トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

世界銀行が地震被災地の中小企業に融資する

2023年06月30日 | 国際
7月1日 世界銀行は新たなプロジェクトとして、トルコ南部の地震で経済的ダメージを受けた中小企業(MSMEs)が閉業を回避し、雇用を維持するのに助力すると発表しました。

 Hurriyet

世界銀行は地震被災11県の、存続可能な中小企業の維持・継続を支援するために、4億5000万ドルの融資をするそうです。

「トルコ中小企業開発機構」は、財務省の保障のもとに、中小企業へのプレッシャーを軽減するためのプロジェクトを実施し、営業を復活させ、徐々に従業員を再雇用して、地震前のレベルまで雇用を復活させるでしょう。

「中小企業は生産、輸出、雇用の面で、トルコ経済に大きく貢献しています。中小企業の地震の被害からの回復を支援することは、サプライ・チェーン(供給連鎖)や雇用の支援によって、広く経済にプラスの効果をもたらすでしょう」と、世界銀行のトルコ・ディレクター、フムベルト・ロペス氏は言いました。

「このプロジェクトは、存続可能な中小企業が、従業員や資材の喪失、需要の減少など地震のダメージによって閉業するのを回避させるのが目的です。世界銀行はこの枠組みに沿って、トルコの存続できる企業を支援し、保護し、貢献できることを喜んでいます」とロペス氏は付言しました。

プロジェクトは適格な中小企業に、運営費として,償還する資金を提供するものです。


2日間で35,000人がカッパドキアを訪れた

犠牲祭の9日間の休暇の最初の2日間に、35,000人のツーリストがカッパドキア地方を訪れ、ホテルは100%満杯になりました。

 Hurriyet

エルドアン大統領が犠牲祭の休暇を9日間にすると発表した後、犠牲祭の休暇の最初の2日間に、内外のツーリスト35,347人がカッパドキア地方の博物館や遺跡を訪れました。

ユネスコの世界文化遺産に登録されているカッパドキア地方では、妖精の煙突と呼ばれる奇岩、地下・地上の古代都市、息をのむような谷と岩の眺め、乗馬、ATVサファリとジープ・サファリ、熱気球ツアーなどが、休暇を楽しむ人々を惹きつけています。

犠牲祭の休暇が9日間になって、ホテルの予約もかなり増えました。ネヴシェヒル県知事室博物館部のデータによると、カッパドキアの博物館の遺跡を訪れた人の数は35,000人を超えました。

カッパドキアで休暇を過ごしている内外のツーリストの中には、生涯に1度はカッパドキアを訪れるべきだと、地方メディアに語る人もいました。カッパドキアの熱気球ツアーは、1時間で100ユーロ(約2844リラ)から。

何十基ものバルーンが、アヴァノス地区のギョレメ町とチャヴシン村の間の離陸エリアから、次々と飛び立ってゆきました。


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震の被災者たちの犠牲祭は愛する者の墓参り

2023年06月30日 | 国内
7月2日 楽しい犠牲祭の休暇とはうらはらに、2月の地震で愛する者を失った人々は、悲しみを胸に墓参りに出かけました。

 Hurriyet

地震で大きな被害を受けたハタイ県でも、今年の犠牲祭は悲しみとともに祝われました。地震被災者たちはコンテナ村で、モスクとして使われているテントで、犠牲祭の祈りを捧げました。わずかに残ったモスクに礼拝に行く人々もいました。

犠牲祭の朝の礼拝は、地震で愛する者を失った人々のために行われました。オーデコロンやキャンディ、ロクムが、モスクを去る人々に配られました。地震の犠牲者が埋葬されているナルルジャ墓地にも、数人の家族たちが墓参りに来ていました。

被災者たちは祈り、すすり泣きながら、愛する者の墓を花で飾っていました。愛する者たちの墓に「ハムベレス」または「ムルト」と呼ばれる苗木を植えている人たちもいました。これは苦しみを和らげると信じられている、この地方の古いしきたりです。

地震被災地ガジアンテプ県ヌルダーウ地区には、コンテナ村に住みつづけている被災者たちも多くいます。人々は墓参りに行って、悲しい犠牲祭休暇を過ごしていました。

地震で家が倒壊したドゥルナ・エレンレルさんは、今年の犠牲祭は悲しい祝日だと言いました。「去年の犠牲祭とはまったく変わってしまいました。親族たちはみな、よそへ行ってしまいました。ここにはだれも残っていません」


