さて、お正月も2日目。
襟を正して今年の抱負をと思ったのですが、
昨年の歩みなしには考えられないので、
未曽有の2020年の一年を振り返ってみました。
1月・・・まだ新型コロナウィルスは世界の向こうの方での話。
まさか後々振り回されることになるとは露とも思わす、コンチェルト発表会に向けてまっしぐら!
2月・・・コンチェルト発表の仕上げレッスン、オーケストラ合わせなどを進めつつ、
月末に近づくにつれコロナのため大型イベントの中止のニュースが増えつつあることが気がかり。
2月23日
クレエVol.10「コンチェルト広場」開催。
その直後、3月より学校休校が決まって真っ青に。。。
このころ、次回発表会を2020年12月26日にと決めました。当然、コロナはほぼ収まっていると予測して。
3月・・・全国的に学校休校となり、ピアノレッスンは続けるのかお休みにするのか大いに悩みました。
ピアノの先生仲間での情報交換はひっきりなし。
オンラインレッスンと、教室でのレッスンがどちらでもできるよう、大急ぎで機材をそろえました。
4月・・・春なのにお花見に行くことすらはばかられる空気に。
こんな時だから、音楽の楽しさを感じてほしいと、オンラインでできる様々な試みを始めました。
初見でポイントをためよう・聴音に楽しくチャレンジ・動画ワンポイントアドバイスを無制限で・などなど。
5月・・・生徒さんたちが楽しみに頑張っていた夏のコンクールは中止に。
いつも伴奏をさせて頂いているコーラスの活動も、公共施設での音楽講座もコンサートの企画も、軒並み中止に。
音楽でのふれあいを楽しみにしてくださっている多くのみなさまとの機会が失われるのは、本当に辛いことでした。
こんな気持ちの良い季節、屋外なら音楽が楽しめるのではと自宅スタジオにて
ガーデンコンサートを行いました。
6月~8月・・緊急事態宣言は解除されたものの、コロナとの付き合い方はまだまだ手探りです。
生徒さんたちのレッスンは手探り状態、教室でのレッスンやオンラインレッスンや動画レッスンを適宜並行して行いました。
9月・・・秋以降、ピアノコンクールが徐々に復活すると知り、生徒さんたちと嬉しい気持ちで課題曲を選び、レッスンもコンクールを目標に始めました。
発表会へ向けての曲選びも、このころ本格的に。
10月・・・春から
延期になっていたコンサートを感染予防に最大限心を砕いて開催しました。
11月・・・今までは各地域の音楽ホールで行われていたピティナピアノステップ。
その
オンライン開催のアドバイザーを自宅にてさせて頂きました。
12月・・・
第15回発表会を開催。
コロナ感染者数はここへ来てうなぎのぼりに。
そのため集合写真は断念しましたが、この一年の成長を十分に聴かせてくれる演奏ばかりで大感激!
心に寄り添ってくる音楽のありがたさをかみしめ、
それを継続することにこんなにも苦労をする年は今までにありませんでした。
やむにやまれず身に着けたオンラインのスキルや、
おかげで新しく発見した音楽教育へのアプローチ方法の発見。
そしてこんな中でも、より専門的なレッスンの見学や自分の研鑽を続けてこられたことも大きな収穫です。
新しく教室へ通い始めて下さった生徒さん達も、
驚くような成長を見せてくれています。
やはり生活に音楽をと、教室の門をたたいてくださった大人の生徒さんも多数いらっしゃいました。
新しい出会いが、教室へ新たな風を運んできてくれました。
今年こそは、コーラスも復活できますように!
生演奏を安心して聴けるコンサートも増えますように!
今できる最善のことをする。
生徒さんとのコミュニケーションを密にして、ともに成長する。
一つ一つのチャンスとしっかり向き合う。
こんな時だからこそ、今年も一歩一歩を大切に進んでいきたいと思います。