雑賀孫市(まごーん)の中の人ブログ

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収集品をネット展示してみる~暁6168部隊前記念写真~

2015年08月03日 13時38分52秒 | 収集品
どーも、まごーんやで。夏休みの人もおるんかな?羨ましいなぁ。
さて、今回紹介するのは陸軍船舶輸送部隊、通称「暁部隊」に関係するもの。

写真は暁6168部隊(陸軍第一船舶輸送部隊)の前で撮影されたもの。
この写真は幾つか、珍しい、というか気になる点があります。
まずは此方。

陸軍部隊なのに陸軍将官はおろか部隊長とおぼしき人が写真に写ってなく、なぜか海軍大将と海軍少将が写っている点です。
この海軍将官は右が野村直邦大将。左が市岡壽少将です。野村大将は海兵35期、海大甲18期優等で東條内閣海軍大臣を5日ほど務めたことで有名?でしょう。
市岡少将は海兵42期、海大甲26期でのちに海軍中将となり、最後の潜水学校長となります。
この二人が同じ職場だったのは海上護衛総司令部の時で野村大将は昭和19年8月2日から海上護衛総司令部長官として補職されてます(専任としては9月15日から)。昭和20年5月1日まで務めました。
市岡少将は昭和19年9月10日に海上護衛総司令部付、17日から参謀副長となっています。こちらも昭和20年5月1日までの補職となってます。
この写真は写真19年9月17日~昭和20年5月1日までに撮影されたものということになります。
あと、市岡少将。堺雅人に似てる気がする(イケメンと言いたいの意)。
次に気になった点はこちら。

左から海軍大佐、陸軍中佐参謀、海軍大尉参謀、海軍軍属ですが。陸軍中佐に注目してください。左胸になにかつけてます。これは上が航空胸章で下が船舶胸章です。航空胸章は航空関係の部隊に所属するもののみが着用して良いものでした。下の船舶胸章は船舶関係の部隊に所属するもののみが着用するものです。
この航空と船舶胸章の組み合わせは初めて見ました。あきつ丸に配属されている陸軍将兵は船舶と航空なので着けれますが、あきつ丸自体特殊な存在なので、併用は特殊な例だと思ってました。
この陸軍参謀の軍職配置が気になるところです。あと一番右の軍属の顔がだるそうです。

こちらは右からおそらく船舶胸章をつけた陸軍中尉と軍属、海軍大佐参謀。陸軍大佐参謀です。この陸軍大佐参謀は野戦飾緒つけてますね。
あと、陸軍部隊の割には全体的に海軍軍属の割合が少し多いです。次に若い子が目立ちますね。幼さが残る人物(とくに2列目)が多い。動員がかなりかけられていたことでしょう。あとは暁6168部隊長が写真にのってないことでしょうか。接待に応じたわけでもないようですし、軍人が少なすぎる気もします。何の訪問だったのか……。
あとこの写真に載っている海軍大佐と海軍大佐参謀、陸軍大佐参謀、陸軍中佐参謀、海軍大尉参謀、陸軍中尉について「この人じゃないか?」という情報があればご一報いただければ幸いです。