高給払っても、羊飼いのなりてがいない

地方メディアによると、トルコ全国の家畜飼育場が直面している最大の問題は、高給を払っても、羊飼いが見つからないことだそうです。

 Hurriyet

羊飼いが見つからないことが、全国の家畜飼育場で最大の問題になっています。家畜のオーナーたちは、トルコ人の羊飼いはもちろん、外国人の羊飼いも見つからないと言い、トルコの家畜飼育はもう終わりかもと懸念しています。

羊飼い募集の広告はオンラインにもたくさん出ています。「バトマン遊牧協会」のメフメト・エミン・チェリキ会長は、地方の高地の羊飼いの月給は40,000リラだが、それでも羊飼いを見つけるのはむずかしいと言いました。

「羊飼いには2種類あります。高原で働く羊飼いと家畜飼育場で働く羊飼いです。高原で働く羊飼いには月給40,000リラ支払われますが、それでも応募者がいません。飼育場で働く場合は、初任給20,000リラです。羊飼いという仕事が正しく理解されていないのでしょう」

カイセリ県にあるファームのために羊飼いを探しているアリ・ユジェさんは、アゴ宿つきでも、羊飼いになりたいという人は見つからないと言っています。

「アンカラ羊・山羊飼育場協会」のハサン・クルンチ会長は、羊飼い問題はここ5年来つづいていると言いました。「この問題は牛や鶏の分野でも起こっています。この状況では、もう国内で羊飼いを見つけることはできません。私たちはもっと高価な肉を買わざるを得なくなりますね」


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「9180人の子供が7581家族によって養育されている」家族省

2023年06月29日 | 国内
6月30日 家族・社会サービス省の最近のデータによると、今年の地震のために、現在、9180人の子供が7581家族によって養育されています。同省の「児童サービス総局」は6月30日の「里親の日」を前に、全国で養育されている子供の数を発表しました。

 Hurriyet

家族・社会サービス省は、2月6日の大地震後、総計9180人の子供が、現在、7581の里親家族によって暖かい家族環境で育てられ、さらに7人の子供も里親に引き取られたと言いました。

同省によると、2022年には、里親に引き取られた子供は515人でしたが、2023年5月には、全国で9180人の子供が里親に育てられています。

里親候補者は、居住する県の家族・社会サービス部か、電子政府ゲートウエイ、電子Devlet に申請します。里親になるためには詳細な調査が基本になっています。里親になるための調査手続きと適性の査定は、県の家族・社会サービス部が行っていますが、手続きに3~6か月かかることもあります。


エルドアン大統領がコーランの焼却を容認したスエーデンを非難

エルドアン大統領は、6月28日、スエーデンでムスリムの聖なる書コーランが燃やされたことを強く非難しました。スエーデンがNATOに加盟するチャンスはさらに遠のきました。

 Hurriyet

「われわれは挑発と脅威の政治には屈しません。われわれはイスラモフォビア(イスラム嫌い)に反対します」と、エルドアン大統領は、公正発展党の党員への、犠牲祭を祝うビデオ・メッセージの中で言いました。

「犯罪を犯す者たち、それを思想の自由に見せかけて容認する者たちは、目標を達成できません」と、エルドアン大統領は付言しました。「異なる言語、宗教、文化の人々を結束させる犠牲祭は、団結の象徴です。犠牲祭は兄弟姉妹がともにテーブルをかこんで、祝祭の喜びを分かち合うときです」

数年前、スエーデンに逃げた37歳のサルワン・モミカは、6月28日、ストックホルム最大のモスクの前で、警察監視の中、コーランの数頁に火をつけて燃やしたた後、コーランを足で踏みつけました。

ストックホルムの警察は言論の自由を守るとして、彼の抗議行動を容認していましたが、その後、彼の「扇動行為」に関して調査を始めました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコは犠牲祭の休暇中

2023年06月29日 | 国内
6月29日 トルコはいま、犠牲祭の休暇中です。ムスリムにとって重要な祝日のひとつ犠牲祭は、メッカ巡礼の終わるときであり、断食月に次ぐ宗教的に重要な祝日です。

