うつしよの 名誉も土に 還りけり 猫も転がり たれぞしるらん
谷根千で有名な 田端・日暮里地区にお散歩行って来ました。
あのあたりは明治・大正の時代に多くの文学者が住み着いていた場所で有名です。
正岡子規・萩原朔太郎・芥川龍之介などなどね。
今は、かなり住宅地ですね。昔は日暮里の山の上から西を見て、富士山をみた
富士見坂や、日暮里の語源となった 日 暮らし の里(朝日・夕日を眺める名所)
など、やはり詩的な場所だったようです。ま、今は墓場ばっかですが・・。
さて、今 本を読んでます。司馬遼太郎の坂の上の雲です。
2009年に特別大河ドラマで、NHKから放送されるそうです。明治の日本を駆け抜け
た3人の英雄 正岡子規・秋山好古・秋山真之の物語です。3人とも松山出身で
両秋山は兄弟です。正岡子規と秋山真之は幼なじみで同時に東大に入っている。
一応人物解説
・正岡子規・・・まあ名前を知らないやつは勉強しっかりやれ!日本の明治期の
文学者で俳句を復興・ベースボールを日本語に訳し(野球とか)
ホトトギスという雑誌で日本の文学を引っ張った。
代表的な俳句:柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
・秋山好古・・・日本陸軍大将にて、日本騎馬隊の始祖。日本が満州でロシアと
陸戦をし、今でも有名なコサック旅団をうち破った。
政治・軍隊をしっかり分け、後に郷里松山で教鞭をとった。
・秋山真之・・・日本海海戦で、参謀として勝利に導き、名文家としても有名
知謀湧くがごとしと、東郷平八郎にいわしめた。
「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」や「神明はただ平素の鍛錬に
力め戦はずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、
一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばふ。
古人曰く、勝って兜の緒を締めよ」と勝って驕らずの精神を説いた
まあ、んなわけでぶらぶらしながら、ふと、谷中墓地を歩いていると、墓場の上に
猫が悠然と寝ているわけですよ。それを見ながら、へたくそですが、歌を詠んでみ
ようかと^^;
解説なんて立派な物はつけませんので、感じ取ってくれればとおもいます。