藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

質のいい練習

2015年02月16日 | ピアノレッスン
軽やかに苦も無く動くピアニストの指を見ていると、
はやく動けば動くほど良いように思えてきます。
ですからついついがむしゃらに動かす練習に熱中してしまいますが、
そのまま無理を重ねると上達しないばかりか、手を痛めることにもなりかねません。

指の動きは、しっかりコントロールされて適切に動けるということが何より大切なのです。
今弾こうとしているテンポにのって、自分の望んだ音色が出せるタッチで的確に動く。
実はこれって早く動かすだけより、何倍も高度なことです。

適切な動き…、いつ・どのように動かすかということです。
いつ、どの瞬間かを決定するのはリズム感のなせる業だし、
動きはバランスよく鍛えられた筋肉や研ぎ澄まされた指先の感覚神経や脳の運動回路の問題。
こう考えると、がむしゃらに頑張る事とはちょっと違うとお分かりになると思います。

練習時間がどうしても取れないときでも、
冷静なリズム感を鍛えることは出来ます。
電車の中でも、お茶を飲みながらでも、机の上に楽譜を広げたときだって。
ピアノに向かうわずかな時間に、このリズム感にのっとって指を動かす練習をする。

そして、手・腕・肩・上半身の動きの仕組みが分かっていて、
ピアノのを弾く最適な運動をコントロールすることは、
まるでバレリーナが自分の体を知っていて、全身の筋肉をバランスよく鍛えることと似ています。

迷った末に進路は音楽以外の方向に決めました高2Mちゃんは、この先1年は学業との戦いです。
その間に指の動きが悪くならないような練習方法とレッスンペースを相談してくれました。
大人になってピアノを始められたMさんは、子どものようにスイスイと動かない指の動きと格闘中。
合理的でない無理のある動きは上達しないばかりかでなく、手を痛めまることになりかねません。

時間的に融通が利かなくなればなるほど、質のいい練習が大切です。
肉体的に無理が利かなくなればなるほど、やはり質のいい練習が大切です。