砂丘屋ブログ

鳥取市今町にある居酒屋店主の
日々の泡とか

ラジオ深夜便

2022-12-09 | 日記
真夜中布団に入りラジオのスイッチに
手をかけスピーカーから滴る音楽は石灰岩の
地層しみこむ雨水のごとくで孤独を見守る
おじさまの声は真夜中のホットラインで
病院のベッド、イヤホン姿の誰かに重ねる
未来はそう遠くなく、ダイナミックなシルエットに
満足しつつもやはり足の届かないバイクは不安で
アポを取ってからご来店くだいと冷たくあし
らわれたことをいつまでも根に持ち、やめたたばこの
かわりにおぼえたジャンクなグミがやめられず
汚れたままのワイシャツの袖を隠しながら駅へ向かい
だれかれ構わず焼けた栗をなげつけたい衝動に駆られ
鶴にも亀にも出会わずじまいでこれじゃあ恩返しも
期待できないとなげき母が作ってくれたネギと椎茸の
コロッケがわすれられず8500前の阿蘇山の大噴火を
さも見たかのように語り明けない夜はないからさとか
ほざくしたり顔に心底腹をたて自らサンタになりすまし
使い古しの靴下にそっとプレゼントを入れわすれたふりを
して朝を迎え好物のなめ茸の瓶詰めを強く握りブルース
を噛み締め退屈だらけで水槽の亀をいじめたことを悔み
どこまでもついて来る影法師に脅迫観念をいだきいつまで
たっても変化のないおみやげのマリモは池に返すことを
決意しそれでもうららかな春の日差しを信じてる。

ラジオ深夜便聴きながら、こんな人も聴いてるかも?
の妄想でした。あっ、半分は自分のことか。

今の時間帯はアントニオカルロス特集。
さあラジオ聴きながら寝よっ。







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