先日、存在が伝えてくれたことで、”大和”に思いを馳せながら、そこに住んでいた日本人のことを思いました。
そして、日本人が持っている繊細で素晴らしい感覚や心を、改めて思いました。
それは、”大和”の時代の日本人から受け継がれてきているものかもしれません
今回はそんな思いをお伝えしたいと思いますが、ただ単に、日本はいいなと再確認した一人の日本人の思いです。
決してそれは、他国より優れているというような、現代に蔓延している、優劣論的な思いではありません。
その点を、どうぞご理解ください
日本人は、繊細に何かを感じる感覚を持っていると思います。
それは色に対する感覚を見ても、繊細に感じ分けているなと驚かされます。
例えば緑色なら、千歳緑・若竹色・常盤色・萌葱色・花緑青・翡翠色‥‥等々、
細かく感じ分けられ、そして名前自体も画一的でなく、ひと色ひと色にピタリと合う名前を付けています。
また、日本人は、その繊細な感覚があるからこそ感じることができる、その場所全体の気の整いを大切にしていると思います。
それは茶室であったり日本庭園であったり、また神社であったり、日本の各地に多く存在しています。
そこにあるのは、格別な気で整られている空間です
空も水も生垣も部屋に飾られた花も掛け軸も庭に置かれた大きな岩も木々も
どれも際立ちながら他を邪魔することなく全体として”調和”している空間です
こんな空間を作れる日本人の感覚は、今更ながらに素晴らしいと思います。
そして、こんな繊細な感覚を持つ日本人だからこそ、目に見えない神々を敬い、畏敬の念を持ち続けられるのだと思います
伊勢神宮や出雲大社の、式年遷宮は、1300年という歴史を持っています。
今、京都で行われている、祇園祭は、約1100年も続けられています。
これは、八坂神社の神々に働いて頂けるよう、7月の一ヶ月を通して、幾つもの神事を行ってくものです。
労力も期間も費用も必要とする神事が、こんなに長きに渡り続けられているというのは、
神様が働いて下さっているからこそと感じられる何かを、多くの日本人が感じてきたからではないでしょうか
私は、他の国のことは、実感として分からない部分が多いです。
他の国には、その国の風土や歴史が育んできた、その国ならではの素晴らしい文化があり心があると思います
私は今、日本という国に誕生し、受け継がれている素晴らしい感覚や心を感じることができて、とても幸せです
そしてこの幸せを感じていると〜
世界の色々な場所で、自分の国を愛し自分を喜び生きている人達と出会えたら
地球に生まれてよかったねと、語り合えそうな気がしてきます
そんな地球になればいいなと、心から思います