うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

熾火

2023-12-17 22:15:02 | 釣り
釣り人は自分の釣った魚の話しかしないものです。それは、自慢という事です。
いかに大きな魚をバラシたとしても、そんな話、誰も聞いてくれません。5月13日のサクラマスがそうでした。足下まで来て姿、大きさを確認しながら取り逃すのは辛い経験です。その場に立ち尽くす事しか出来ません。そんな思いが熾火となります。
サクラマスの時は6月8日に大物が釣れ、心は晴れたのですが、10月26日のバラシは、今迄で最も大きく心に残るものでした。
漁港のテトラからジグを投げて底を取った次の瞬間、大きな当たりがありました。直ぐに走り出しドラグを鳴らしました。コントロール出来ません!今迄、体験した事のない大物である事は間違いありません。夢中で何とか近く迄寄せてきたのですが、勢いは止まりません。ネットを用意して浮かせようとしたのですが、手前のテトラに擦られ、姿を見ぬまま一発でラインブレイクとなりました。
悔しい!こうなると、その後は毎回、同じ場所に通う事となります。しかし、あんな大物が掛かる事などありはしません!その後、エソかコウイカが相手をしてくれただけでした。
それでも、前回の釣行で47cmのサゴシを釣る事ができました。昨シーズンは一本も釣って無いのでシーズン初めから幸運に恵まれた事になります。
しかし10月26日のバラシはこんな引きではありませんでした。
おそらく、大きいフクラギかガンド、まさか?未だ一度も釣ってない魚種に妄想は尽きません。
そうは言っても、時間と共に、このまま埋み火になってしまうのかもしれません・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コウイカ

2023-12-01 20:21:14 | 釣り
釣りに行くのは面倒である。これは間違いがない。何かやる為には準備がいる。
投げていればラインが消耗しルアーのフックも甘くなる。日々の釣行に耐えるように道具のメンテナンスは、欠かせない。
道具の次が釣り場の環境。天気は、雨は勿論、風の強さも気になる。そして川なら水量、海なら波の高さも条件になる。
それらの見通しを立てた上で出かけてもポイントに先行者がいれば釣りは出来ない。そうしてやっと岸辺に立っても、わたしの様なルアーマンは、ほとんど釣果を期待出来ません。それどころか根がかりやライントラブル等、心配は尽きない。
最近はそういった事が、億劫になったのか、年のせいか、ポイントに立ち一投した時、釣りの大半は終わったのかと、それだけで満足する事が有ります。更に先週は、車を走らせていると、こうして釣行に行けるだけで楽しいと思いました。まあ、だからと言って釣行をやめることはないのですが・・・
前回の釣行でのこと、漁港のテトラからジグで底を狙っていました。リフトの時重い感覚があり、当たりか根がかりか?とっさには分かりませんでした。しかし、動きは無く重いだけです。根ではなくなんとか引いて来れそうです。やはりゴミかと、がっかりしながら引き上げるとゴミが何とイカでした!これ何イカ?ジグでイカは初めてです。それも後で分かった初魚種のコウイカ全長30cm位。たまにはこんな事もあるので釣りはやめられないのでしょう!しかし当のイカは怒っているのか大量のスミを吐いていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マゴチ

2023-11-28 00:52:03 | 釣り
大きな橋の袂のこの釣り場には、夕方5時を過ぎてから来る様になりました。
ここは整備されていて安全で、根がかりも少ない所です。それだけに人気があり昼間はポイントに入れない事も多いのですが、私の様に暗くなってからであれば人も少なく気楽に投げられます。
しかし、今月は、釣果が芳しくありません。カマスも釣れなくなりました。寒くなると活性が下がるのでしょう。
今日も、当たりがなく、もう帰ろうかと、最初のポイントに戻った時でした。底近くで当たりがありました。強く頭を振り、大物を確信、サゴシかと思い、やり取りをしていると、急に動かなくなりました。今度は重くて巻けません。まさかエイ?しばらくして、少しずつ巻ける様にはなりました。しかし、水面までただ重いだけの時間が長く続きます。やっと暗い水面に白い腹を見せた魚が浮いてきました。大きなマゴチ、ネットを使ってなんとか引き上げました。
暗くて、大きい頭が、オオサンショウウオかと思わせます。ビジュアルとしては相当に引きそうですが、51cmの想定外の大物、仕掛けのサビキが体に絡んでいます。これで途中で動けなくなったのでしょう。
昨年の夏からここでマゴチを狙っていましたが、出来過ぎの最後の一本。
もう二度と、この大きさのマゴチには出会えないでしょう!

PS 釣りのアーカイブを見るとなんと、2011年に39cmのマゴチを釣っていました。その後、庄川の河口で小さいのを釣った記憶があります。どちらにしても稀な魚種です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僥倖

2023-10-16 21:00:22 | 釣り
 川でミノーを投げていると、遠くの水面に波紋がみえる。何か分からないが、とにかくそこに投げてみる。するとすぐに魚の気配を感じる。2投目位で確信に変わり、程なく乗りました。しかしあまり大きくない。何か分からず寄せてびっくり、珍しいブラックバスでした。群れているのでしょう。釣れるのは嬉しいのですが、目指す魚ではない。もう1本バラした後でポイントを変える。
 流れが合流している場所で、遠投して少し手前で直ぐに重い当たり!ブラックバスとは明らかに違う。大きい。これはシーバス?緊張が走る。抵抗は強い、そして素早くキレがいい。これは寄るかなと不安が過ぎる。やり取りをしていると逆に川の幅いっぱいに遊ばれているかもしれないと思う。それでもシーバスを疑っていない。時間をかけ、なんとか手前のテトラの横から寄せたところで正体が判明。クロダイ。それは自己最大の43cm、通算4本目。しかも先月も42.5cmを釣ったばかり、これは僥倖と呼ぶに相応しい。
PS そう言えばシーバスはこんなキレの良い抵抗は見せないはずだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キジハタ

2023-10-05 11:39:36 | 釣り
 いつも通う堤防の端からジグを遠投している。夕方、5時を過ぎた頃、ジグの着底後のリフトで当たりがきた。重い。でもあまり動きが無く、何か引っ掛けたかなと思う。それでもリールを巻いていると首を振る。間違いない。慎重にテンションをかけながら引いてくる。深さもあり距離もある。気配を感じたのか?隣の人がこちらを気にしている。竿のしなりで分かるのでしょう。そして、やっと浮いてきました。
キジハタ、オレンジの斑点が見て取れる。
挙げてみると33cmの太い魚。このキジハタは人が釣るのは何度か見ましたが、自分で釣るのは初めてで、素直に嬉しい。
まだ、いるかもしれないと暗くなるまで投げ続けるも、1本のみ。
 中秋の名月は終わりました。しかしながら、海面近くの大きな赤い月が見送ってくれました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FLEUR

PAYSAGE