アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

これくらい聴かせられれば「合唱はアカペラだ!」岩手県立不来方高等学校

2018年05月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
ほぼ毎年,全日本で高校Aの金賞をもらっている岩手県立不来方高等学校。
年度行事を見れば分かるが,真似しようともできない合唱漬けと見える(進学校では絶対に無理)
実は,まことに羨ましい環境だ(笑)
振りを入れたり打楽器を入れたりと,合唱とはいいながら,独自のスタイルを豊富に持っている。

さて,私は見栄えには全く興味がないので,ザッと観た範囲で良い合唱になっているものをピックアップしてみる。

こおろぎ(Josquin Des Prez=ジョスカン・デ・プレ)岩手県立不来方高等学校

古いスペイン語を,どれくらい歌えているかはわからないが,コオロギのにぎやかさ・音などをテンポ感では表せていない気がするし,あと少し速く歌ってほしかった。
最もいただけないのは,女の子の振りだと思う。
なにぶん「しゃがむとテンポ・ダウン」というのがはっきり見える。
タイム・ラグっていうやつですかね。
良い方では,バスも好きであるが,アルト(テナー・パート)が響いてスバラシイと思った。

↓楽譜付きはこちら
Josquin - El Grillo(こおろぎ)

この演奏は,そこそこ曲をというか曲想を支配していて,歌詞こそ不明だが,楽しさにあふれている。
宗教曲も世俗曲も上手なんだろうな。

Ave Maria(グレゴリオ聖歌)岩手県立不来方高等学校音楽部

こういう五線の譜面があるのか独自の判断か不明だけど,やはり男女オクターヴではなく,同声のいわゆるユニゾンの方が,グレゴリオ聖歌の味になるのかと思う。
純度が高まる,という意味です。
元はバチカンとか,カトリックの教会で歌っていたものですからね。

↓楽譜付き他音源はこちら。
Ave Maria (Antiphon, Simple tone)

上手か?というより「参考まで」な音源です。

楽譜を大きくしたい方は,動画右下の"□"マークをポチッとしていただくと大きくなります。

私の好きな「帰れソレントへ」を再掲

2018年05月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
せっかく書いた日記の動画がリンク切れとなっていたため「帰れソレントへ」を再掲いたします(市原多朗氏のは見当たらず)

その前段記事はこちら。

Luciano Pavarotti. Torna a Surriento. London 1982.

ロンドンでのコンサートでアンコール,という場面,皆さんご存知のイントロが始まり全体が沸く。

独特の味というかリズム感とかに魅了されて聴く,向うでコマネズミのように振っている指揮者がなかなか上手い。
もちろん「女王様のオーケストラ」も。

見かけデップリした体だけど,全身の筋肉が動いていますね。
一度で良いので生で聴いてみたかったです。