、ミカイル・ギュレチ少佐が、戦死したアンザックの兵士たちの母親に宛てた、近代トルコ建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクの手紙を読みました。

チャナッカレのダウト・ボズタシュ副知事その他の代表たちが花輪を捧げ、1分間の黙祷を行いました。最後に、トルコ、オーストラリア、ニュージーランドの国家が斉唱され、式典は祈りで終わりました。

ANZACとはAustralian and New Zealand Army Corps の頭文字です。


医療ツアーの収益が200億ドルに達するかも

「トルコ医療ツアー協会」のセルヴェト・テルジレル会長によると、適切な対策がとられれば、トルコの医療ツアーによる収益は200億ドルに達するかもしれないということです。

 Hurriyet

昨年、美容整形、植毛、歯科、一般医療サービスによる医療ツアーは、40億ドルの収益を上げたとテルジレル会長は言いました。「2019年の医療ツアーの収益は30億ドルに達しましたが、2020年はコロナ・パンデミックのため、医療ツアーの収益はやや減少しました」

「2023年は快調なスタートを切りましたが、地震のために、1か月間、停滞しました。しかし、3月末には、医療ツアーはまた盛り返してきました。今年は記録的収益を上げることを目標にしています」と、テルジレル会長は言い、「必要な対策をとれば、医療ツアーの収益は200億ドルまで行くかもしれません」と付言しました。

テルジレル会長は、業界内の不当な競争を防ぐために、厳しい審査を提案しています。「医療者でない者が病院で植毛手術をしていますが、当局はこれを止めさせるべきです」

「病院内の部屋を使い、認可された専門家が植毛手術を行うと届け出ていながら、非医療者が手術をしているという例もあります。これは病院と国家双方の信頼を損なうものです」

医学校は、この分野で働く看護師や麻酔士のためのカリキュラムに植毛クラスを設けるべきだと、テルジレル会長は提案しています。

彼はまた、医療ツアーの促進のために、「トルコ・ツアー促進発展局」の支援を要求すべきだと言いました。「植毛手術を行っている施設は2000以上ありますが、その90%は不法ビジネスです。質の悪いサービスが提供されているのです。彼らは安い料金でサービスし、政府が医療サービスから収益を上げることを妨害しているのです」


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「トルコはスーダンからの避難をつづけている」外相

2023年04月25日 | 国際
4月26日 メヴリュト・チャウシュオール外相は、4月24日、総計1380人のトルコ市民と、13か国の外国人110人が、バスでスーダンを出て、避難の途についたと発表しました。

 Hurriyet

「ほぼ1500人の人々がバスでスーダンを出て、640人は隣国エチオピアに到着しました。189人はエチオピアの首都アディス・アババに向かって国境を越えています」とチャウシュオール外相はテレビ・インタビューで語りました。「現在、850人の人々はまだ路上で待機していますが、明日はバスで送られます」

4月23日、トルコはスーダンにいるトルコ国民の帰国作戦を開始しました。スーダンでは国軍と緊急支援部隊(RSF)の衝突がつづいています。

「いたるところで衝突が起こっているため、避難作戦は予定より少し遅れていますが、われわれは刻々、状況を見守っています」とチャウシュオール外相は言いました。外相は4月24日、エチオピアのデメケ・メコンネン外相と電話で話しています。

「スーダンでだれが権力を握ろうとも、トルコはつねにスーダンと良い関係にあります」とチャウシュオール外相は強く言いました。


トルコ、ロシア、イラン、シリアの国防相がモスクワで会談した

トルコ、ロシア、イラン、シリアの国防相が、情報局長とともに、4月25日、モスクワで会談したと、トルコ国防省が発表しました。

 Hurriyet

国防相たちは、シリアにおける安全保障の強化と、トルコ=シリア関係の正常化に関する具体的な対策について話し合いました。シリア領土内のあらゆるテロ組織と過激派グループとの戦いと、シリア難民を彼らの国へ帰らせる活動の強化についても、話し合われました。

出席者全員が、シリアの領土保全を尊重することを確認したと、国防省は付言しました。会合は建設的な雰囲気で行われ、会合の結果、シリアと周辺地域の安定を確保し維持するために、4者会談の継続が重要であることが強調された」と国防省は言っています。

昨年12月、トルコとシリア間の正常化へのプロセスの一環として、トルコ、ロシア、シリアの国防相がモスクワで会談し、シリアにおける対テロ問題が話し合われました。トルコ、シリア、ロシアは、シリアとその周辺の安定を確保するために、3者会談を継続することに合意しました。その後、イランがこのメカニズムに加わりなした。

2023年4月3~4日、ロシア、イラン、シリア、トルコの副外相レベルの4者会談だ、モスクワで行われました。5月初旬には、トルコ、ロシア、イラン、シリアの会談が行われるだろうと、4月10日、メヴリュト・チャウシュオール外相は言いました。


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トルコはスーダンにいる市民の避難作戦を始めた

2023年04月23日 | 国際
4月24日 トルコは4月23日、スーダンにいるトルコ市民の避難作戦を開始しました。スーダン軍と緊急支援部隊(RSF)の紛争が始まってから、市民の安全が懸念されてきました。

 Hurriyet

在スーダン・トルコ大使館は、4月22日、スーダンを出たいトルコ国民を避難させると発表しました。トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相とスーダンのアリ・アルサディク外相が、22日、トルコ市民の避難について話し合いました。

外務省は4月22日の声明で、エルドアン大統領とチャウシュオール外相がスーダンの首脳と、トルコ市民の安全な避難について話し合ったと発表しました。

「われわれは安全を確認した後、4月23日、第3国を経由して陸路でトルコ市民を避難させることを決めた。避難を望んでいる第3国の国民の避難も、われわれの計画に入っている」と声明は言っています。

「非難を希望するわが国の市民には、ソシアルメディアを通じて、大使館の通知が届きます。登録されている市民には直接情報が届きます」と、声明は付言しています。

スーダン軍とRSF隊の紛争は4月15日に勃発しました。2500人余のトルコ市民が、スーダンの首都カルツームで立ち往生しています。トルコ外務省と大使館は、トルコ市民に、屋外に出ないよう、また、必要があればトルコ大使館に連絡するよう促しています。

大きい空港の多くは戦場と化し、首都から移動することは極めて危険な状態にあります。両軍は3日間の休戦の後、戦闘を再開すると言っています。


国産エンジンのヘリコプターが飛行テストを終えた

国産のTS1400ターボシャフト・エンジンを搭載した、トルコ初の国産多機能ヘリコプター「T625ギョクベイ」が、初の飛行テストを成功裏に終えたと、防衛産業庁のイスマイル・デミル代表が発表しました。

 Hurriyet

「これはトルコの防衛産業の重要な出来事です。わが国初の国産ヘリコプター・エンジンTS1400が、初の国産ヘリコプター「ギョクベイ」のテスト飛行に使われました。わがエンジニアたちは、よくやった」と、デミル氏はソシアルメディアに投稿しました。

認可手続きはいま、進行中ですが、この実用ヘリコプターの大量生産は始まっています。今年、憲兵隊総司令部に3機が配布されるでしょう。SSBとトルコ航空産業(TUSAS)が契約して開発されたギョクベイは、重要貨物、航空救急、捜索・救助、海外輸送などの業務に使われる計画です。

このヘリコプターはまた、厳しい天候や高度に耐えるよう開発されたターボシャフト・エンジンを使用することもできます。ヘリコプター内のデジタル・マップ、環境認識、警告システムのソフトウエアによって、パイロットは厳しい条件下でも安全にフライトできます。

総重量は6トン、乗客は12人まで、最高速度は時速300キロのこの多機能ヘリコプターは、外部燃料タンクによって5時間まで滞空でき、最高950キロまで飛行できます。


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竜巻が地震被災地パザルジュクを襲った。1人死亡

2023年04月22日 | 国内
4月24日 地震被災地カフラマンマラシュ県パザルジュク地区で、嵐と、つづいて起こった竜巻によって、1人が死亡し、50人が負傷しました。

 Hurriyet

竜巻は地震被災者たちが住んでいたテントやコンテナを吹き飛ばし、いくつかの建物の屋根がテントの上に落ちました。約170張りのテントが竜巻のダメージを受けました。知らせを受けた多くの医療チームと救助チームが現場に急行しました。

ファフレッティン・コジャ保健相は、急な竜巻と豪雨のために、1人が亡くなり、50人が負傷し、その中の8人は重傷だと発表しました。負傷した地震被災者たちは病院に運ばれました。

竜巻の被害者エリフ・チュラハンさんは、2人の娘が重傷を負ったと言いました。「突然テントが飛びはじめて、娘たちを見たら血まみれになっていました。いまも、生きているかどうか、わかりません」

クルクカレ県のビュレント・テクブユクオール知事は「竜巻の後、必要な処置はとられました。地震の被災者たちができるだけ早くテントやコンテナに戻れるよう努めます」と言いました。

「私たち全職員が現場に来ています。170張りくらいのテントがダメージを受けました。急いでテントを修理し、被災者たちがすぐに戻れるようにする計画です。今回の竜巻は、実際、私も見たこともないものでした。強風が大きな自動車をひっくり返し、特製のコンテナを倒し、屋根を数百メートルも飛ばしました。これ以上悪いニュースはないことを願っています」とテクブユクオール知事は言いました。


3宗教のメンバーが「ひとつのテーブル」に集った

今年は36年ぶりに、3つの宗教の祝日とラマザンが同月になったので、ムスリム、キリスト教徒、ユダヤ教徒が、ハタイ県で「ひとつの兄弟のテーブル」に集いました。ハタイは地震の被災地であり、また何百年もの文明と文化を育んだ都市でもあります。

 Hurrriyet

36年ぶりにラマザンとイースターと過ぎ越しの祭が合致したこの特別の月に、3つの宗教のメンバーたちが同日に断食をし、月の終わりを記念して、ハタイでイフタル(断食月中の夕食)をとりました。

政治家、宗教界のリーダー、領事、NGOとメディアの代表らがイフタルに出席しました。「アンタリヤ文明聖歌隊」が、2月6日の地震でなくなった7人のメンバーを記念して、3か国語で聖歌を歌いました。

イフタルの出席者たちは、食事の前に会い、2度の地震で大きなダメージを受けた「アンタキヤ・ユダヤ・シナゴーグ」「ハビブ・イ・ネジャル・モスク」「聖ペトロ教会」「聖パウロ正教会」「アンタキヤ・カトリック教会」「アンタキヤ・プロテスタント教会」「大モスク」を訪れました。

彼らはまた、市内のコンテナやテントで暮らしている地震の被災者たちを見舞いました。ムスタファ・シェントップ国会議長は、イフタルの前のスピーチで、「私たちは悲しみのうちにラマザンを過ごしました」と語りました。

「ハタイのように、モスクと教会とシナゴーグが隣り合て立っているところは、世界にもほとんどありません」とシェントップ議長は言いました。「これはハタイでの人々と生活と宗教のありようを表しています。信仰の自由はトルコ共和国の憲法と法律によって守られています」

「トルコ共和国では、異なる宗教、文化、信仰を持つすべての人々が、自由に、ともに、友愛と平和のうちに暮らすことができます」と、シェントップ議長は言いました。

イフタルを主催したイスタンブル・ベイオール区のハイダル・アリ・ユルドゥス区長は、ハタイで人々は悲しみと、ひとつのテーブルを共有したと語りました。

「第一に、これは団結と共存のテーブルです。私たちはともに傷を癒しています。私たちは同じ日々に、共通の断食と共通の祝日を体験しています」と彼は言いました。「地震は私たちの家と祈りの場を破壊しましたが、私たちの団結は破壊しませんでした。だからこそ、私たちはいま、ここにいるのです」


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地震被災者に「村タイプの家屋」が配布される

2023年04月22日 | 国内
4月22日 ラマザン明けの祭に、「村タイプの家屋」が、南東部のガジアンテプ県ヌルダー地区で地震の被災者たちに配布されます。2月6日の地震後、「村型の家」の生産が始まっています。

Hurriyet

3ベッドルームのこれらの家には、家畜小屋もついています。家々の周辺にはモスク、学校、運動場もつくられます。ガジアンテプ県の地震被災者のために建てられた「村タイプの家屋」はほとんど完成しました。ベルプナル村では、14軒の家の整地や植栽が行われています。

現在、テントとコンテナに住んでいるベルプナル村の35世帯の住民のうちの14世帯が、ラマザン明けに、新築1階建て、127平米の家に移るでしょう。「村タイプの家屋」には庭もあります。

地震でダメージを受けた古い家の入るのを怖がっているバイラム・カヤさんは、「14軒では、村の全住民には足りませんが、家はとても快適そうに見えます」と言いました。

「村タイプの家屋」の建設に関して、ムラト・クルム環境・都市化・気候変動相は、家は地元のスタイルに合わせて設計されたと発表しました。「われわれは被災地域に、建設作業総局と協力して、村の家143,000軒の中の13,400軒の建設を始めました」

建築作業は、土壌調査の結果、適当と思われる場所で始まっています。家屋はその地方のニーズに合わせて、5つの異なるタイプで設計されています。


ムスリムたちはラマザン明けの祭を祈りとご馳走で祝った

金曜日、世界中のムスリムたちは、祈りと喜びの日、イード・アルフィトル(ラマザン明けの祭)を祝いました。

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スーダンでは紛争の勃発という悲劇によって聖なる日が損なわれましたが、他の国々ではよりよい未来への希望を持って祝われました。ラマザンが空けると、ムスリムたちはご馳走を用意し、家族同士訪ね合ってイード・アルフィトルを祝います。

聖日は昔から、新月が見えたときから始まります。新月が見える時は、地理的位置によって異なります。スーダンの首都ハルツームでは、銃撃の断続音が祝祭の朝を告げました。スーダンでは紛争のため、市民たちは、祝祭の1週間前から、家を出ることができず、食料や水にも事欠いています。

エルサレムでは、多くの信心深い人々が、イスラム第3の聖なる社アルアカ・モスクに集まりました。アルアカ・モスクはイスラエル当局との緊張が渦巻く場所であり、また、ユダヤ人の聖地でもあります。

聖日の礼拝の後、ピエロが子供たちを楽しませ、緑、赤、黒、白で、少女の顔にパレスチナ国旗を描いた女性もいました。出席者の中には、イスラエルの国旗を踏みつけ、パレスちゅなの戦闘グループを支援する横断幕を掲げる人々もいました。

アラブ人の首都、ダマスカス、バグダード、ベイルートの街頭は、モスクや墓地に行く人々でにぎわいました。多くのムスリムは、イード・アルフィトルの初日の朝の祈りをすませた後、愛する者の墓に参ります。墓参者たちは花束と、植物のための水と、墓石を清めるためのほうきを持っていきます。


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男の子にはアルパルスラン、女の子にはゼイネップという名が人気

2023年04月20日 | 国内
4月20日 2022年に生まれた男の子に最も人気のあった名前は「アルパルスラン」で、女の子の人気だったのは「ゼイネップ」だったと、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

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TUIKの2022年の 子供調査によると、「アルパルスラン」に次いで多かった名前は、「ユスフ」と「ミラチ」でした。2022年に生まれた8300人以上の男の子が「アルパルスラン」と名づけられました。女の子の名前では、「ゼイネップ」に次いで多かったのは「アセル」と「デフネ」でした。

零歳から17歳の男の子の名で最も多いのは、「ユスフ」「ムスタファ」「メフメト」でした。

教育省の公正教育統計によると、5歳の子供の就学率は、前期の56.9%から81.6%に大きく増加しました。子供たちの中等教育終了率も、62.9%から77.9%にまで増えました。

13歳から17歳のグループを対象に行われた調査では、96.7%の子供が自身について、非常に幸せか,または、まあまあ幸せと思っていると答えました。


「スーダンからわが国民を避難させるために行動をとる」トルコ外相

トルコ政府はスーダンからトルコ国民を避難させるために必要なあらゆる手段をとると、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は言い、トルコはスーダンの武力紛争が長期化するのを懸念していると、くり返しました。スーダンの紛争は激化しています。

 Hurriyet

「神は休戦を望んでおられます。準備は整っています。空域がオープンしたら、私たちはわが国民を祖国に帰らせたい」と、チャウシュオール外相は、4月19日、アンタリヤのマナヴガト地区で語りました。

2000人のトルコ人がハルツーンで行き場を失っています。トルコ外務省は彼らに、屋内にいるよう勧告し、なにか必要な場合はトルコ大使館に連絡するよう言っています。スーダン軍と「緊急支援部隊(RSF)」との紛争は、週末を過ぎてから激化しています。

「両軍とも、私たちの兄弟です。私たちはどちらの味方もできません。両サイドに戦闘を止めるように勧告しています」と、チャウシュオール外相は言いました。「両軍はイードアルフィトル(ラマザン明けの祝祭)の前に、休戦する可能性について発表しました」

「私たちはスーダンにいるわが国民1人1人に電話をしています。休戦が確実になるまで、じっとしていて欲しい。なにか必要なことがあったら、大使館に言ってください」と外相は強調しました。

休戦が確実になれば、空域はオープンされ、避難計画は実行されると、外相は言っています。


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教会の瓦礫の間でイースターの祭典が行われた

2023年04月19日 | 国内
4月19日 2月6日の地震で大きな被害を受けたハタイ県で、イースターの祭典が、教会の瓦礫の間で行われました。

 Hurriyet

宗教的文化的歴史を持つハタイのアンタキヤ地区は、2度の地震で最も激しい被害を受けました。この地区のキリスト教徒住民たちの心のよりどころだったギリシア正教会も、地震で崩壊しました。

聖なる日を教会で祝いたいキリスト教徒住民たちは、廃墟となった教会の瓦礫の間でイースターの祭典を行いました。集まった人々は地震で亡くなった人々のために祈りました。廃墟となった教会の庭に食卓が設けられ、人々はイースターの食事を楽しみました。

サマンダー地区は2月20日の地震の震源地で、街は激しく破壊されました。式典後、瓦礫の間で祝宴を終えたギリシア正教徒たちは、イエスの復活を象徴する彩色された卵を割りました。

地震で家が崩壊したイブラヒム・キュチュクアイさんとその家族は、彼らのテントにイースターのご馳走を用意し、客をもてなしました。「地震で多くの人が死んでいる、イースターは祝うが、ご馳走を食べる気にはならない」と言っている人もいます。


紛争激化のスーダンで2500人のトルコ市民が助けを待っている

スーダンの紛争が激化する中、2500人余のトルコ市民が砲火の危機に曝されています。彼らの中には、2月6日の地震を逃れて、スーダンに移住した人たちもいます。

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スーダン軍と、準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」の戦闘は、諸外国も休戦を仲介していますが結実せず、戦闘は激化しています。スーダンで暴動が始まってから、死者数は少なくとも270人に達していると、国連は言っています。

スーダンの首都ハルツーンの街頭は暴力と血なまぐさい衝突の場となり、市内のトルコ大使館も危機に瀕しています。その中で大使館は、スーダン在住のトルコ市民の安全確保に努め、戦闘中の両サイドを休戦させるために外交努力をつづけています。

ある情報筋は、スーダンで就業しているトルコ市民は2600人いると報じています。これらトルコ市民の大半は、トルコ南部ハタイ県から移住してきた人だそうです。2月6日の大地震後、被災地ハタイから、親族を頼ってスーダンに来た人もいます。

4月18日のスーダンの衝突では、ロケット弾がトルコ人家族の家にヒットし、2歳の赤ちゃんがなくなりました。また、ハルツーンのトルコ文化センター「ユヌス・エムレ・インスティテュート」に2発のロケットがヒットしました。建物は損壊しましたが、さいわい負傷者はいませんでした。

「私たちはハタイの地震を逃れてスーダンに来ました。内戦が始まって、ほんとうに困っています。ロケットが家を襲い、弾丸が飛んできます。家を出るなと言われています。私たちには助けが必要です。トルコ人のための避難用の飛行機が欲しい。どうぞ、助けて・・・」とトルコ市民のディラさんは言いました。

「私たちはスーダンで行き場を失っています。急いで助けが必要です。戦闘機が飛び、家々が焼かれています」と、もう一人のトルコ市民は言いました。

またべつのトルコ市民は「紛争は日々悪化しています。泊まっているホテルは、戦闘が激しい空港に近いから、北へ逃げなければならない」と言いました。


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