6月の試し釣りはカウントせずに、今日が実質今シーズン最初の高原川。
前評判は良くない。
魚が少ないと聞いている。
そんな中、毎年通い慣れたポイントで、「あの筋にヤマメがよく着いている」と、確信を持って流した筋で、32cmの尺上ヤマメが挨拶に顔を出してくれた。
このポイントのヤマメは他のポイントに比べるといつも痩せているのだが、昨年に引き続き今シーズンも痩せている。
高原川のヤマメはもっと立派だったと記憶しているのだが。
結局尺を超えるヤマメはこれだけだった。
ほかはニジマス。
救いは昨年砂利で埋まったポイントが再度掘られて深くなっていたことだ。
また魚が着ける流れになった。
そしてつい先日の大水でかなり流れが変わったところもある。
正直なところ少し面食らった。
魚たちはすぐに落ち着くことはできるのだろうか。
因みに今日はいつもと竿が違う。
物議を醸すことを承知の上で敢えて率直な感想を言うなら、初代エアマスターの正常進化版は、二代目エアマスターではなく今日振っている竿、シマノの「スーパーゲームスペシャル ロング 95-100ZP」の方ではないか、そう思えてくるくらいしっくりくる。
初代エアマスターのようによく曲がる。
はっきり言って柔らかい。
魚の引きに対して柔軟に対応する。
でも、初代エアマスターほど大きなモーメントはない。
振り抜くことが可能だ。
持ち重りも全く無い。
寧ろ、長さを感じさせないため「これで本当に10mあるのか? もっと短いのではないか? 騙されているのではないか?」と不安になるくらいだ。
とにかく非常に扱いやすい。
深場で大物が掛かったとき、穂先が目の前まで降りてくるような感覚に襲われた初代エアマスター。
あのぞくぞくする瞬間を、「スーパーゲームスペシャル ロング 95-100ZP」でも味わえそうなのだ。
この竿、よいと思う。
ただ、似たようなことを前回も書いたが、10.5mに慣れた身体は、10mでも足りないときがある。
人間は贅沢だな。
嘗ては高原全域で10mでやっていたのに。
【当日のタックル】
竿 : シマノ SUPER GAME SPECIAL LONG 95-100ZP
水中糸 : フロロ0.8号
ハリス : フロロ0.6号
鈎 : オーナー スーパーヤマメ8号
餌 : ミミズ
漁種:ヤマメ
体長:32cm