 Hurriyet

トルコの市民たちは、昔から、6月28日の朝、集団礼拝のためにモスクに集います。お説教を聞いた後、ムスリムたちは熱く抱擁しあい、祝いの言葉を交わし、贈物を交換し、親戚の家を訪ねます。また、多くの人々は友人や親戚、仕事仲間を招いて、ともに祝日を祝います。

犠牲祭の重要な儀式のひとつとして、人々は羊や牛を屠ります。これは預言者イブラヒムが神への服従を示すために、わが息子を犠牲にしようとしたことに因んでいます。

犠牲にした動物の肉は家族で分け、恵まれない人々にも分け与えます。動物を屠る儀式は、決められた屠殺場か行政が指定した場所で行われます。

宗教儀式より、休日を利用して、サマー・リゾートに出かける人達もいます。トルコ当局は犠牲祭のために、9日間の休暇を定めています。人々がどっと旅行に出かけるので、当然、交通渋滞が起こります。43県への交差点に位置する中央アナトリアのクルクカレでは厳しい交通渋滞が起こりました。

日がたつにつれ、交通状況は悪化し、市内の交差点では車の長い列ができ、事故も起こりました。警察と憲兵隊は車を円滑に流すために、道路沿いの交差点を一時的に閉鎖しました。

政治家たちも祝祭に参加し、祝日を祝うメッセージをシェアしました。エルドアン大統領も国民に祝辞を送り、共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首も、メッセージで愛と寛容と結束を強調しました。


エルドアン大統領が選挙に勝ったギリシア首相に祝辞を贈った

エルドアン大統領が、最近の選挙で勝利したギリシアのキルヤコス・ミツォタキス首相に電話で祝辞を述べました。

 Hurrriyet

大統領府広報局の公式声明によると、エルドアン大統領はギリシアの総選挙でミツォタキス首相の党が勝利したことに触れ、新しい時代がトルコ=ギリシア間の関係に、実りある発展をもたらすことを希望すると語りました。

トルコとギリシアの歴史的に複雑な関係は、領土論争、領海に関する見解の相違、政治的イデオロギーの相違などに起因しています。

何百年も昔から対立している両国は、ここ数年は地中海の利権に関しても緊張関係にありますが、今年2月のトルコの災害によって両国は隣国同士として近しくなりました。ギリシアは2月6日のトルコの大地震後、真っ先に救援隊を送って支援を提供した国のひとつです。ギリシアのニコス・デンディアス外相は、地震後、トルコを訪れています。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「3200万トンの穀物が穀物回廊を通過した」運輸相

2023年06月28日 | 国際
6月28日 3200万トンの穀物が「穀物回廊」を通って運ばれたとアブドゥルカディル・ウラルオール運輸インフラ相が発表しました。「穀物回廊」はロシア・ウクライナ戦争で生じた食糧危機を緩和するために設立されました。

 Hurriye

運ばれた食料は、大麦、小麦、コーン、大豆、小麦ふすま、加工混合食品、ヒマワリの種、ヒマワリ油 かす、ヒマワリ油、エンドウ豆のような13種の穀類と穀類製品などでした。

2022年8月1日から2023年6月20日までに、3200万トンの穀物が運ばれ、366万トンがトルコの港に着いたと、運輸相は言いました。

最大受益国は中国で、766万トンの積荷を受け取っています。スペインとイタリアも、この運輸ネットワークのおかげで食料を得ています。

ウラルオール運輸相は、アフリカ諸国がこの回廊によって大きく救われていることを強調し、398万トンの穀物がアフリカ大陸大陸に運ばれたと言いました。トルコの努力で設立された穀物回廊は、多くの国々を大きう潤しています。

現在、アフリカ諸国へ送られている分は総量の約12%になります。トルコは国連とともに、昨年7月、黒海の輸出協定の仲介役を務め、ウクライナの穀物を安全に海外に出荷するために、ウクライナ危機で悪化した世界の食糧危機への対処に助力してきました。


母親と娘がいっしょに卒業

50歳の女性と、30歳の彼女の娘が、2年前、大学の入試に合格しましたが、最近、2人は在籍していた職業課程プログラムを卒業しました。

 HUrriyet

デニズリ県パムッカレ地区に住む主婦ディレキ・バシュさんと、彼女の娘のギゼム・バシュさんは、パムッカレ大学の広報・広告プログラムの職業課程で学びました。大学に通い、いっしょに勉強したかったディレキさんと娘のギゼムさんは、今年ともに卒業する喜びを獲得しました。

母親のディレキさんは大学に行けなかったことを不満に思ていたと言い、娘といっしょに学んだことはすばらしい体験だったと語りました。

「私たちはケンカしたり、いっしょに学んだりしましたが、2年間、ともに過ごし、ともに卒業できました。娘は2度目の大学卒業です。私には、大学を出た息子もいます」と彼女は話しました。ギゼムさんは母親とクラスメートだったことを誇りに思うと言いました。

「母を誇りに思います。私はとてもハッピーです。私は以前に会計学と税務関係の学科を卒業していますが、母といっしょに再度、入試を受け、同じ学科に入りました。いっしょに卒業できて喜んでいます」とギゼムさんは言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「今年だけで46,000人の不法移民が強制送還された」内務相

2023年06月27日 | 国際
6月27日 今年だけで、トルコに不法入国した46,633人が強制送還されたと、イエルリカヤ内相が発表しました。

 Hurriyet

内相が最近、ソシアルメディアに投稿した声明によると、さらに17,964人の外国人の強制送還手続きがいまもつづいているということです。「われわれの不法移民との戦いは休むことなくつづいています」と、イエルリカヤ内相は書き、内務省はこの問題に取り組んできたと強調しました。

発表された人数は今年1月1日から6月22日までのものです。内相はまた、6月16日から22日の間に、3192人の不法移民がトルコ当局に逮捕されたと言いました。この集団の中の1831人は出身国に送還されました。

トルコは、新しい生活を求めてヨーロッパに渡ろうとする移民たちにとって、主要な中継地になってしまったため、この数年間、不法移民の問題に忙殺されてきました。


農林省が垂直農法の拡大を指導

従来の農法の40倍も生産できる農業法の一種、垂直農法が、現在、農林省の指導の下に、急速に拡大しています。

 Hurriyet

世界的な農地の減少と気象危機への対処として、農林省は、農業の考え方を変える垂直農法の実施の加速をめざしています。LEDライトを使用する垂直農法によれば、トマト、キュウリ、スイカ、ペッパー、ナス、ズッキーニ、メロン、イチゴなどが、地下(アパートの地下室や艇庫)で容易に育てられます。

この農法によれば、水は95%節約でき、作物はどこででも、従来の農法の40倍も収穫できます。「イスタンブル屋内垂直農業センター」は世界で2番目に大きい垂直農業生産センターだと、農林省は言っています。

このテクノロジーはまた、海や宇宙での農業生産の 可能性につながるかもしれません。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「地震被災地の学生のために高校入学枠をひろげる」エルドアン大統領

2023年06月26日 | 国内
6月26日 高校入学試験の結果、地震被災者を含む562人の学生が満点を取りましたが、エルドアン大統領は、高校の各クラスに、地震被災地の学生をさらに2人入学させると発表しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はソシアルメディアの声明で、学生たちの合格を祝いました。大統領はまた、トルコ南部を襲った2月の大地震で被災した学生たちの悲しみを癒すために、新たな制度を実行することにしたと語りました。

「アドゥヤマン県、ハタイ県、カフラマンマラシュ県、マラティヤ県と、ガジアンテプ県のヌルダー地区とイシュラヒエ地区の8年生に在籍する学生たちのために、全国の高校の各クラスの入学者枠をもう2人増やします」と大統領は言いました。

教育省は、6月4日に行われた高校入学試験の結果を発表しました。その結果によると、今年は562人の学生が全質問に正しく答え、500店の満点を獲得しました。

入試には1,030,195人の学生が出席しました。学生たちは7月3日から24日の間に、選択した学校に願書を提出しなければなりません。結果は7月29日に発表されます。


犠牲祭の休暇が始まって交通渋滞も始まった

9日間の犠牲祭の休暇が始まって、休暇を市外で過ごそうという人々が動き出し、とくに人気観光地へ向かう道路では、厳しい交通渋滞が起こっています。

 Hurriyet

犠牲祭は6月28日から始まり、4日間つづきますが、休暇は9日間あります。9日間の休暇をめいっぱい楽しもうという多くの人々は、6月23日の夕方、旅行に出発するため、道路の混雑が始まります。

43県の交差点に位置する中央アナトリアのクルクカレ県では、激しい交通渋滞が起こりました。6月24日の朝に見られた車の流れは、正午に向かってさらに増加し、交差点では車の長い列ができました。交通事故も起こっています。警察と憲兵隊のチームは、車の流れを円滑にするために、道路沿いの一部の交差点を封鎖しました。

ボドゥルムやマルマリスのような人気リゾート地のあるムーラ県には、たった2日間で157,000台の車が入りました。通常は300,000人が訪れるマルマリスには、犠牲祭中は100万人の内外ツーリストが訪れると予想されます。

この48時間で、35,000台以上の車がボドゥルムに入ったと報告されました。警察は麻薬犬を使って車の検査も行っています。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月、輸出が220億ドルまで増加した

2023年06月25日 | 経済
6月25日 トルコ統計局(TUIK)のデータによると、トルコの輸出は、5月、昨年から14.4%増加して、217ドルになりました。

 Hurriyet

輸入は、4月、5%減少しましたが、先月15.5%増加し、342億ドルに達しました。その結果、トルコの対外貿易のギャップは17.6%拡大し、125億ドルになりました。エネルギーと金の輸入を除外すると、外国貿易の赤字は59億ドルになると、TUIKは言っています。輸出入の債務返済率は、昨年5月の64%から、先月の63.4%に減少しました。

TUIKのデータによると、トルコのドイツへの輸出は180億ドルに達しました。先月のトルコからの輸出は、
2番目はアメリカで13億ドル、次がイギリスとイラクで10億ドルです。トップ5の市場輸出額は総輸出額のほぼ29%になります。

輸入のトップはロシアです。トルコのロシアからの輸入は46億ドルに達します。2番目は中国で、43億5000万ドルになります。次はドイツの27億ドル、アラブ首長国連邦の18億ドルです。

消費物資輸入は、5月には昨年の41億ドルから75%まで跳ね上がり、資本財の輸入は前年より51%上がって48億ドルになりました。トルコは中級品の輸入のために253億ドル支払いました。これは2022年の5月から5%の増加です。

2023年の5月までの輸出収益は、昨年の1025億ドルに比して、0.1%ながら増加しました。輸入は8.8%増加し1590億ドルになりました。1月~5月の対外貿易赤字は560億ドルで、昨年から29%増しています。


コロナ重症者の58%はワクチン接種をしていなかった

Covid-19(新型コロナ・ウイルス感染症)のワクチン効果について、トルコで行われた大規模な研究の結果、重症化した人の約58%はワクチン接種をしていなかったと、専門家たちは声を大にしています。

 Hurriyet

新型コロナ・ワクチンの効果を調べるために全国的に行われた調査の結果が発表されました。新型コロナ感染のため集中治療を受けた患者の60%は、平均65歳の男性だったと、調査データは示しています。

この研究を行った集中治療の専門家の1人、ジェンク・クラクル教授は、入院患者の58.5%はワクチン接種を受けておらず、55%はシノヴァク・ワクチンを2度接種、26%はシノヴァク・ワクチンを3度接種し、7%がバイオンテク・ワクチンを2度接種していました。

この研究は、2021年、新型コロナのために集中治療室に入った約3000人の患者を調査したものですが、この研究で、ワクチンを接種していても、いなくても、集中治療室の患者の死亡率は大きく変わらないこと、また、集中治療室に入った患者のほぼ60%が、ワクチンをまったく接種していないか、1度しか接種していないことがわかりました。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犠牲祭には200万人が休暇を取ると予想される

2023年06月23日 | 国内
6月24日 犠牲祭の休暇を前に、旅行社には58万5000件という法外な予約が入り、200万の人々が休暇を取ると予想されます。海浜リゾート地アンタリヤは、犠牲祭の9日間の休暇には、歴史的な盛り上がりを見せるだろうと予想しています。

Hurriyet

「トルコ旅行社協会」(TURSAB)のフィルス・バールカヤ会長によると、犠牲祭には200万のトルコ人が休暇を取ると予想されます。

バールカヤ会長は、海辺で過ごす休暇も、文化的ツアーも、トルコ市民の興味が高まっていると指摘しました。「エーゲ海地方と地中海地方に人気が集中しています。アンタリヤでは、アランヤ、シデ、ベレキ、ケメル、カシュがとくに人気です。エーゲ海地方では、クシャダス、ディディム、ボドゥルム、マルマリス、フェティエが好まれています」

文化的ツアーでは、カッパドキア、北部エーゲ海, 黒海も人気があり、また、イスタンブルから近いサパンジャ、ボル、アバントも休暇を過ごす場所として人気があるそうです。

海外ツアーでは、ビザ不要の国が人気で、バルカンのツアーとギリシアの島々が最も需要が多いと、バールカヤ氏は言っています。

「悪質な業者に関わらないためには、TURSABのメンバーの旅行社からツアーを買うことが、極めて重要です。とくにデジタルのブッキングが普及してから、悪質な事件が増えています」とバールカヤ氏は警告しています。

海外からトルコを訪れる旅行者も増えて、昨日も、2539人の乗客と907人のスタッフを乗せたクルーズ船がボドゥルムに入りました。クレタ島からボドゥルムに来たこの船の乗客のほとんどはドイツ人でした。


「ロシアの平和的解決に助力する用意がある」エルドアン大統領

エルドアン大統領は、6月24日、ロシアのプーチン大統領に電話して、トルコはロシアの武力反乱の「平和的解決」に助力する用意があると伝えたと、トルコ大統領府が言いましった。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、常識をもって行動することの重要性を強調したと、大統領府は声明で言いました。エルドアン大統領は、わが国はロシアで起こっている事件をできるだけ早く平和的に解決するために助力する用意があると語りました。

ロシア政府は、エルドアン大統領との電話会談に関して「ロシア大統領は 武力反乱の試みに関するロシアの状況を伝えた。トルコの大統領は、ロシアがとる対策を全面支援する意志を表明した」と発表しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初の国産AIプロジェクト“Turcoai”が発表された

2023年06月23日 | 国内
6月24日 トルコの企業が初の国産人口頭脳ロボットを発表しました。ロボットはビジネスから保健まで、さまざまな分野で革命を起こすだろうと期待されます。

 Hurriyet

人々の日常生活を技術によって支援し、人々の生活をらくにする人口頭脳ロボットTurcoi は、トルコ社会の感情的アルゴリズムを理解し、トルコ語を使用し、文書と視覚的内容による体験を提供す
る一連の能力を備えています。

Turcoai AI.comの創設者ムハムメド・ユルドゥスさんは、このプロジェクトの基礎は、2022年、アメリカで生まれ、それ以来、広範な開発と改良を重ねてきたと、語りました。有名な、人気の人口頭脳モデルGPT-4に触発されたユルドゥスさんのチームが、Turcoai の基礎をつくりました。

「私たちは、どうすれば人口頭脳の技術を人々の日常生活に結びづけることができるか、考え抜きました。私たちの目標は、人々の生活を容易にし、人々の日常の必要に、素早く、有効に応える基盤を作り出すことでした」とユルドゥスさんは語りました。「AIロボットの使命は、人口頭脳の技術を人類の公益のために役立てることにあります」

AIロボットは、企業や消費者、とくに教育、保健、法、エンタメ、財政などに、大いに役立ちます。「私たちのプロジェクトは、トルコの人口頭脳技術をリードするという大望を抱き、40言語で、多くのクリエーターや消費者の役に立つことを目標にしています」と、ユルドゥスさんは言いました。


ユルマズ副大統領とシムシェク財務相がアラブ首長国連邦を訪問

ジェヴデト・ユルマズ副大統領とメフメト・シムシェク財務相が、アラブ首長国連邦(UAE)を1日訪問訪問しました。

Hurriyet
トルコのユルマズ副大統領(右)とシムシェク財務相


2人は一連の会談を行い、シェイク・モハメド・ビンザイエド・アルナブヤン大統領と会い、両国の協力の機会について話し合ったと、トルコ大統領府広報局が発表しました。両国の代表団も会談を行いました。トルコとアラブ首長国連邦の政府は、UAE=トルコ協力協定を批准しました。

「この協定は両国の長期にわたる友情における協力の新しい時代を示すものである。今後の5年間で、両国のオイル以外の貿易は400億ドルを超えるだろう」とUAEのタニ・ビンアフメド・アルゼコウディ外国貿易相は書いています。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする