子供には、高い階段を上るように、成長する時があります。
今回は高校2年生の男の子S君の、この夏の経験をご紹介します。
S君はバスケット部員です。
高校進学の時も、進学後も、S君の一番の願いは、
バスケが上手くなって、レギュラーメンバーとして活躍することでした。
そして今年の夏の始め、いよいよ3年生が引退し、S君世代が中心となる時がやってきました。
でもレギュラーメンバーが選ばれる時が近づくにつれて、
S君は、足の強い痛みを訴えられるようになりました。
右足のカカトからフクロハギそして膝の辺りまでの痛みを訴えておられましたが、
遠隔させて頂くと、腰の安定に必要な力が入らないことが大きな原因のようでした。
身体全体のバランスも崩れていました。
身体は心の状態を現しています。
S君の身体は、自分に自信を持てないS君の心を素直に現していました。
運動神経にも頭脳的にも、そして向上心にも恵まれているS君ですが、
幼い頃から、自分に対する自信(信頼)を、心に積み重ねることが出来ずに成長されてきました。
これまでも何度か、自信を持つための出来事(チャンス)は起こり、
それを前向きに乗り越えて来られていました。
ただ、S君の身体が教えてくれている通り、今回は高いハードルでした。
S君に伝えられたことは~
足の症状は自分に対する自信のなさの現れだ…
逃げないで続けていく(自分はダメだとは思わない)…
出来ると繰り返し思う…
そして
アファーメーションとイメージトレーニング
も提案されました。
7月末にS君から、一軍に選ばれたという喜びのメールを頂きました。
病院に通いながらのバスケ練習となり、痛みがヒドくて練習に加われないこともあったそうです。
でも、大好きなバスケのレギュラーになりたいという強い意思のもと、
高校2年生の夏を、大きく成長される機会として、乗り越えられました。
何よりも素晴らしいのが、足の痛みを、プレイが上手くできないことや、
練習が思うように出来ないことの、言い訳にされなかったことです。
それどころか、何とか痛みを緩和して、練習に参加していこうとされ続けました。
本当に素晴らしいことだと思います。
そして、大好きな道を持っているS君は、とても幸せだと感じます。
『人生には大切な鉄則がある。
それは、自分を信頼している人ほど、実り豊かな人生を味わうことが出来るということ。
自己信頼~
それを幼い頃に身につけさせてもらった人は、幸いである。
その人は、人生という機会に、自分ができる最高の選択と経験を得る、基盤をもらったようなものだから!
~幸せを開くことを導く存在~』
*ここに紹介させて頂いている個人的な内容は、ご本人に了解を得て掲載しています。