藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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あそぼう!

2016年04月15日 | ピアノレッスン
譜読みに苦手意識を持つ時期って、やはりあるようです。
小学2・3年生くらいでしょうか?
じっくり楽譜を見て考えればわかるのでしょうが、その忍耐力がまだあまりない…。
そのせいでピアノの練習が気の重いものになってしまいます。
揚げ句の果てに「ピアノやイヤ!」となっては元も子もありませんし。汗

小3Kちゃん(男の子)のお母様より相談を受けました。
何か譜読みが楽しくなる対策を、と考えたのですが、
今イヤだと感じている以上、Kちゃんにとっては譜読みはイヤなのでしょうね。
そこで、「ねえ、ピアノで遊ぼうよ!」とKちゃんを誘って、
楽譜を読む訓練をするのではなく短い曲を作曲する作戦を決行しました。

まずは簡単なリズム譜を用意して、その中から本人が選んだリズムをもとに、
好きな音を使って曲を作ります。
ピアノでいろいろな音を選び、弾いては手直しし、また弾いて…。
レッスンの時には別に面白くもなさそうに弾いているのに、
ここはドがいいかな?やっぱりレかな?と吟味している表情は生き生きしています。
そして曲らしくまとまったところで、
「良い曲が出来たから忘れないように、楽譜にしてみよう!」と持ちかけると、
大喜びで「そうだね!!」と。

ト音記号とヘ音記号を書いて、小節線を書いて、
いよいよ音符を…なぁんだ、ちゃんと考えてすらすらと書けるじゃないの!
「あれ?音符読むの苦手じゃなかったっけ?」と尋ねると、
「自分で書いたのは平気なの!!」との言葉とニコニコ笑顔が返ってきました。

毎日の練習は、子供にとって決して楽しいものではありません。
まず音符を読まないと…という日々に気が重くなってしまったのでしょう。
けれど音符が悪者なわけじゃない。笑
音符は曲を記録するための、大切な手段です。
でも譜読みに抵抗がなくなるには、やっぱり時間がかかります。

嬉しそうに出来上がった楽譜を持って帰ったKちゃん、
少しは音符に抵抗がなくなってくれているといいのですが。