その2の続きの前に。
タイトルを「無用な戦い」としてたけど、ふと「不毛」だよな…と。なんか違和感あったんだよなー。
ただそれだけです。どうでもいいことだけど、タイトル一応変えました。
では、続き。
やりあってる途中で「ビデオに撮ってもらってもいい」と父が何回も言うので、こっそりスマホで録音した。家に帰って夫に聞かせたら、「大変だったね」と。夫も父の傍若無人ぶりは体験済みだが、それでも相当あきれていた。私もあらためて聞いてたら心臓バクバクしてくるし、二度と食って掛かるのはやめようと思った。どんなに言っても通じないし、時間の無駄だ。何か伝えたいことがある時はしらふの時にもっと上手く伝えないと。
それにやりあっている内に「どうせ俺が悪いんだ。みんなで俺を悪者扱いすればいい」とか言い出す(駄々っ子か)。「だからどっちか片方が全部悪いわけじゃないし、悪者とかじゃない。お互い様なんだから」と言っても聞かない。ほんと100か0か、この思考回路どうにかして欲しい。
俺が何をされたか話してやろうか…の内容も結局母の親戚の悪口。(母がお風呂に入っている間に聞かされた)内容はここには書けないが、まぁ同情すべき点は少しはある。でも、何十年前の話だ?それに母の性格とは関係ない。(中にはそれを娘に話す?みたいな内容もあって、墓場まで持っていこうかと思ったけど。夫に話したら、全部が本心じゃないんじゃないかとは言われたけど、それを実の娘に話す神経にあきれる)親戚がそんなだから、母が血や育ちで何もできない、言うことを聞かない人間になったというのは無理があり過ぎるし、まさに人権侵害。
結局自分に原因があるとは1ミリも思っていないらしい。あっ、でも以前「自分が完璧主義だから母がこうなたったんじゃないか」とは言っていたな。でも、それは完璧主義じゃなくてモラハラだから。
結局私が2階に行っても追いかけて来て、あーだこーだ言って。やっとリビングに下りて行ったから風呂に入ろうとしたら、今度はリビングから父が母に説教している声が聞えてきて、またリビングに戻り母を先に風呂に行かせて、また父の相手。さすがに私もへとへとだったんで、それからは特に口答えせず話を聞き、「とにかく何かあったら協力するから」と言うと「特にすることはないけど」みたいなことを言って来る。そこは「その時は頼む」でよくね?
母がお風呂から上がって来てからも二人きりにはさせたくなかったので、父が寝室に行くのを待ってから私はお風呂へ。しばらくすると、また父が母を叱っている声が聞えてくる。「どうしたの?」と聞くと、「寝る時に危ないから、懐中電灯を持てと言ったけどどうのこうの…」と。私も内心「で?」という感じで言葉が出ず。わけわからん。怒鳴ってまで言うことか。父からしたら俺の思いやりを無にしたとか、こいつは何も言うことを聞かんということなんだろう。そして、父は寝室へ。
2階へ上がった母の所へ行って、「ごめんね」「我慢できんかった」と。あーこの会話7年くらい前にもしたわー。その時は父が次女に「バスケをやめろ」だの「勉強を頑張ってない」だの意味不明なこと言い出して、「○○(次女)は頑張ってる」「私が一番そばで見てる」と言ってキレたんだった。私は何を言われてもいいけど、家族のことを言われると我慢できん。
「いずれはお母さんは施設に入った方がいいかもね」と言うと、「そうだね」と。「でもお金がいるからねー」とか話をしていたら、母が「お父さんは最近やっぱりおかしい」と「昔からやん」と私。そして「デイサービスに行ってる時、お父さんは何してるのかなぁ」と言い出す。(父はいつ「迎えに来てくれ」という電話がかかってくるかわからないので、家で待ってるみたいなことは言ってたけど)「(父が女性に)ふられたのかな。それでイライラしてるのかな」って。おーい、結局そこかい。やっぱり変な夫婦だ。
結局父が「離れろと言われる意味がわからない」と言っていたのは、俺は何も悪いことはしていないし、尽くしているのに(毎日午前中はどこかへ連れ出していると言う)。何もできないし言うことを聞かないのは妻なのに、なんで離れろと言われるのかわからない…ということなんだろうか。私にはさっぱりわからん。
まぁ、頭に来ていろいろ言い返しはしたけど、意外と頭の中は冷静だったような。でも、途中から身体的におかしくなりそうというか、心臓バクバク、手は震える、胃がムカムカするような感じ。二人とも寝てしまってからテレビで気分転換しようにも、なんとも気持ち悪い感じが抜けず。興奮して寝付けそうになかったので、とりあえず手帳に思い出せることはメモってみたら、少しはスッキリしたけど。
翌朝は何事もなかったかのように普通。母は覚えていないのかな。その方がいいけど。
帰りの車の中であれこれ思い出すも、あきれるやら情けないやら。そして、なんであんな不毛な戦いを挑んじゃったんだろうという激しい後悔。あー無駄な時間を過ごしちまった。でも、そこに悲しいとか寂しいとかいう感情はなく、涙も一滴も出ない。
ところが、娘達や夫のことを思い出してなんとしても頑張らないとな…と思うと涙あふれる。今の家族があるからなんとか頑張れる。一人だったら、どうなってたかわからんな。
まぁ収穫があったとすれば、私も父や母に似ているところはあるし、欠点だらけの人間だということだ。そして、それを両親や環境のせいにして生きて来たところがあるということだ。それをあらためて気づかせてくれただけでもありがたいと思わなければな。
相変わらず自分に自信がないし、なんでこの年になってもこんなに変われないんだろうと思うことはあるけれど、今からでも遅くはない。ちょっとでも変われればいいなーと思う五十路の春です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます