今日は6月23日。平和を考える日でもある。
1つは、沖縄慰霊の日である。たぶん、沖縄では平和祈念式典が開催されているだろう。摩文仁にある平和祈念公園には「平和の礎」という碑が立っている。ゾーン別になっており、地元沖縄の方は当然のことながら、沖縄戦で犠牲となった、敵の兵士や朝鮮半島から連れられて来た方々も分け隔てなく名前が刻まれている。戦争は、国同士の戦いだが、犠牲となるのは国民だ。そもそも国民=人間同士に敵味方はない。日本人であろうと韓国人であろうと、はたまたアメリカ人であろうと、戦争という悲劇に巻き込まれ、落とした命に軽重はない。沖縄らしい取り組みだと思う。また、今から20年前に「ひめゆり平和祈念資料館」がオープンしている。あの「ひめゆりの塔」近くにある洞窟のそばに建っている。10数年前に現地を訪れたことがあり、一言投稿してきたが、それが後日何巻目かの冊子になり、送って頂いたことがある。
もう1つは、日米安保に関係する日である。今の安保条約は2代目なのだ。1代目は旧安保条約といわれている。今の条約が締結されたのが、1960年の6月。この動きをめぐり起こったのが「60年安保闘争」だ。そして、安保条約には、10年固定期限があり、その後は日米どちらかの国が廃棄を通告すれば1年後に安保条約は失効することになっている。つまり、1970年6月を過ぎれば条約を廃棄することができることになる。これを求めて大学生などが立ち上がったのが、「70年安保闘争」だ。
しかし、当時の自民党は賢かった。70年安保闘争が起こると察知していたので、数年がかりで国民の意識を他に向けた。その「ニンジン」は、「大阪万博」である。万博は1970年の3月から9月の6ヶ月間開催された。しかも大阪である。祭り好きな日本人は、マスコミも含め大阪へ大阪へ目が向いた。月の石などが騒がれて、ディズニーランドに匹敵する長蛇の列ができたものだ。国民の目が大阪に向いて浮かれている間に、東京の国会では、安保条約の自動延長が決められてしまった。
イベントは、純粋な目的だけではない場合もあることを忘れてはいけない。今も、イベントやマスコミ報道を通して、私たちの興味・関心が操られていることもある。2大政党制などは最たるものでもある。ご用心・ご用心・・・
1つは、沖縄慰霊の日である。たぶん、沖縄では平和祈念式典が開催されているだろう。摩文仁にある平和祈念公園には「平和の礎」という碑が立っている。ゾーン別になっており、地元沖縄の方は当然のことながら、沖縄戦で犠牲となった、敵の兵士や朝鮮半島から連れられて来た方々も分け隔てなく名前が刻まれている。戦争は、国同士の戦いだが、犠牲となるのは国民だ。そもそも国民=人間同士に敵味方はない。日本人であろうと韓国人であろうと、はたまたアメリカ人であろうと、戦争という悲劇に巻き込まれ、落とした命に軽重はない。沖縄らしい取り組みだと思う。また、今から20年前に「ひめゆり平和祈念資料館」がオープンしている。あの「ひめゆりの塔」近くにある洞窟のそばに建っている。10数年前に現地を訪れたことがあり、一言投稿してきたが、それが後日何巻目かの冊子になり、送って頂いたことがある。
もう1つは、日米安保に関係する日である。今の安保条約は2代目なのだ。1代目は旧安保条約といわれている。今の条約が締結されたのが、1960年の6月。この動きをめぐり起こったのが「60年安保闘争」だ。そして、安保条約には、10年固定期限があり、その後は日米どちらかの国が廃棄を通告すれば1年後に安保条約は失効することになっている。つまり、1970年6月を過ぎれば条約を廃棄することができることになる。これを求めて大学生などが立ち上がったのが、「70年安保闘争」だ。
しかし、当時の自民党は賢かった。70年安保闘争が起こると察知していたので、数年がかりで国民の意識を他に向けた。その「ニンジン」は、「大阪万博」である。万博は1970年の3月から9月の6ヶ月間開催された。しかも大阪である。祭り好きな日本人は、マスコミも含め大阪へ大阪へ目が向いた。月の石などが騒がれて、ディズニーランドに匹敵する長蛇の列ができたものだ。国民の目が大阪に向いて浮かれている間に、東京の国会では、安保条約の自動延長が決められてしまった。
イベントは、純粋な目的だけではない場合もあることを忘れてはいけない。今も、イベントやマスコミ報道を通して、私たちの興味・関心が操られていることもある。2大政党制などは最たるものでもある。ご用心・ご用心・・・