津波被害が発生し、なくなった方の火葬処理施設が津波被害にあい、その本格復旧、津波被害への備えがある程度、出来たとの報道です。11年3月末、4月には非常に重要な施設でした。
<名取市斎場が本格復旧 津波に備え避難階段設置>
東日本大震災の津波で全壊し、仮復旧していた宮城県名取市斎場(同市小塚原)の本格的な災害復旧工事が完了した。震災後、仮設で対応していた待合室などが整備され、2月1日から利用が始まる。
復旧工事の対象は、鉄筋一部2階延べ床面積2136平方メートルのうち、1階部分1356平方メートル。火葬炉4基と動物炉1基が復旧し、告別室や収骨室、待合室などが改修され、津波で壊れた外構部分も整備された。
高さ10メートルの屋上へ新たに避難階段を設置し、津波が来た場合に緊急避難できるようにした。復旧工事の総事業費は約6億円。
市斎場は、同市閖上地区の海岸線から約900メートルの場所にあり、一昨年3月の震災時は、高さ約7メートルの津波が建物を直撃した。当日は火葬がなく利用者はおらず、職員ら3人は屋上に逃げて無事だったが、火葬炉や待合室など主要施設が壊滅的被害を受けた。
震災で市内では911人の遺体が見つかった。このため市は、約2週間で火葬炉4基を応急復旧させ、一日20体のペースで犠牲者約450体の火葬を行った。市斎場で対応できない遺体は、仙台市や上山市、東京都で火葬した。
震災1カ月半後、施設内のがれきを撤去し、火葬炉の耐火れんがを張り替え、仮設の待合室を設けて業務を続けてきた。
佐々木一十郎市長は「利用者には大変不便をおかけしたが、ようやく元の姿に戻すことができた。復興への新たな一歩にしたい」と話した。
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<名取市斎場が本格復旧 津波に備え避難階段設置>
東日本大震災の津波で全壊し、仮復旧していた宮城県名取市斎場(同市小塚原)の本格的な災害復旧工事が完了した。震災後、仮設で対応していた待合室などが整備され、2月1日から利用が始まる。
復旧工事の対象は、鉄筋一部2階延べ床面積2136平方メートルのうち、1階部分1356平方メートル。火葬炉4基と動物炉1基が復旧し、告別室や収骨室、待合室などが改修され、津波で壊れた外構部分も整備された。
高さ10メートルの屋上へ新たに避難階段を設置し、津波が来た場合に緊急避難できるようにした。復旧工事の総事業費は約6億円。
市斎場は、同市閖上地区の海岸線から約900メートルの場所にあり、一昨年3月の震災時は、高さ約7メートルの津波が建物を直撃した。当日は火葬がなく利用者はおらず、職員ら3人は屋上に逃げて無事だったが、火葬炉や待合室など主要施設が壊滅的被害を受けた。
震災で市内では911人の遺体が見つかった。このため市は、約2週間で火葬炉4基を応急復旧させ、一日20体のペースで犠牲者約450体の火葬を行った。市斎場で対応できない遺体は、仙台市や上山市、東京都で火葬した。
震災1カ月半後、施設内のがれきを撤去し、火葬炉の耐火れんがを張り替え、仮設の待合室を設けて業務を続けてきた。
佐々木一十郎市長は「利用者には大変不便をおかけしたが、ようやく元の姿に戻すことができた。復興への新たな一歩にしたい」と話した。
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